[61] 夏季等に標準時と異なる (標準時よりも早い) 時刻を用いるものを、 夏時刻や日光節約時間 (DST) などといいます。
[65] 春過ぎから秋頃にかけて標準時より1時間早い時刻を用いるのが一般的ですが、 時代と地域によって様々な方式が採用されています。
[12] 夏季に時刻を変更する制度や、その夏季の時刻のことを、次のように呼びます。 どの言語でも複数の呼び方があって一定していません。 表記揺れも含めると無数の呼称があります。
[83] いくつかの地域では、戦時の資源節約を理由に導入されたことから、 War Time (戦争時刻) と呼ばれていました。
[74] リゾート施設が商業的理由で採用するものは、リゾートタイムと呼ばれます。
[178] いくつかの地域では提案者の名前で呼ばれていましたが、 次第に記憶が風化し忘れられる傾向にあるようです。
[76] 切り替えの時期には、旧時刻、新時刻のように冬時間と夏時間を呼ぶことがあるようです。
[302] 夏時刻およびそのバリエーションは、 夏季の時刻自体を指すこともあれば、 冬と夏とで時刻を変更する制度を指すこともあり、 また通年夏時刻を指すことや季節性夏時刻と通年夏時刻の総称だったりもします。 (日光節約時間系ではない) 夏時間系の語は、 時計は変更しない夏季営業時間(制度)を指していたり、 「楽しい夏の時間」のような宣伝文句だったり、 本当にただの「夏の時間」というだけの意味だったりもします (日本でも米国でも、その他でもおおむねそのようです)。 どの意味で使われているかは文脈で判断する他ありません。
[25] 米国では日光節約時間と呼ぶのが一般的で、欧州では夏時間と呼ぶのが一般的なようです。 しかし同じ英領 (当時) でも香港では夏時刻と呼びシンガポールでは日光節約時間と呼んでいたり、 台湾では夏令時間と呼んだり日光節約時間と呼んだりを数年ごとに繰り返していたりと、 時代と地域によって呼び方は一定しません。
[82] 中国語では夏令日光節約時間と両方組み合わせて呼ぶこともあるようです。
[13] 日本では、欧米での実施の知らせが届き翻訳された時点から、
daylight saving time 系統と summer time 系統の両方について、
様々な訳語が用いられてきました。
日本で本制度が導入された際の法律は夏時刻法という名称でしたが、
世間一般ではサンマータイムと呼ばれていました。
その制定過程の政府内部文書には、元々日光節約時間と呼んでいたのをわざわざ消して夏時間に改めたもの
>>26 もあり、
意図的に用語が選択されたことがわかります。
[398]
日本の昭和末期の石油危機以来の夏時刻導入運動は、
夏時間またはサマータイムの語を使っていました。
現代日本で最も優勢なのはサマータイムで、
次が夏時間とみられます。
[107] 通年夏時刻や戦時中等の資源節約目的の実施、均時差調整目的の実施のものは、 季節が夏とは限らないため、夏時刻とは呼びづらいので日光節約時刻と呼びたい、 という事情もあるようです。
[27] 「日本語のサマータイムを英語で daylight saving time という」というのは正確な説明とはいえません。 サマータイムが和製英語である >>78, >>93, >>94, >>185, >>423 とするのは完全な誤りです。
[431] 米国ではその可能性が高いだろう。英国ではどうか。
[429] 米国で夏時刻制を summer time と呼ぶのは一般的ではないので、 現地人が知らないのは無理がないこと。米国で通用しなかったから、 英語ではない、和製英語かもしれない、と思ってしまうところまでは、 ままあることでしょう。 その後事実関係を確かめることもせず、 それを論拠に御高説を新聞に寄稿するのは、 とてもいただけません。 それをノーチェックで掲載する新聞社にも、 校閲のようなプロセスは無いのでしょうか。
[106] 日本で夏時刻制が実施されていた1940年代後半には、 これをサンマータイムと呼ぶのが一般的だったようです。
[112] しかし現代日本ではサマータイムと呼ぶのが普通であり、 奇怪な表記に見えます。 (もっとも当時から横文字の「サンマータイム」 は馴染みのない言葉だったようで、さんざん秋刀魚とかけたネタに使われています。) そのため現代人は当時の人を馬鹿にすることもあるようです >>84, >>104 が、自分の知らない時代のことを確証なく嘲笑できる人の知性の方が怪しいものです。
[251] 2018年、 毎日新聞は、 サンマータイムの語源について誤った見解を紹介したことを訂正しました >>221。
[19] 1925年出版の京都府立医科大学の中川教授の欧州訪問記には、既に 「サンマータイム」の表記がみえます >>17。
[108] 夏時刻とは関係ない「summer」という語の音訳については、 1909年の文献に「サンマー」としたものがあります >>109。 この他明治から昭和にかけていくつか用例があるようです。 一方で「サマー」としたものは、 1911年のもの >>111 や1914年のもの >>110 などほぼ同時期から見られますが、数は多くないようです。
[458] 英語の 「daylight saving time」 は、よく 「daylight savings time」 と間違われます。 英語を母語としない人が間違うこともありますが、 むしろ母語とする人の間でも遍く広まっている誤記のようです。
[459] 「s」をつける理由が何ら存在しないので、 誤りとされています。 法令のような極めて形式的な場面で間違っている事例は知られていません。 一般市民の間ではどちらが正しいか即断できないこともあるくらいに普及しているバリエーションです。
[173] 20世紀末に日本で夏時刻導入を企てていた政府系団体の地球環境と夏時間を考える国民会議は、 「サマータイム」 は適切な呼称ではないとし、 公募など集まった次の名称を検討しました。しかし結局「サマータイム」 が適当だとする意見に落ち着いたようです。 >>174
[22] キリスト教圏やアジアなどの季節性時間変更は、 年に2回、 春頃に夏時間に切り替えて、 秋頃に冬時間に切り替えるのが最も一般的です。
[23] 南半球と北半球とでは夏の時期が異なるので注意が必要です。 北半球では冬時間で年をまたぎますが、 南半球では夏時間で年をまたぎます。
[24] イスラム教圏ではラマダンの断食の習慣がありますが、 断食と夏時間は相性が悪いようです。 そこでラマダンには冬時間を採用する地域が多いです。 ラマダンとは純粋太陰暦たるイスラム暦の月で、 その時期 (季節) は毎年変化します。 年によって真夏のこともあれば、真冬のこともあります。
... の2パターン (+ 通年冬時間の計3パターン) があります。
[128] 夏時刻は高緯度地域に向き、 低緯度では効果が薄いと言われています。 しかし実は、 次節の通り通年夏時刻相当の標準時を採用している低緯度の国も少なくありません。
[55] それだけでなく、フィリピン、ボルネオ、グアムといった低緯度地域では、
均時差の補正目的の夏時刻が実施される例があります。
四季の明確な温帯の季節感とは違った時期に実施されます。
[273] 稀に、夏と真夏の2段階、年4回の切り替えを行うケースもあります (>>59)。
[279] なお標準時改正の影響で、 奇数回しか切り替えが発生しない年もあります。
[80] 戦時下や石油危機等で資源節約のために実施する場合は、季節とは無関係に、 しかも予め終了時期を決定せずに夏時刻に移行することがあります。
[303] 夏時刻を扱うプログラムは、 こうした珍しいケースも扱える必要があります。 欧米の制度だけを見ていれば単純に思えますが (それでも十分複雑なのですが...)、 全世界を対象にすると途端に難しくなります。
[124] 多くの時代と地域では、 夏時刻への移行や標準時への復帰は、 土曜日と日曜日の間の夜に行われています。 切り替えの時刻は 、/など様々です。
[77] 近年の欧州のほとんどの国と北米のほとんどの州は、 それぞれ、夏時刻の開始と終了のタイミングを揃えています。 (欧州と北米とは異なります。) それ以外の地域や当初の欧米の夏時刻は、 基本的に当該地域の政府の独自の判断で期間が定められており、 国際的な調整はほとんどされていません。
[296] 切り替えの日を揃えている場合でも、 標準時の時差のため切り替えの瞬間までは揃っていないことが多い点には要注意です。 時差と切り替え時刻の大小次第で、 別地域の切り替えの瞬間が他の日に属するケースもあります。
[311] 切替日の決定については法定時刻参照。国によって方式が異なり、 実施直前に決まる地域もあります。
[56] 通年夏時刻、つまり冬時刻を廃止し実質的に標準時をずらす場合もあります。
[228] 夏時刻といえば通年ではない季節性の夏時刻を指すのが一般的ですが、 通年夏時刻を指すことや総称として使うこともあるので、注意が必要です。 通年夏時刻でない夏時刻だけを指す明確な用語は存在しないようですが、 「季節性の夏時刻」とでも言うべきでしょうか。 欧州の夏時刻廃止議論では、通年夏時刻への移行も「廃止」 に含まれるため、「年2回の時刻変更を廃止」のような表現が用いられているようです。
[225] 通年夏時刻採用国として有名なのはロシア連邦、
外蒙古、シンガポールなどですが、
細かく見ていけば国土の西方が通年夏時刻に当たるケースも多々あります。
時間帯の境界付近の地域が30分の通年夏時刻に相当すると表現する場合などもあります。
[227] 恒久的に通年夏時刻を採用している場合と、 戰爭や資源不足を理由に無期限で実施されている場合とがあります。 後者の場合、原因が解消されるか、国民の不満が高まることで、 元の標準時に復帰するのが普通です。
[129] 恒久的に1年中同じ時刻なら、季節性の夏時刻のような標準時 (冬時刻) と夏時刻の違いは存在しませんから、単純に通年夏時刻を標準時 (法定時刻) と定めるのが普通です。 しかし歴史的な経緯により複雑になっている事例もあります。
[163] ほとんどの時代と地域で、標準時を1時間 (60分) 進めたものが夏時刻とされています。
[58] マレーシア近辺では20分の夏時刻が実施されたこともありました。
[164] 30分進める場合も若干例あります。
[170] この他にも地理的時間帯の境界付近にある地域が事実上の30分の通年夏時刻と言われる場合があります。
[59] 2時間ずらすダブルサマータイムを実施することもあります。 通年夏時刻1時間 + 季節性夏時刻1時間のソ連パターン、 1時間進めてから更に1時間進める段階制夏時刻パターン、 一挙に2時間進めるパターン (実施例なし) があります。
[180] 大東亜戦争における日本軍は現地時間に関わらず軍用時である中央標準時
を使っていましたが、これは東南アジア地域では実質的に1-3時間の夏時刻の通年実施に当たるものでした。
[100] アイルランドやナミビアでは夏季が標準時とされており、
1時間戻した冬季が冬時間とされています。
[169] 計算機システムなどにおける夏時刻の取扱いにおいて、
元の定義に忠実に夏時刻を標準時として扱い、
冬時刻を-1時間の夏時刻として扱う場合と、
他国と同様に冬時刻を標準時として扱い、
夏時刻を1時間の夏時刻として扱う場合とがありますので、
注意が必要となります。
[271]
ロシア連邦の鉄道ではモスクワ時間が使われていました。
これは地域によってはマイナス数時間の夏時刻に相当するものでした。
[103] 夏時刻の終了を中止し、そのまま通年夏時刻に移行する (標準時を改正して夏時刻と同一になる) といったケースがしばしば見られます。
[102] サモアの標準時の改正のように、夏時刻実施期間中に標準時が改正されることもあります。
[307]
モロッコは西暦2018年に通年夏時刻
を採用しましたが、西暦2019年のラマダンは従前の慣習を継続し元の標準時
を採用しました。
従来これは標準時 + 1時間の夏時刻の - 1 時間の中断による標準時という扱いでしたが、 通年夏時刻化された標準時からの - 1 時間の夏時刻と tzdata は扱っていて、従来と現在とで逆転しています。
[428] 夏時間を廃止して冬時間を通年化する標準時への統一と、 冬時間を廃止して夏時間を通年化する通年夏時刻化があります。
[363] 夏時刻は戦時下の資源節約や灯火管制を目的に実施されたことが少なくありません。 War Time (戦争時刻) などと呼ばれたこともありました。
[312]
2020年前後に各国で夏時刻制度廃止に向けた動きが進んでいます。
[323] 欧州連合で廃止された場合、関係の深い次の国も追随する可能性が高いとみられます: アルバニア、 ボスニアヘルツェゴビナ、 コソボ、 リヒテンシュタイン、 モルドバ、 モンテネグロ、 北マケドニア、 ノルウェイ、 セルビア、 スイス、 ウクライナ
[324] 米州は大国 (米国、 カナダ、 メキシコ) に必ずしも同期していませんが、米国で廃止されれば最終的には追随するかもしれません: バハマ、 バミューダ、 チリ、 キューバ、 ハイチ、 パラグアイ、 サンピエール島・ミクロン島、 タークス・カイコス諸島
[325] 中東: イラン、 イスラエル、 ヨルダン、 レバノン、 パレスチナ、 シリア
[326] 大洋州: オーストラリア、 フィジー、 ニュージーランド、 サモア
[327] 欧州で廃止された場合、残りの実施国は20国程度となり、世界的にかなり少数派となります。
[328] 21世紀に入って欧米人が気づかないうちに北アジア、中央アジア、アフリカでずいぶん廃止が進んでいたみたいですね。
[314] ニュージーランドでは議論があるものの廃止の機運は高まっていません。
[60] 「日光節約」の名の通り、標準時 (平均太陽時) と実際の太陽の動きの関係を調整し、 資源消費を節約する (活動時間を太陽の光の当たる時間とする) ことが狙いとされています。
[66] 多くの地域で、戦争などによる資源不足の対策として導入されている経緯があるようです。 単に経済的である、資源を節約できる、というだけでは反対派を説得させられる材料とならず、 より強い必要性に直面して制度が設けられることが多いのでしょうか。 なお、そのような場合には、冬季も日光節約時間が実施されることが少なくないようです。
[97] 資源節約の必要性として最も多いのは戦争遂行ですが、他に石油危機の影響などの例もあります。 日本の夏時刻推進派のように、環境保護を先導する姿勢を示すために導入するべきなどと主張していることもあります。
[67] 標準時制度が世界的に整備されたのが1900年-1920年頃、 夏時刻が導入されたのが1920年-1950年頃です。 それぞれの土地の真太陽時の生活から、国内標準時の生活へと切り替わりが進み、 時計と太陽とのずれが無視できないことがわかって導入が進んだ、 という面もありそうです。
[81] 実施後の各国の統計や世論調査などでは、 電力削減などに一定の成果が得られたとする一方で、 住民の理解は十分に得られず反対派が多数となる場合が多いようです。 都市部や商人、欧米人は夏時刻制度の導入に賛成する傾向があり、 農村部や現地人は反対する傾向があるようです。 第一次産業従事者にとっては元々時刻ではなく太陽位置が重要で、 夏時刻を導入してもメリットが特になく、 市場や銀行の取引、出稼ぎや兼業など都市生活との関わりでかえって煩雑になるという事情があるようです。
[45] あまり取り上げられるところをみない観点ですが、 あらゆる日時の表記が標準時なのか夏時刻なのか明記しないと後からわからなくなってしまうという問題があります。
[135] 賛成派は1時間の時差のある地域に旅行したようなもので移行後すぐに慣れるといいますが、 日本の夏時刻実施時には、 移行期以外であっても睡眠不足を訴える声が少なくなかったようです。 これが新制度に慣れないためなのか、 日本の気候や社会システムとの相性が悪いのか、 十分に検討されているようにはみえません。
[136] OS が夏時刻に対応しているのだから、 アプリケーションは自動的に対応できると楽観的に考える人もいますが、 実際にはそうではありません。
[332] 時刻がそのまま早まったとすると、 終業から就寝までの時間のうち、 日没後の時間が短くなるので、 その分の照明電力を節約できます。 >>333
[335] 起床時間が早まり、比較的気温の低い時間に活動すれば、 その分の冷房電力を節約できます。 >>333
[266]
戦時下にあっては、
灯火管制で夜間の照明利用が制限されるため、
夕方早い時間に帰宅させるという意味もありました。
[334] 電力消費が減少すれば、 発電に必要な石炭、石油などの消費も削減されます。 発電による温室効果ガスの削減効果もあります。
[223] 近年の研究では、夏時間の資源節約効果はほとんどない (たとえあったとしても 1-2% 以下)、 あるいはかえって資源消費量が増大するとされています。 地理的条件により異なるものの、世界的にそのような結果が得られているようです。 >>222
[336] 日本のように国土が広い場合、日の出、日の入りの時間が大きく異なっていますから、 日照時間と活動時間を合わせることが難しい場合もあり、 期待される節約効果を得られるか疑問があります。
[337] 日本のように高温多湿で日没後も冷房需要が大きい場合、 退勤が早まり企業の冷房が削減できたとしても、 かわりに家庭の冷房が必要となり、 全体として削減効果はほとんどありません。 企業の負担が家庭に転嫁されるとの見方もできます。 >>333
[338] 終業後の経済効果 (>>117) を期待するのであれば、 それに伴う資源消費量の増加も加味する必要があります。
[354] 日本では東日本大震災の資源不足がきっかけで節電が進み、 照明も消費電力が少ないものに移行が進みました。 照明の消費電力すら、 以前の試算ほど節約できないといわれています。
[433]
その節電が進む前の東日本大震災直後の産総研の試算ですら、
夏時刻による節電効果はないことが明かされています。
[434]
日本政府の試算によると、
夏時刻実施によって0.1%のCO2削減効果が期待できるものの、
2016年度の設備更新による削減実績値はその10倍、
つまり夏時刻より負担の少ない政策で容易に実現可能なわずかな効果しか得られません。
[117] 終業後の時間が多く取れるので、余暇に活用でき、 経済効果も期待できるとされています。
[291] 夏時刻のおかげで夕方まだ明るいうちに帰宅でき、 家族団欒につながると言われています。 夕食後にも散歩に出るなどゆっくりできるという活用法もあるようです。
[289] 夕方から夜間に遅くまで野外の活動が増えるということは、 その時間の他の産業には負の影響があるということでもあります。
[290]
昭和のサンマータイムでは、
夕方のラジオ番組の聴取率が低下したと報告されました。
聴取者が外出するようになったためとされています。
[340] 気温が高いので屋内での活動は増えても屋外での活動は減るとの見方もあります。 >>333
[339] 日照時間の異なる夏と冬の比較から、 日照時間が増えることで消費が増えて経済効果があるとは結論付けられない >>333 との指摘もあります。
[364] 米国では経済効果は確認できないとの報告もあります >>1657。
[342] 花火大会など従来の夏のイベントを同じ時刻に実施できない (>>203) ことによる負の影響も予想されます >>333。 ビアガーデンなど夜の営業を前提とした業種も、 そのままでは明るく暑い時間帯になり、 遅らせると深夜営業になってしまいますから、 業態変更レベルでの営業戦略の再検討を迫られます。
[355] 飲食や娯楽などサービス業の従事者はこうしたメリットを享受できず、 勤務時間が延長する可能性もあります。
[356] 仕事で疲れた後に更に余暇の時間を取るかどうかは国民性や個々の事情によります。 健康で活動的な人だけではないかという指摘もあります。
[357] 経済効果は家計負担増加の裏返しでもあります。
[413] 経済効果の裏側で、毎年次の損失や生産性の低下が発生しています。
[351] 活動時間が明るい時間となるため、 交通事故と犯罪は減少するといわれています。 欧米ではそのような統計もあるそうです。
[352] 夕方の余暇活動が活発になるなら、 それに伴う事故率の上昇や、 繁華街での事件増加が予想されます。
[410] 米国 >>409 や英国 >>430 の研究によると、 夏時刻終了後に交通事故が増加する傾向がみられます。 同じ時間帯のつもりでも切替前後で1時間分急に暗くなるため、 慣れない夜道で事故を引き起こしやすくなるようです。
[404] 米国ペンシルバニア州の野生動物保護当局は、 夏時刻終了の頃が鹿の活動の活発化する時期と時間帯に当たり、 通過車両との交通事故が予想されるとして、 警戒を呼びかけました。 >>401, >>402, >>403
Posted 7:20 AM, October 30, 2019, by Bryanna Gallagher, Updated at 07:23AM, October 30, 2019 , https://fox43.com/2019/10/30/pa-game-commission-has-new-deer-warning-for-drivers-ahead-of-daylight-saving-time/
[114]
中華民国重慶国民政府の夏時刻では、
工業化が遅れ資源も不足する同国では夏時刻の活用が戦勝につながると宣伝されました。
[294] 昭和のサンマータイムの頃の日本では、
一分一秒も惜しんで戦災復興につとめなければならないと考える人もいました。
[113] ソウル五輪の前後の大韓民国やシドニー五輪の期間の豪州の一部地域のように、
五輪のテレビ中継の都合を理由に夏時刻が実施される例もありました。
[115] 日本や大韓民国の夏時刻導入を主張する人達は、 先進国で未実施なのは日本のみである、 OECD 加盟国で未実施なのは日本と大韓民国とアイスランドのみである、 といった理由を挙げることがあります。
[260] 欧州や北米では、 実際に隣国が夏時刻を実施していて自国で実施しないと時差が生じて不便、 という事情があって夏時刻を導入したり、 実施時期を揃えたりしています。 密接なつながりを持つ地域が既に夏時刻を実施しているというのは、 夏時刻導入の大きなメリットでしょう。
[116] 反対派は、 アジアでは夏時刻を導入している国は多くないことや、 他の先進国である欧米諸国は日本より高緯度で夏時刻の効果が大きいことを反論としています。
[261] 他国に依存した主張は、 国民性によっては強い誘導となり得ますが、 他国の動向の変化で手のひらを返されるという大きなリスクも背負っています。
[265] 2018年の日本の夏時刻騒動では、
欧州の夏時刻廃止への動きが大きく報道され、
欧米みんなやっている、欧米ではうまくいっているとの主張が崩壊して導入失敗が決定的となりました。
[293] 欧米ではうまくいっているのに日本で出来ないはずがない、 といった賛成意見も見られます。 しかし、 100年の夏時刻の歴史を持ち、情報技術の最先端をいく米国でも、 ミスが許されない医療の現場のシステムが夏時刻を正しく扱えないというトラブルが起きています (>>270)。 欧米では成功しているなどというのは、 ほんの上辺だけしか見ていない人の意見です。 本当に成功しているのなら、未だにどこの国でも反対運動が盛んな理由はどこにあるのでしょう。
[210] 時計の調整は、年にたったの2回で、それほど大きな手間ではない、 というのが推進派の主張です。
[211] 夏時刻実施地域の居住者がこのような感想を述べることもあります。
[212] 夏時刻制度が始まった20世紀初め頃は、時計の精度は高くなく、 毎日時報に合わせて調整するのが普通でした。 であるならば、夏時刻の開始や終了で時報を改めれば、 日課の時計調整で住民に新時刻が伝わるのですから、 それほど大きな手間ではないというのは一理ありました。
[213]
しかし、時計の精度向上でこうした手動調整の習慣がなくなり、
時計の普及とあらゆる電子機器への組み込みが進んだ現代、
時計の調整は大変な作業です。
自動調整される機器もありますが、逆に自動調整故に新規の夏時刻実施の障害となったりしています。
[358] 1分1秒の正確性を競う日本人は急ぎすぎ、 少しくらいずれていても許容できるゆとりを持つべき云々などと主張する人もいます。 しかし時刻は遍く行き渡っているもので、 そのような情緒的な問題で済まされる場合と、 そうでない場合があります。
[359] そうした話題で決まって取り上げられるのが日本の鉄道の運行時刻の正確さですが、 鉄道システムの時計が異常となると、 1時間ずれて遅刻しちゃいました、 と笑い話で済むはずもなく、 衝突、脱線のような大事故に繋がりかねません。
[216] 自動調整により手間がかからない、ほとんど何もしていない、という人に対し、 そうした環境の実現のためにどれだけの労力がかけられているのか考えるべきとの非難もあります。 なるほど、自動調整機能付きアナログ時計や夏時刻情報入り報時信号受信機能付きの電子機器など、 欧米では一般家庭用製品にも一々夏時刻対応機能が組み込まれており、 報時機構などの社会システムが構築・維持されているからこそ、 一般市民は大きな負担を感じず夏時刻の移行を完了できています。
[215] 夏時刻実施地域の居住者でも、調整が面倒だという人もいます。
[267] 実際のところ欧米でも変更直後に街中の時計が旧時刻だったという事例は多々あるようです。 大きな手間ではないと言っても、実現できていないのなら説得力に欠けます。
[254]
夏時刻制度が導入されて数十年が経過している米国を本拠とする世界有数の計算機メーカー
Apple の製品は、毎年のように夏時刻絡みの不具合が報告されています。
2018年にもトラブルが報告されました。
同じく大手である Microsoft の製品でも
2018年にトラブルが報告されました。
[270]
2018年の報告によると、
米国でよく使われている医療システムは夏時刻を正しく扱えず閏時のデータが失われ得る問題があり、
未だに修正されていません。
2019年にもまったく同じことが報じられました。
[424] 細かいことを気にしない、せかせかしない、ゆとりを持った豊かな生活、 といったような理想論はここでは無意味です。 一刻を争う事態もあり得る医療の現場で、 現実に現場の人達が困っているのです。 そしてそのシステムには巨額の経費が投じられていて、 高価な糞システムと非難されているのです。
[317] 技術系の質問サイトでは技術者による夏時刻処理に関係する質問が毎年相当数投稿されていることが Web検索により容易にわかります。理想的にはプラットフォームのライブラリーにより処理が隠蔽され個々のアプリケーションの開発時に一々夏時刻の処理を組み込む必要もないはずですが (夏時刻推進派の技術者はそのように主張していますし、 賛成派でなくても技術的に意識が高い人はそうであるべきと主張していますが)、 現実にはそう単純にいかないことも少なくないようです。
[318] 夏時刻制度が数十年続く欧米で未だそのような状況ですから、 個別の技術者の資質や実装の欠陥ではなく、 夏時刻制度の本質的な複雑性に由来する処理コストと理解するべきです。
[411]
夏時刻の実施スケジュール変更は各国で頻繁に行われていますが、
北米では莫大な費用が投じられましたし
(
[308] 時計を変えずに活動時刻を変える夏季営業時間制と違い、 夏時刻制であれば、店頭や広告看板や Webサイトなどの営業時間の表示を季節ごとに書き換えずに済むのがメリットとされています。
[309] ただし、世界各地で見られるような、 標準時時期と夏時刻時期で異なる営業時間を設定する慣行や、 標準時と夏時刻の切り替え前後の調整のための数週間の営業時間変更が行われないことが前提とはなります。
[381] 年に2回、変更の前後には、変更を社会の隅々まで行き届かせるため大々的な周知が必要です。
[384] 周知費用は毎年定期的に発生する経済効果といえます。
[382] 時刻変更をきっかけに環境問題を考えてもらうアナウンス効果があります。 追加の費用を発生させずに環境保護を啓発できて素晴らしいですね。
[383] 周知のため政府、マスコミ、業界団体、民間など諸組織が膨大な費用を負担しなければなりません。 穴を掘って埋めるだけの公共事業を経済効果というのでしょうか。
[385] 欧米では年に2回新聞、雑誌、Webサイトで変更を知らせる記事が大量に掲載されています。 変更の日がいつの日か書いただけの Webサイトまであります。 変更の日がいつですか、進めるのですか戻すのですか、 というのは質問サイトの定番の質問です。 夏時刻とはどんな制度で、 何を目的としているか、 という基本事項を解説する記事すら、何度も繰り返し出されているようです。
[388] Google検索で「サマータイム開始」 のような語句を調べると、 Webサイト検索結果以外に Google の機能としてわざわざ開始や終了の日付が出てきます。 それだけ需要があるということでしょう。
[386] そこまでしても、気づかない人、忘れている人はいます。
[387] 欧米で変更後の感想といえば面倒くさいとか、早くなって損したとかが多いようです。 省エネで社会貢献できて嬉しいとか、 環境問題を考える契機になったとか、 意識の高い感想は見たことも聞いたこともありません。 アナウンス効果なんて本当にあるのでしょうか。 (導入後2,3年くらいはあるかもしれません。)
[390]
周知しなければならないのはスケジュールだけではありません。
時間変更の前後でいかに睡眠時間を維持するか、
子供や障害者の生活リズムと健康をいかにして保つか、
といった記事も少なからず出されているようです。
健康への関心を高めるアナウンス効果ならあるのかもしれませんね。
(不健康な制度によって健康への意識を高めるというのもひどい話です。)
[224] 新時刻への変更には少なくない時間がかかる場合があります。
[229] 新時刻への移行直後に街の時計がずれているというのは時代と地域を問わずよく報告されています。
[230] 交通と通信が発達していないと夏時刻の実施自体の伝達に時間がかかる場合すらあります。
[232] 複数の時刻が存在することによる社会の混乱は説明するまでもありません。 社会の基盤である時刻への信頼の失墜は深刻な問題です。
[242] 夏時間開始直後に遅刻が多発するというのは、 古今東西で報告されている現象です。
[243] どれだけ社会的に周知し、 自己管理を徹底させたところで、 完全に回避するのは難しいのではないでしょうか。
[256] 遅刻の多発や遅刻に至らないまでも睡眠不足により生産性が低下し、 経済被害が生じることもあると指摘されています。 それを取り返すため残業し労働時間が伸びることもありそうです。
[369] 遅刻の言い訳に便利とされているようです。
[292] 明るい昼間が長くなるので、
仕事や趣味に費やせる時間が長くなって良い、
残業代で家計にも良い、
などと労働時間延長を歓迎し夏時刻に賛成する人もいたようです。
[345] 外が明るいうちに仕事を終わらせるよう努力し、 労働効率が上がって残業時間が減少したとする報告もあります。 >>333
[346] 欧米では労働強化につながっていないので、 日本で導入してもそうはならない、とする主張があります。 しかし昭和のサンマータイムや夏季業務時間制度の実施経験は、 それを否定しています。
[202] 夏時刻推進派は、時計を年に2度修正するだけで済み、 既存の社会制度はすべてそのまま時計の示す時刻に実行すればいいと主張する場合が多いようです。 例えば8時に出社していたなら、夏時刻実施後の冬も夏も8時に出社するべきだとしています。
[203] しかし実際には色々な不都合が生じてきます。例えば、 子供の通学時間が日の出前になって危険とか、 畜産業で動物のリズムを急にずらせないとか、 海外との商業的関係で時刻をずらせないとか、 夏の花火大会を暗い時間に実施するためには終電を遅らせなければ帰宅できなくなるとかのような事情です。
[366] 夏の夜の天体観測イベントも深夜になるため継続困難とされます。
[204] 現に季節性夏時刻や通年夏時刻を実施した地域では、 実施後に出社時刻を遅らせて実質元の時間に留めたり、 それに引きずられて昼食時刻を遅らせたり、 鉄道ダイヤを調整したりといった社会システムの変更も同時に実施したり、 後から必要に迫られたりしています。
[205] 新たに夏時刻を導入すると、実施前から実施後数年はこうした調整に多くの金銭的、 人的コストが割かれることになります。事前の調整がうまくいかず、 社会に大きな混乱をもたらす危険性もあります。
[207] 日本の昭和のサマータイムでは、
夏時刻開始によって出勤ラッシュの人の動きが変化し、
駅は人で溢れて大混乱に陥りました。
[206] 長年継続すればそうした問題の一部は解消していくはずですが、 毎年時刻の切り替えと同時にダイヤを切り替えるなど、 夏時刻制度が続く限り永続的にそうした調整が行われている場合もあります。
[255]
ブラジルではカーニバル、
大統領選挙、
国家試験といったような理由で夏時刻の切替日が調整されていますが、
2018年には失敗して混乱を招きました。
(長いこと夏時間やってる国なのですが...)
[367] 過去の日本の夏時刻導入の議論では、 欧米の夏時刻開始・終了のタイミングに合わせた年2回の国際線航空ダイヤの世界的な調整のタイミングでなければ夏時刻実施は困難とされました。 2018年のブラジルの夏時刻スケジュール変更騒動では、 航空業界が介入しブラジル政府に変更取り消しを要求しました。 本来内政事項であるはずの夏時刻スケジュール決定は、 先進国では国際調整が必須で、自国の事情に合わせて設定することが困難なようです。
[368] 加えて日本のように国土が広い場合には、 ある地方に合わせた夏時刻は他の地方では不便 (日の出前に登校など) が発生する可能性が高くなります。 国土が広いブラジルは州ごとに標準時が異なり、 夏時刻実施有無も異なっています。 そうした地理条件にあった調整がければ省エネ効果、 経済効果は十分に発揮されません。
[280] 国際的な連絡などで時差の換算が必要なとき、 両国の標準時の時差のみを知るだけでは足らず、 当該瞬間に一方または両方で夏時刻が実施されているかどうかを知らなければなりません。
[281] とりわけ春や秋の切り替えの時期には、 夏時刻が関わる時差換算ミスが世界のあちこちで、 小規模ながらも多数発生しています。
[282] 時刻の用途次第では夏時刻の考慮漏れが重大な事故につながるおそれがあるのはもちろん、 ミスがなかったとしても確認のためにわずかな、しかし積み上げると大きな生産性の低下が起こっています。 このコストは夏時刻実施国はもちろん、夏時刻実施国とやり取りする可能性のあるすべての者が負担を強いられます。
[286] 時系列の比較などのためには、 一度夏時刻を実施してしまうと、 未来永劫そのことを気にし続けなければならなくなります。
[217] 夏時刻期間中は比較的遅い時刻まで太陽が沈まないことになります。 これが「仕事の後の自由時間」ですが、逆に夜遅くまで気温が下がらないということでもあります。
[218] 気候によっては、暑くて夜なかなか寝付けないという人が増え、
睡眠障害につながります。
[219] そうした地域では、夜遅くまで起きる人が多いため、
夏時刻の大きなメリットの1つである照明不要による電力消費削減の効果が薄まることになります。
[220] 空調設備 (クーラー、エアコン) の普及した現代では、 むしろ空調のために電力消費が増加する結果となっています。
[244] 夏時刻による睡眠時間の現象や労働時間の増加、
夏時刻への移行や標準時への復帰に伴う実質的な時差移動などが、
深刻な健康被害を引き起こすことが知られています。
[245] 健康問題は20世紀から既に指摘されて来ましたが、 データの蓄積や医学・データ分析技術の発達に伴い 21世紀に入ってから研究が進み、 夏時刻実施国を中心に世界各地の研究者が身体への負担を報告するようになりました。
[250] 健常者はもちろん、 病弱者や老人、乳幼児や妊婦にとって夏時刻の実施の負担が大きすぎるとの指摘もあります。
[284] こうした健康問題は、 夏時刻の新規導入に対する反対や、 実施中の夏時刻の廃止のための重大な論拠として取り上げられるようになっています。
[246] 夏時刻賛成派は、 精神論でそうした問題を乗り越えられるとしたり、 長年夏時刻を実施している国の存在を根拠に否定したり、 経済効果などの他のメリットがより重要だと主張したりしているようです。 頻繁に海外出張するビジネスマンや、 不規則な勤務体系の労働者を挙げて、 夏時刻の影響は小さいと主張する人もいます。
[283] 早起きは健康に良いと主張されることもありますが、 早起きと健康の関係は自明ではありません。 しかも、夏時刻実施が早起きにつながるかには、 大いに疑問の余地があります。 仮に夏時刻によって早起きになるとしても、 春と秋の時刻切り替えの心身への負担など、 夏時刻制度の様々な側面の健康への影響を熟慮する必要があります。
[235] 2018年の日本の夏時刻の議論では、 夏時刻に対応するための ITシステム改修が技術革新につながるという意見を複数の賛成派が披露していました。
[236] んなわけねーよアホか。
[237]
2018年の日本の夏時刻の議論では、
多くの IT 業界関係者や研究者、政府関係者などが、
夏時刻対応のためのシステム改修に大量の人員と金銭が投入されることにより、
本来 AI などの先端技術や新商品開発などに当てられるはずだった資源が失われ、
経済損失や国際競争からの脱落を招く可能性が高いと憂慮していました。
[343] 1999年の日本政府の試算では、 夏時刻制度の導入に 1030億円の改修費が必要と見積もっていました。 >>333
[344] 2007年の米国の夏時刻期間延長では、 改修費は3.5億ドルから10億ドルと見積もられていました。 >>333
[299] 夏時間のコストは、初期実装のみではありません。 過去、現在、将来のすべての日時について、 表示や計算のために夏時間かどうかの判断が必要となります。 夏時間の期間は時代と国によって違うので、 複雑な処理が必要です。 日時処理という計算機システムの基本中の基本に複雑な演算が必要で、 システム全体の性能や運用コストに悪影響があります。
[268] 毎年夏時間がらみの不具合が報告される Apple のような業界大手でも、問題として顕在化する前の開発段階も含め、 夏時間対応のために潜在的に大きなコストが費やされている (>>254) と推測できます。
[466] Move APAC/America-friendly triage meeting time to 08:00 Tokyo time / midnight Berlin / 15:00 San Francisco · Issue #8494 · whatwg/html · GitHub, https://github.com/whatwg/html/issues/8494
[467] 日本の会社の定例会議で何人か北米の住人が混ざるというだけのやつで、 北米の人の都合で年に2回会議の開催時間が変更されるの、 解せないな。 なんで北米の都合に合わせなあかんねん。 自国のローカル制度で他国に迷惑かけるなよ。 とっとと夏時刻をやめろ。
[200] 欧米では、最初に夏時刻が導入されて100年が経過しているにも関わらず、 未だに夏時刻の是非が議論されています。 夏時刻が導入されたり、廃止されたりを繰り返している国もあります。 夏時刻の実施期間を毎年のように変更している国もあります。
[201] つまり、夏時刻の導入は決して終わりではなく、 延々と続けられる賛否の議論の繰り返しの始まりに過ぎません。 あまり言及されることはありませんが、 そうした議論に費やす時間と人員もまた夏時刻の無駄なコストです。
[196] 夏時刻の議論では、たまに江戸時代の時刻は不定時法だったのだから、 それに戻すのはどうかという人が現れます。 果たして本気なのか、知識をひけらかしたいだけなのか。
[197] 不定時法は日の出から日の入りまでを分割するもので、 時刻の進み方が季節によって (厳密にするなら日ごとに、江戸時代の運用では二十四節気ごとに)、 また昼と夜とで変化します。 今使われている時計 (時計を組み込んだあらゆる電子機器を含む。) はゴミと化します。ストップウォッチすらです。 冬の受験に備えた夏の模擬試験の時間はどう計ればよいのでしょう。
[198] 究極の夏時刻制といえなくもありませんが、 広範囲で共通時刻を使う近代的標準時制度とは相容れません。 東京の日の出と大阪の日の出は十数分も違います。 夏時刻よりも更に細かく太陽の動きに揃え得るが故、 地域ごとのずれが顕在化してしまいます。
[439] 江戸時代の時刻が不定時法だったことを、 夏時刻を実施しても問題がないこと、実施するべきことの根拠とする人も、 少数ですがいるようです。
[437] 平成30年の日本の騒動では、 日本時間学会が夏時刻と不定時法の違いを説明し、 江戸時代の時刻の不定時法と夏時刻とを関連付ける主張を否定しました >>740。
[438] 現在行われている夏時刻は、 近代的標準時制度と不定時法の中間で双方のメリットを享受し得る中間形のように見えて、 その実デメリットだけを課す欠陥制度と言わざるを得ません。
[445] 主張をもう一歩進めて、日本の江戸時代の不定時法が夏時刻だと主張する人もいます (江戸時代サマータイムデマ)。
[461] 江戸時代の「不定時法」の説明はそう間違ってはいないのに、 「サマータイム」をまったく理解できていないから、 「今でいう「サマータイム」」 と言ってしまう。 季節性時刻変更があればサマータイムとは短絡的すぎる。 ひどいフェイクニュースだ。 江戸時代に夏時刻制が実施された事実はない。
[448] この記事が書かれる1年以上前に専門家団体が夏時刻制と不定時法は異なると明確に否定している (>>437)。 専門メディアなのに監修もしないで記事を出しているのか? 気象の専門家はいても天象の専門家はいないのか?
[446] 江戸時代の制度をわかりやすく説明したいがための喩えなのかもしれないが、 現代日本で馴染みの薄い夏時刻制に喩えてもわかりやすくも親しみやすくもならないのではないか。
[347] 夏時刻制度に反対ながらも阻止に悲観的な人は、 自分達は標準時を使い続けるから問題ない、 好きにしたらいい、などということもあります。
[348]
国レベルで実施されるものを都市レベルで無視する、
というのであれば過去に事例もあり、
まだ可能かもしれません。
(それでもいろいろと問題は生じてきました。)
[349] 個人や組織のレベルでは困難ではないでしょうか。 時刻は社会生活のあらゆる場面で使われます。 公共交通で通勤するなら、おそらくダイヤは夏時刻になるでしょう。 テレビ番組の放送時間も夏時刻になるはずです。 飲食店やスーパーの営業時間、 宅配業者の配達指定時刻、 病院の診療時間帯も夏時刻になる可能性が高そうです。 交通規制の時間帯や深夜割増賃金の適用時間帯も夏時刻が強制されます。 そんな中で夏時刻を無視するのは不可能で、 よくて併用でしょう。
[350] 夏時刻に対応困難な情報システムを標準時に固定することも、 そのための十分な準備がなければ困難です。 夏時刻がないことを前提にしていたシステムが、 OS の自動更新で夏時刻に中途半端に対応してしまう可能性があります。 ネットワークで接続されたシステムでは、 自システムが標準時で統一されていても、 他システムが夏時刻のデータを送ってくる可能性や、 他システムが夏時刻と解釈してしまう可能性があります。 通年標準時とすることを選択しても、 それで想定通りに動作するかの確認は最低限避けられません。
[68] 標準時から夏時刻へ、夏時刻から標準時への切り替えにおける、 交通機関や商業活動、労務管理などの取扱いについては、 時間帯の接続を参照。
[62] 時刻の変更を伴わず、営業時間・就業時間を繰り上げるものをサマータイム、 夏季時間、夏期時間、夏期営業時間、夏季営業時間などと呼びます。 サマータイム導入の議論や実験ではこちらのことを指していたり、 こちらと時刻の変更を伴うものを共に候補案として示していたりすることがありますから、 どちらの意味を指しているのか注意が必要です。
[158] 現代の都市生活者は時刻に基づき行動していますが、 古くから人々は日の出とともに起床し、 日没後しばらくで就寝するような生活を続けていました。 現在でも文明化の進んでいない地域ではそのような生活が続けられていますし、 農村や漁村などの第一次産業従事者も、 都市との結びつきの具合に応じ、両者の中間で生活しています。
[159] 日本の江戸時代の時刻などの不定時法は、 時刻を季節に応じて常に調整し続けるもので、 ある意味では究極の夏時刻法とも言えます。 実際に夏時刻をめぐる議論の中では、 不定時法の採用を良しとする者や、 そうでなくても現在一般的な年2回の夏時刻調整よりも細かい調整を好ましいとする者も、 わずかながら存在しています。
[160] しかし、定時法の時計の普及と、 19世紀から20世紀にかけての平均太陽時と一様時による近代的標準時制度の普及により、 太陽の運行と人間社会の時刻は切り離されることとなりました。 平均太陽時の採用により正午と南中は一致しないことが普通となり、 一様時の採用により国内の時刻が統一されるかわりに、 国内のほとんどの地域は太陽時と「ずれ」た時刻を使わざるを得なくなりました。
[372]
日本の昭和のサンマータイムでは、
有名漫画作品サザエさんが夏時刻移行をネタにしました。
その他夏時刻制度を扱った作品や回顧録がいくつか出版されました。
[1] About Daylight Saving Time - History, rationale, laws & dates http://webexhibits.org/daylightsaving/
[4] スラッシュドット ジャパン | サマータイム、導入の動き再び ( 版) http://slashdot.jp/article.pl?sid=07/06/03/0939245&from=rss (名無しさん 2007-06-04 11:12:49 +00:00)
[5] 復刻版 岡山畜産便り第7号 昭和25年6月 編集室から http://okayama.lin.go.jp/tosyo/s2506/tks30.htm
[6] 復刻版 岡山畜産便り第2巻第7号 昭和26年7月 かね http://okayama.lin.go.jp/tosyo/s2607/tks23.htm
[8] AFN - Wikipedia ( ( 版)) http://ja.wikipedia.org/wiki/AFN
日本ではサマータイムが導入されていないがアメリカでは導入されている。このため、AFRTSより配信される番組の中にはサマータイムの開始・終了によって日本とアメリカの時差が変わることにより、開始時刻や放送時間が1時間変動する番組がある。中にはサマータイムによって放送される・されない番組が存在するので注意が必要である。なお、日本にあるAFN自体は日本標準時(JST=UTC+9)に沿って放送されるため、自局制作の番組にはサマータイムによる時間変更はない。
[9] 夏時間 - Wikipedia ( ( 版)) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%8F%E6%99%82%E9%96%93
[18] 国立公文書館 アジア歴史資料センター 標題:1)日光節用法施行期間満了ニ関スル件 大正七年十一月 ( 版) http://www.jacar.go.jp/DAS/meta/image_B11100509900
[11] 夏時間変更のホット トピック ( 版) https://support.microsoft.com/ja-jp/gp/dst_hottopics/ja
[40] サマータイムの恋事情 ( 版) http://ncode.syosetu.com/n5644co/
[43] 常用時の改良に就て (平山清次著、 版) http://www.asj.or.jp/geppou/archive_open/1917/pdf/191801.pdf
[46] Does Daylight Saving Time Increase Risk of Stroke? ( 版) https://www.aan.com/PressRoom/Home/PressRelease/1440
[47] 実は冗談が発端、サマータイムの奇妙な歴史 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト ( 版) http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/031100087/
[15] Daylight saving time - Wikipedia, the free encyclopedia () https://en.wikipedia.org/wiki/Daylight_saving_time
[69] Hong Kong Daily Press, 1909-04-03 - MMIS () https://mmis.hkpl.gov.hk/coverpage/-/coverpage/view?p_r_p_-1078056564_c=QF757YsWv59tx4mwW%2BnMwXa0fe4vuyU0&_coverpage_WAR_mmisportalportlet_hsf=daylight+saving
[70] Hong Kong Daily Press, 1909-08-10 - MMIS () https://mmis.hkpl.gov.hk/coverpage/-/coverpage/view?p_r_p_-1078056564_c=QF757YsWv59tx4mwW%2BnMwfNY9JKbBgUn&_coverpage_WAR_mmisportalportlet_hsf=daylight+saving
[86] 暦法及時法 - 平山清次 - Google ブックス ( 版) http://books.google.co.jp/books?id=88p29z44kzoC&hl=ja&pg=PA160
[87] IBM Knowledge Center - 夏時間調整時刻 () https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/ja/ssw_ibm_i_72/rzati/rzatidst.htm
[91] Be more consistent about double DST abbr (eggert著, ) https://github.com/eggert/tz/commit/e5ff2dbc296bcb6c3c8d6ce1781e00a3ccb96d2a
[92] Editorial: use "daylight saving time" consistently (jjuran著, ) https://github.com/whatwg/html/commit/cb02cee01bf1c618dd3f50b13a32a569ee982477
[95] () http://www.asj.or.jp/geppou/archive_open/1916/pdf/191607.pdf
[98] * tz-art.htm: Mention Franklin’s joke (from a suggestion by Steve All… (eggert著, ) https://github.com/eggert/tz/commit/494620a9ccc95fe91451feab4b3b294851ba238c
[72] Document zic "out-of-range" times and years (eggert著, ) https://github.com/eggert/tz/commit/c2cd48af0d764ba7307c5ea7b04cff85e0af1792
[90] Ireland observes standard time in summer, not winter (eggert著, ) https://github.com/eggert/tz/commit/b266263699ab1b02d7d4b7307e5303181bea00c1
[120] マレーシア、シンガポール、フィリピン、ミャンマーは東南アジアではなかった?
[121] Standardize better on “daylight saving time” (eggert著, ) https://github.com/eggert/tz/commit/ec1c7bf729d6a6254449cc756846fe35874df8e9
[122] Winter time (clock lag) - Wikipedia () https://en.wikipedia.org/wiki/Winter_time_(clock_lag)
[131] 5.サマータイム制度導入についての考え方_(4) () https://web.archive.org/web/20010116233100/http://www.kokuminkaigi.gr.jp:80/genan/genan5_5.html
[143] 第1回 サマータイム延長で悲鳴を上げるシステム担当者たち:アキラの海外“デッドストックニュース”掘り起こし|gihyo.jp … 技術評論社 (2007年3月12日 階戸アキラ ) http://gihyo.jp/admin/serial/01/akira/0001
[144] 上原 哲太郎/Tetsu. Ueharaさんのツイート: "日本のプログラマは「1日はいつでも24時間だし、日本時間はいつでもGMT+9」と信じてます。それを当然のこととしてプログラムを書いてきたので、それに縛られたコードがあちこちにある。サマータイム対応ってのは、そういう決め打ちコードが各システムに残ってないか探し出す、気の遠くなるような作業。… https://t.co/dZ070qO4MC" () https://twitter.com/tetsutalow/status/1026611731466878976
[146] ISサマータイム問題検討分科会の活動報告 (2006-03-16 <情報処理学会>著, ) https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=39380&item_no=1&page_id=13&block_id=8
[147] サマータイムに省エネ効果は無いという調査結果が再び話題に | スラド ハードウェア () https://hardware.srad.jp/story/18/08/08/0832223/
[148] サマータイムが導入される欧米でも「人間の生活習慣に合わない」という反対意見が根強くある - GIGAZINE (2018年08月09日 09時00分 ) https://gigazine.net/news/20180809-daylight-saving-time-trouble/
[149] サマータイムの恒久的運用だって? 経験者が語る「サマータイムあるある」7選 | ロケットニュース24 () https://rocketnews24.com/2018/08/09/1099632/
[151] 楠 正憲さんのツイート: "環境省の試算では夏時間によって交通事故が減ることになってるけど、実施している米国では年間30人以上の交通事故死と$275M USDの社会的費用がかかってるんじゃねーの?っていう試算もあるのね / “Spring Forward …” https://t.co/AxCtC35RUY" () https://twitter.com/masanork/status/1028131525454225408
[152] Spicaさんのツイート: "サマータイム(Daylight Saving Time)は電気代を増やす https://t.co/4HuDBSAVyf 2006年にDSTを導入したインディアナ州を用いた自然実験。DSTで年間900万ドル電気代が増える。DST期間中は照明費が減ることと冷暖費が増えることがトレードオフだが末期の秋になり後者が大幅に上回り2-4%増える。" () https://twitter.com/Kelangdbn/status/1027343483298754560
[153] 齊藤明紀さんのツイート: "過去1日分のデータを処理するのに手軽に findほげ -mtime 1とかしてると夏時間切り替わりの時にバグる。うげげ。 これはシェル芸の人に対策を考えてもらわねば。" () https://twitter.com/a_saitoh/status/1029378108099424256
[154] りくてんさんのツイート: "Oracleで24分の1を、1時間として計算してるSQLのヤバさにも最近気づいて震え上がっている… " () https://twitter.com/lichten117/status/1029544940534022144
[157] cronはサマータイムを処理できる? そんなに甘くありません:技術屋のためのドキュメント相談所:オルタナティブ・ブログ () http://blogs.itmedia.co.jp/doc-consul/2018/08/cron.html
[162] サマータイムの終わり方について質問です。 - 始まる際は時間を早めるわけ... - Yahoo!知恵袋 () https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11131044656
[171] Keiichiro SAKURAIさんのツイート: "サマータイムの件、経済効果があると信じてる方々がおられるらしいんだけど。JPモルガンが米国で行った調査では、都市によりバラツキあるものの、国全体としては経済効果を確認できず、とのこと。 https://t.co/v7HdFGCFz1 https://t.co/kvbKAaevT3 加えて眠気による労働生産性の低下等もあるようで。" () https://twitter.com/kei_sakurai/status/1031702155130855424
[181] タイラー・コーエン 「サマータイムが導入されると電力需要(電力消費量)はかえって増える?」(2008年2月27日) — 経済学101 (2018年8月20日 by hicksian ) https://econ101.jp/%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%83%bc%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%82%a8%e3%83%b3-%e3%80%8c%e3%82%b5%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%a0%e3%81%8c%e5%b0%8e%e5%85%a5%e3%81%95%e3%82%8c%e3%82%8b/
[182] マシュー・コチェン&ローラ・グラント 「サマータイムは省エネにつながるか? ~インディアナ州における『自然実験』の結果は何を物語っているか?~」(2008年12月5日) — 経済学101 (2018年8月21日 by hicksian ) https://econ101.jp/%e3%83%9e%e3%82%b7%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%81%e3%82%a7%e3%83%b3%ef%bc%86%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%a9%e3%83%bb%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%88-%e3%80%8c%e3%82%b5%e3%83%9e%e3%83%bc/
[183] 上原 哲太郎/Tetsu. Ueharaさんのツイート: "GithubをDST issueとかDaylight saving time issueとかで検索してissueを見ると、趣が深いバグがいくつも見つかる。最初から考慮されてない国産アプリはハマる。Qiitaを60*60*9とかで検索しても、なかなか面白いものが見られる。判っていて手を抜くのはよいけど、意味分からずコピペしてる奴はハマる。" () https://twitter.com/tetsutalow/status/1034662948164124673
[394] 内部的に UTC に変換しているから突然夏時刻が実施されても安心、 するのは早計。 ずっと時差固定だったシステムは、それを前提にした変な挙動が隠れていることがあります。
[395] 例えば実在のあるシステムは、 アプリケーションサーバーで UTC に変換する処理があり、 データベースサーバーにも UTC に変換する処理があるので、 本来の時差の2倍の変換がされた、 ずれた「UTC」でデータを保存しています。 気づいたときにはもう大量のレコードが溜まっていて、 修正できないそうです。 さてこの地域で夏時刻が導入されたり、 標準時が改正されたりしたら、 何が起こるかわかりますか。
[396] 地方時から UTC に変換して扱う、というのが作法なので、 それを守ってきちんと開発した結果、やりすぎてしまったという例です。 UTC に変換するのが行儀が良いと言われているからやるのですが、 単一標準時しか扱わない地域限定のシステムだと、 現実問題として UTC に変換する必然性がないので、 正しく変換されていないとしても気づける機会がなかったりします。 そんなところまできちんとできるのが立派なプログラマーでしょうけど、 普通に仕事ができる普通レベルのプログラマーの普通システムは、 そこまで完成度が高いとは限りません。
Asia/Tokyo
で変換するという「正しい」コードだと、
定義が更新されたとき何が起こるか本当にわからない。[186] サマータイムの効果は?〜日経サイエンス2009年5月号より | 日経サイエンス () http://www.nikkei-science.com/?p=17034
[187] Daylight saving time: Why many Americans are riled - BBC News () https://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-35798253
[188] サマータイム制度、世界で分かれる賛否 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News (2018年9月3日 16:35 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ 日本 アジア・オセアニア 米国 北米 ] ) http://www.afpbb.com/articles/-/3188263
[189] サマータイムを考慮した PowerShell での時刻ハンドリング () http://www.vwnet.jp/Windows/PowerShell/2018090501/DateTimeOffset.htm
[199] cekiさんのツイート: "ミュンヘンショーの注意事項はサマータイムの切り替わり。 一度目のミュンヘンでホリさんと話して現地で知った。ようだった気がする。 遅くなるのであまり問題ないけど。 #ミュンヘンショー… " () https://twitter.com/pan_faceting/status/1041341742107119617
[234] [tz] Japanese Summer time fallback transition in autumn 2020? () https://mm.icann.org/pipermail/tz/2018-October/026903.html
[239] Newspaper Article - Daylight Saving Comes To Stay, Malaya Tribune, 1 September 1941, Page 2 () http://eresources.nlb.gov.sg/newspapers/Digitised/Article/maltribune19410901-1.2.26
[240] Newspaper Article - DAYLIGHT SAVING., The Straits Times, 28 October 1912, Page 2 () http://eresources.nlb.gov.sg/newspapers/Digitised/Article/straitstimes19121028-1.2.5
[241] Newspaper Article - PAINLESS DAYLIGHT SAVING., The Straits Times, 30 August 1932, Page 19 () http://eresources.nlb.gov.sg/newspapers/Digitised/Article/straitstimes19320830-1.2.128.13
[274] aquoibonisteさんのツイート: "Daylight saving timeが終わったわけだが、今ひとつなんのためのシステムなのか分からない。ナイター設備がないグランドを使う曜日はサッカーがやり難くなったのは確か。#サマータイム" () https://twitter.com/maxdemian_1978/status/1059633928124809217
[130] ノーツってヤッぁ..二児の父の苦悩つ: Notes/Domino のサマータイム対応について調べてみた(前編) () http://harunakano.blogspot.com/2018/12/notesdomino.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
[278] サマータイム導入?【管理者編】 - その時 Notes/Domino は正確な時を刻むのか () https://www.slideshare.net/harunakano/notesdomino-124653648
[297] [tz] DST ends 2040 in Oracle database () https://mm.icann.org/pipermail/tz/2019-January/027430.html
[298] [tz] DST ends 2040 in Oracle database () https://mm.icann.org/pipermail/tz/2019-January/027432.html
[300] Yutakaさんのツイート: "サンマータイムを実際に経験したTBSテレビキャスターに、1980年代にサマータイム導入が検討された時期のニュースでも「サンマータイム」と言っている人がいて時代を感じた。 #ss954" () https://twitter.com/sept14v/status/1031553815281975296
[301] 神は恵み深しJohnさんのツイート: "あの時は戦時中、英語が敵性語だった名残りで英語の読み方がわからなかったから「サンマータイム 」と言っていた⁉️ ボケの入った森のお粗末さんにはまだサンマータイムが懐かしいんだろうね❓ だから導入を考えた⁉️ これを老害という‼️… " () https://twitter.com/keishinJohn/status/1026950669595373569
[7] Daylight Saving To-Do List () http://schiffrealestateteam.com/daylight-saving-to-do-list/
[20] JCM | Free Full-Text | Daylight Saving Time and Acute Myocardial Infarction: A Meta-Analysis () https://www.mdpi.com/2077-0383/8/3/404
[330] Impact of daylight saving time on road traffic collision risk: a systematic review () https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5734262/
[331] Does Daylight Saving Time Save Energy? Evidence from a Natural Experiment in Indiana () https://www.nber.org/papers/w14429
[375] The rantings of Clinton Forbes: In 2004, there were only 30 days in October () https://web.archive.org/web/20070825223414/http://clintonforbes.blogspot.com/2007/05/in-2004-there-were-only-30-days-in.html
[400] 読売新聞データベースで「夏時間」で検索すると、 1881年から結果が出てきますが、 夏期の勤務時間や休暇の記事で、文中に「夏時間」と出てくるわけでもないようです。 1916年になると欧州の夏時間関連記事が出てきますが、 まだ「夏時間」が文中には出てきていません。 どうも本文ではなく検索用キーワードか何かにヒットしているようで、 「夏時間」初出はもっと時代が下るようです。
[405] It’s Almost Daylight Saving Time – Don’t Forget to Turn and Test (March 06, 2019 ) https://www.redcross.org/about-us/news-and-events/news/Daylight-Saving-Time-Turn-the-Clocks-Ahead-an-Hour-and-Test-Your-Smoke-Alarms.html
[408] 欧米人はみな仕事を早く終わらせて夕方テニスをエンジョイしてるのではなかったのか。 年に2回時計を動かすだけで簡単ではなかったのか。 1時間くらいの変化はよくあることで体内時計も簡単に適応できるのではなかったのか。 資源の節約と地球環境保護のためになるのではなかったのか。 交通事故と犯罪が減少すると言っていたではないか。 全部が全部、大嘘だったと暴かれはじめていてやばい。
[425] Setting the time in Lethbridge’s historic clock tower - Lethbridge | Globalnews.ca () https://globalnews.ca/news/6126285/lethbridge-historic-clock-tower-daylight-saving-time/
[426] How Daylight Saving Impacts Weather | WCBD News 2 () https://www.counton2.com/weather-blog/how-daylight-saving-impacts-weather/
[432] 5 myths about daylight saving time - The Washington Post () http://www.uslabormarket.sakura.ne.jp/topics/15/15032/150306%20wp%205%20myths%20about%20daylight%20saving%20time.htm
[436] 夏時刻が終わって夜が早くなったので、 暗い中歩くのは危険なので、 駐車場の営業時間を延長。 春には元に戻す予定。 もう何がなんだかわけがわからないな。
[440] Does Daylight Saving Time Save Electricity? Evidence from Slovakia () https://www.econstor.eu/bitstream/10419/203222/1/1664622063.pdf
[184] Daylight-saving time is bad for you - Business Insider (, ) https://www.businessinsider.com/daylight-savings-time-bad-health-effects-sleep-2016-3
[252] Eight scientific reasons to ditch daylight time - and two to keep it | CBC Radio () https://www.cbc.ca/radio/quirks/eight-scientific-reasons-to-ditch-daylight-time-and-two-to-keep-it-1.4889633
[269] サマータイムが始まります | アイルランド | ワーホリネット, 2009年03月27日(金) written by Uisce, https://workingholiday-net.com/magazine/weblog/article-200903272720.html
アイリッシュや他ヨーロッパの人たちは、これを一年に2度もずっと経験してきているのだから、さぞかし手馴れたものだろうと思いきや、私の周りでは、1年に2回家中の時計の針を進めたり戻したりするのが「面倒くさい!」と嫌がる人も多いです。更に興味深いのは、毎回サマータイムが始まる3月末と終わる10月末になるたび、こちらの人たちが「えっと、時計進めるんだっけ?遅らせるんだっけ?」と聞き合ってること。確かに半年に1度のことだし、忘れてしまうのも無理はないのかも……。アイルランド在住邦人の多くは、恐らく『日本との時差』を基準に考えると思うので、「時計を進めるか?遅らせるか?」と悩むことは少ないのではないでしょうか。
ところで、近所に住む知人はいつも「はあ~、サマータイム制度なんてなくなったらいいのに!1時間進んだり遅らせたりするたび、毎回時差ぼけになって一週間ぐらい体調崩して寝込むのよねっ!」と怒っています。似たような発言をドイツ人の友人からも聞いたことがあるので、ヨーロッパでは結構不評なサマータイム制度なのかもしれません。
[320] もう何度も春夏秋冬を繰り返しているはずなのに『19時なのにまだ明るい~!』『16時なのに暗~!』みたいなのを毎年やってしまう - Togetter, https://togetter.com/li/1729745
[321] サマータイムは導入されてしばらくすれば慣れるといっているみなさん、 ↑ これが現実です。 欧米人が時計を進めるんだっけ戻すんだっけと毎年言ってるのもそういうことです。
[322] 6月21日は夏至 江戸時代も「サマータイム」があった? - ウェザーニュース, 2021/06/21 11:24, , https://weathernews.jp/s/topics/202106/200195/
季節によって時刻が変わるのですから、今でいう「サマータイム」のようなものです。冬は「ウィンタータイム」に移行しますが、日の長さに応じて「一刻」が少しずつ長くなったり短くなったりするのですから、無理なく適応できる、巧みな「不定時法」といえるでしょう。
違います。犬はワンと鳴くので猫のようなものです、 といっているようなもので、意味不明です。 フェイクニュースはやめてください。
[373] 欧州でサマータイムが終了… “半年後の時間” が決まらない珍事も | Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌], 2021.10.31 11:00, https://smart-flash.jp/sociopolitics/162301/1
ヨーロッパでは8割の人が制度廃止を支持したというが、現状、多くの国で、半年先に時計の針を早めるのかそのままなのか、誰もわからないまま冬時間に突入してしまう。グローバル化が進むなかで、思わぬ事態が起きているのだ。
[374] これが「珍事」「思わぬ事態」と感じてしまうのは、ある種 「平和ボケ」 とは言い過ぎにしても、 「変わらずに流れる時間」 のある社会という「幸福」を享受している人だからなんだよなあ。
[392] [一応解説: 欧米以外の夏時刻実施国の多くではそれが日常です。]
[393] 『イタリア発 大矢アキオの今日もクルマでアンディアーモ!』第21回「夏時間&冬時間」。年2回の"儀式"はつらいよ | くるくら, 文と写真=大矢アキオ(Akio Lorenzo OYA), 2021年12月07日 10:20 掲載, https://kurukura.jp/car-life/content.html
寝室のデジタル目覚まし時計は、日本の家電ブランド製にもかかわらず、夏・冬時間の切り替えボタンがある欧州仕様ゆえ、それを押すだけだ。
切り替えは、イタリアでそれほど混乱を招いていなかった。筆者が知る限り、しくじったのは「出勤してみると上司も同僚がいなかったことで、冬時間に気づいたことがあるわよ、アハハ」と笑う知り合いのおばちゃんくらいだ。PCや電波時計など、自動で時刻を調整してくれる機器の普及も、近年は混乱防止に貢献している。
親切なホテルでは、玄関や客室にアクセスするエレベーターホールに、前日「今夜時間が切り替わります」などと貼ってくれる。街なかや路線バス内の時計は、切り替え直後に未調整のことが多い。それでも混乱を生じないのは、ほとんどの人がそうした時計に正確さを期待していないことがある。
最近の欧州仕様車は自動切り替えなのかどうなのか、今回の執筆を機会に、地元の自動車販売店に赴いて聞いてみた。結論からいうと、「フィアット」「ダチア」など大半のポピュラーカーは、今日でも自分で調整する必要がある。
いっぽうで「ルノー」の上級仕様や「メルセデス・ベンツ」「アルファ・ロメオ」といったプレミアムカーの大半は、GPSの時計をもとに自動調整してくれる。ということは、冬夏時間の切り替えだけでなく、スペインとポルトガルといった、陸続きでも時差があるエリアをまたいでも、若干のタイムラグを伴いつつも勝手に調整してくれることになる。
このふたつの時計、新車時は当然時刻が同期していた。ところが数年前から、カーナビのものは調整できても、メーター内の時計が夏時間のまま動かなくなってしまった。さらに前回本欄で執筆した修理のあとは、メーター内の"夏時間時計"がどんどん進んでしまう症状が出始めた。
カーナビ内の時計は、時刻を調整するのにいくつものボタンを操作しなければいけないうえ、しかるべき表示モードに切り替えないと、通常は到着時刻しか表示されない。もはや自分の腕時計以外、頼れるものがなくなってしまった。
[454] この元のツイートの漫画によると、作者の「サマータイム休日」は
で、22時でもまだ明るかったロンドンを思い出す、というものだそうです。
本人はサマータイムに準えたと書いているのですが、 実のところあんまり関係なくて、 ただ単純に英国の日照時間を1日疑似体験しているだけですね。 夏時刻制度とも夏季業務時間制度とも違います。
東京の夏至の日の入りは19時頃。だから22時まで明るくするには3時間以上もずらさないといけません。
[455] 個人レベルで勝手に楽しんでる分には何も問題ありません。そういう優雅な休日の過ごし方もありでしょう。
問題があるのはそれを紹介したウェブ媒体の記事。
サマータイムとは、ヨーロッパなどで導入されている制度で、日が長くなる時期に時間を1時間早めて暮らすこと。昼間の時間を有効活用できたり、節電・省エネにつながったりする効果が期待できます。
この筆者はあの平成30年夏時刻騒動を体験していなかったのでしょうか。 あの騒動でメリットは尽く否定されていたではないですか。 しかも同時期に欧州が夏時刻制度廃止に向けて動きだしたことも、 日本でも大きなニュースになっていましたね。 (英国はその後 EU 離脱したりで事情は複雑なのですが。) そんな厄介な問題だとしっていれば、きっとこんな中途半端に触れたりはしないでしょうね。 でも知らなかったとしたら、こんなプロパガンダをどこで拾ってきたのですかねえ。
何より問題なのは、この記事の「サマータイム」の紹介と漫画の「サマータイム休日」 がどこもかすっていないことです。 時間は動かしていないし、 早めたのは1時間ではないし、 有効活用しているのは昼間の時間 (昼寝してる) ではなく夕方の時間だし、 節約には何も言及していない。 記事の筆者は「サマータイム」と書かれていたから機械的にこの説明を挿入したのですかねえ。 この説明が件の漫画の理解にまったく寄与しないどころか、 この記事だけ斜め読みした人に誤解を与える可能性があります。
例の騒動はメディアが長年、根拠も示さずにサマータイムがまるで良いことのように宣伝してきたのが遠因だったでしょう。 夏時刻制度と夏季業務時間制度の違いすらロクに理解しないで 「サマータイム」 賛成派の宣伝を垂れ流していた。 こういう記事もまた同じ轍を踏んでいるのではありませんか。 影響力のあるメディアが科学的に疑問視されてる主張を無注釈で拡散してはいけません。
[456] この漫画の「サマータイム休日」、当日朝8時に起きて実施決定しているのです。 東京の夏至の日の出は4時半頃。ぜんぜん daylight saving していない。 この人の普段の起床時間はわかりませんけど、6時とか7時とかだとしたら、 夏時刻制度とは逆方向です。 そして「日中」のほとんども寝て過ごしていますね (羨ましいけど DST の方向性とは逆なのでは)。