閏秒

閏秒

[15] 閏秒 (うるうびょう) (leap second) は、 UTCUT1 とのずれを修正するために UTC に時折挿入または削除されるです。

[43] 閏秒の挿入または削除は、機械的に定まるのではなく、 IERS により決定され各国で実施される形になっています。このため閏秒を計算により求めることはできません。

仕様書

定義

[14] ISO 8601:2004 2.2.2

intentional time step of one second to adjust UTC to ensure appropriate agreement with UT1, a time scale based on the rotation of the Earth Rec. ITU-R TF.460-5

閏秒の一覧

[25] 閏秒IERS により決定され、 Bulletin C >>24 と呼ばれる文書で発表されます。

[27] >>26 には閏秒の一覧があります。

[29] tzdata にも閏秒の一覧 (>>28) が含まれています。

[32] >>31JSON 形式の一覧もあります。

種別

[16] 追加される閏秒正閏秒 (positive leap second) 、 削除される閏秒負閏秒 (negative leap second) といいます >>13

[30] 負閏秒が実施された例はありません。

時期

[17] 閏秒の挿入や削除は、通常は6月30日12月31日に、場合によっては3月31日9月30日に行われます >>13

[18] 正閏秒UTC における23時59分59秒と24時0分0秒の間に23時59分60秒として挿入されます >>13

[19] 負閏秒UTC における23時59分59秒が削除されます >>13

時間帯との関係

[52] 閏秒の挿入は UTC で定められています。これは各地の時差に関わらず同時に実施されるので、 現地では異なる時刻に挿入されることがあります。

[53] 例えば UTC の23時59分50秒は中央標準時の翌日8時59分59秒に当たるので、 UTC の23時59分60秒が挿入されると日本では8時59分60秒が挿入されることになります。

61秒

[20] 古い規格や実装では閏秒が2秒分挿入されて 61 秒となることもありうるとしているものがあります。 しかし実際にそうした例はありませんし、この説は間違いであることが後に分かりました。 ですから、新しい規格や実装は 61 秒を考慮する必要はありません。

計算機上の時刻表現における閏秒

[46] 次の場面では、閏秒は無視されません。

[10] しかし日付形式の多くや内部表現方式は、閏秒を無視します。

[47] 閏秒に対応しているものとしていないものとの相互変換では、 意図しない事態に陥る可能性があります。

[48] 閏秒が含まれる表記を受信した閏秒を扱えない処理系は、 これをエラーとして扱うかもしれません。

[49] 閏秒に対応した実装であっても、新たに実施された閏秒に対応した実装と古いままの実装が混在する場合、 時間計算などに差異が生じるかもしれません。

[71] 閏秒は設けないものの、閏秒によって生じる差を前後数時間のの長さを変化させることによって吸収する手法を Leap Smear といい、色々なシステムで採用されています。

作品

[66] 閏秒が取り上げられている作品:

関連

[70] 閏秒を廃止して閏時にかえるべきとの意見もあります。

歴史

[76] 閏秒の導入に至る歴史については、 世界時を参照。

[3] スラッシュドット ジャパン | 今年末の新年カウントダウンは「うるう秒」で一味違う <http://slashdot.jp/articles/05/07/06/2220235.shtml?topic=62> (名無しさん 2005-07-07 12:26:51 +00:00)

[4] スラッシュドット ジャパン | うるう秒からうるう時間へ? <http://slashdot.jp/science/article.pl?sid=06/09/07/1217227&from=rss> (名無しさん 2006-09-07 23:02:44 +00:00)

[5] 総務省(報道資料) <http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/051222_4.html>

[6] 7月1日にうるう秒 午前9時の前に1秒挿入 :日本経済新聞 ( ( 版)) <http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E3E2E2E0968DE3E3E2E0E0E2E3E09797EAE2E2E2>

[7] うるう秒のあとにMySQLなどのCPU使用率が高騰する件について - SH2の日記 ( ( 版)) <http://d.hatena.ne.jp/sh2/20120702>

[8] 2012 年 7 月 1 日のうるう秒挿入時に発生した Linux カーネルの不具合に関する情報 ( ( 版)) <http://ringeye.jawfish.org/~ori/misc/leapsecond-20120701.html>

[9] 「うるう秒」当面は存続 ITUが採決見送り - ITmedia ニュース ( 版) <http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1201/20/news110.html>

[11] asahi.com(朝日新聞社):うるう秒、当面存続 国連会議で決定先送り - サイエンス (The Asahi Shimbun Company 著, 版) <http://www.asahi.com/science/update/0120/TKY201201190786.html>

[12] W3C XML Schema Definition Language (XSD) 1.1 Part 2: Datatypes ( ( 版)) <http://www.w3.org/TR/xmlschema11-2/#dt-leapsec>

[21] 閏秒 - Wikipedia ( ( 版)) <http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%8F%E7%A7%92>

[22] 日本標準時プロジェクト Information of Leap second ( ( 版)) <http://jjy.nict.go.jp/QandA/data/leapsec.html>

[23]  leap second ( (publisher 著, 版)) <http://www.iers.org/nn_10828/IERS/EN/Service/Glossary/leapSecond.html>

[33] Twitter / muranet: Switching to clocksource xen ... ( ( 版)) <https://twitter.com/muranet/status/483805542809227264>

[34] RFC 7164 - RTP and Leap Seconds ( ( 版)) <http://tools.ietf.org/html/rfc7164>

[35] Official Google Blog: Time, technology and leaping seconds ( ( 版)) <http://googleblog.blogspot.jp/2011/09/time-technology-and-leaping-seconds.html>

[36] 標準時の調整の公表について(平成9年5月9日公表)/網際情報館 ( ( 版)) <http://www2s.biglobe.ne.jp/~law/law/ldb/H09URUUS.htm>

[37] 標準時の調整の公表について(平成10年11月27日公表)/網際情報館 ( ( 版)) <http://www2s.biglobe.ne.jp/~law/law/ldb/H10URUUS.htm>

[38] 標準時の調整の公表について - Wikisource ( ( 版)) <http://ja.wikisource.org/wiki/%E6%A8%99%E6%BA%96%E6%99%82%E3%81%AE%E8%AA%BF%E6%95%B4%E3%81%AE%E5%85%AC%E8%A1%A8%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6>

[39] 無線局運用規則第百四十条の規定に基づく標準周波数局の運用に関する事項 ( ( 版)) <http://www.tele.soumu.go.jp/horei/reiki_honbun/72999538001.html>

[40] >>28 まだ更新されない。どれくらいタイムラグあるんだろうか。 メーリングリストには早々に連絡があって、 担当者の GitHub 版は更新されているのだけど。。。

[41] 総務省|「うるう秒」挿入のお知らせ ( ( 版)) <http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin03_03000140.html>

[42] >>40 いつのまにか更新されてた。 HTTP 的には先月末になってる。

[44] はてなブックマーク - 【障害情報】【VPS:重要:11718】カゴヤ・クラウド/VPS 障害発生のお知らせ | 新着情報| レンタルサーバーのカゴヤ・ジャパン ( 版) <http://b.hatena.ne.jp/entry/www.kagoya.jp/news/201507015804.html>

[45] 「うるう秒」当面存続 国際機関で決定 :日本経済新聞 ( 版) <http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM19H6H_Z11C15A1FF2000/>

[50] Issue 23574: datetime: support leap seconds - Python tracker ( 版) <https://bugs.python.org/issue23574>

[51] pierres blanches と 《カガクするココロ》:[54] 閏秒と日本標準時と中央標準時 (15/6/4) ( 版) <http://blog.livedoor.jp/pierres_blanches/archives/51982900.html>

[54] 「うるう秒」に関する意見募集の結果について ( 版) <http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/policyreports/joho_tsusin/docs_ScienceSatellite/pdf/060728_1_sa1.pdf>

[55] 2015年7月1日の「うるう秒」挿入 (+1秒) にともなうトレンドマイクロ製品への影響 | サポート Q&A:トレンドマイクロ ( (Trend Micro - Core Web Development MUC ;-)著, )) <http://esupport.trendmicro.com/solution/ja-jp/1107366.aspx>

トレンドマイクロでは、以下のリストにある製品で影響を受ける可能性がある事を確認しております。詳細については以下の表から回避方法をご確認ください。

[56] うるう秒への対応について | サポート Q&A:トレンドマイクロ ( (Trend Micro - Core Web Development MUC ;-)著, )) <http://esupport.trendmicro.com/solution/ja-JP/1108281.aspx>

NTPを有効なまま、うるう秒を迎えると、CPUの負荷が高騰する可能性があります。

[57] () <https://datacenter.iers.org/web/guest/eop/-/somos/5Rgv/latest/16>

A positive leap second will be introduced at the end of December 2016.

The sequence of dates of the UTC second markers will be:

2016 December 31, 23h 59m 59s

2016 December 31, 23h 59m 60s

2017 January 1, 0h 0m 0s

[58] 総務省|「うるう秒」挿入のお知らせ () <http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin03_02000177.html>

[59] プレスリリース | 「うるう秒」挿入のお知らせ | NICT-情報通信研究機構 () <http://www.nict.go.jp/press/2016/07/08-1.html>

[60] 来年の元日に1日を1秒長くする「うるう秒」 | NHKニュース (日本放送協会著, ) <http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160719/k10010600361000.html>

[61] 日本標準時プロジェクト Information of Leap second () <http://jjy.nict.go.jp/QandA/data/leapsec.html>

[63] Amazon.co.jp: 閏秒のなかで、ふたりで: 野村 喜和夫: 本 () <https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4781408575/wakaba1-22/>

[62] ARIB TR-B39 () <http://www.arib.or.jp/english/html/overview/doc/4-TR-B39v1_0-1p4.pdf#page=233>

8.7 うるう秒における字幕表示

字幕表示のタイミングは、放送局から放送波により伝送される NTP と同期する受信機内時計に

より処理される。しかし、NTP は UTC を利用しているため、「うるう秒」という事象が発生する。

この「うるう秒」が発生した場合であっても、放送局が想定する正確なタイミングで字幕表示を補

正処理する必要がある。

8.7.1 うるう秒発生時のMH-データ符号化方式記述子の付加識別情報の運用

reference_start_time がうるう秒発生時刻の 24 時間より前の場合には、

reference_start_time_leap_indicator の値は”0”となる。

時刻追加の場合は、付加識別情報に記述される reference_start_time の値が、うるう秒発生前日

の 9:00:00 からうるう秒当日の 8:59:59 の場合には、reference_start_time_leap_indicator は値と

して”1”となり、それ以外の場合は”0”となる。

時刻削除の場合は、付加識別情報に記述される reference_start_time の値が、うるう秒発生前日

の 9:00:00 からうるう秒当日の 1 回目の 8:59:58 の場合には、reference_start_time_leap_indicator

は値として”2”となり、それ以外の場合は”0”となる。

なお、放送事業者によっては、うるう秒における時刻補正処理をサービス休止期間に実施する運

用も想定されている、その場合は付加識別情報の reference_start_time_leap_indicator は”0”のみ

が運用される。

8.7.2 うるう秒発生時の字幕表示タイミングの補正

MH-データ符号化方式記述子の付加識別情報を利用した、字幕表示タイミングの補正処理のガイ

ドラインを付録 2 に示す。

[65] JJY 模擬信号 うるう秒削除(負の閏秒) - ニコニコ動画:GINZA () <http://www.nicovideo.jp/watch/sm29809833>

[67] <time.h> () <http://pubs.opengroup.org/onlinepubs/009695399/basedefs/time.h.html>

The range [0,60] seconds allows for positive or negative leap seconds. The formal definition of UTC does not permit double leap seconds, so all mention of double leap seconds has been removed, and the range shortened from the former [0,61] seconds seen in previous versions of POSIX.

[68] 私家版 ジャーゴンファイル () <http://metanest.jp/myjargon/myjargon.html>

うるう秒は、一度に 2 秒入ることはないのだが、C89(の脚注、および K&R2e)で秒のレンジが 0〜61 とされて以来、標準規格などでもそれを踏襲して「double leap seconds」に「対応」していた。POSIX 2004(Rational によれば UTC の定義によって double leap seconds は無い、ということを理由に)など、近年修正されつつある → http://www.opengroup.org/onlinepubs/009695399/basedefs/time.h.html

Python のドキュメントでは結構長いあいだ議論されていた → http://bugs.python.org/issue2568

comp.dcom.telecom の Message-ID: <a05v3h$e3a$1@news.tht.net> のメッセージによれば( https://groups.google.com/d/msg/comp.dcom.telecom/Qq0lwZYG_fI/Ttieu9Vu3QIJ )、ANSI C の議論中に認識不足でうっかり入ってしまったものだとのことで、次に示す資料などは関係ない模様である。http://www.mail-archive.com/leapsecs@leapsecond.com/msg00306.html によれば、議論の過程では複数秒のうるう秒がありうるような表現があったらしい。

[69] Issue 2568: Seconds range in time unit - Python tracker () <http://bugs.python.org/issue2568>

[72] 「うるう秒」挿入に伴う時報サービス影響について | KDDI株式会社 ( ()) <http://www.kddi.com/important-news/20161219/>

■内容

日本標準時に「うるう秒」が挿入される2017年1月1日 (日) AM9:00から最大3時間は「117時報サービス」をご利用になった場合、時報に1秒未満のズレが発生致します。

携帯電話に表示される時刻や通話明細に印字する時刻等、その他時刻にズレは発生致しません。

■影響日時

2017年1月1日 (日) AM9:00~AM12:00

[73] お知らせ&イベント | 午前8時59分60秒を見てみませんか? | NICT-情報通信研究機構 ( ()) <https://www.nict.go.jp/info/event/2017/01/170101-1.html>

[75] 標準時の調整の公表について - Wikisource () <https://ja.wikisource.org/wiki/%E6%A8%99%E6%BA%96%E6%99%82%E3%81%AE%E8%AA%BF%E6%95%B4%E3%81%AE%E5%85%AC%E8%A1%A8%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6>

[74] Absolute Timers that Expire at Midnight UTC May Fire Early When the Leap Second is Inserted - Red Hat Customer Portal ( ()) <https://access.redhat.com/solutions/1471933>

[77] 閏秒とは (ウルウビョウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科 () <http://dic.nicovideo.jp/a/%E9%96%8F%E7%A7%92>

2009年の閏秒調整で、NTT東西のひかり電話においては1/100秒ずつ挿入の処理ではなく、午前9時をしめす電子音を2回鳴らすことによって調整がなされた。聴いてみると非常にあっけない。

[78] セイコーの「うるう秒」対策(第2回) 「うるう秒」によるシステム障害事例 | セイコーソリューションズ () <http://www.seiko-sol.co.jp/leap-second/no-02/>

東京証券取引所は、下記記事のように、「うるう秒」対策をした上で、さらに関係先に留意事項を通知しています。

午前9時に取引開始の東京証券取引所では、突然1秒が挿入されないように、1秒を午前7時からの2時間(7200秒)に“分散”して調整する。取引に大きな影響はない見込みだが、千分の1秒単位で注文が飛び交うだけに、東証は3月、関係先に留意事項の文書を通知した。

日本経済新聞 2015年5月9日号より

また、米国の主要証券取引機関であるNASDAQに至っては、取引時間内であるにも関わらず、「うるう秒」の発生30分前に全取引を停止するという念の入った対策を行っています。

[79] 日本標準時 | ニューワイド学習百科事典 | 学研キッズネット () <https://kids.gakken.co.jp/jiten/5/50023250.html>

7月1日あるいは1月1日の午前9時の直前に1秒だけけずるか追加ついかして,世界時に近づける。

[80] Windows 10/Server 2019、うるう秒サポートへ | スラド IT () <https://it.srad.jp/story/18/07/21/2137207/>

[81] Windows 10 Insider Preview、うるう秒のテストが可能に | スラド サイエンス () <https://science.srad.jp/story/18/08/01/058220/>

[82] セイコーの「うるう秒」対策(第2回) 「うるう秒」によるシステム障害事例 | セイコーソリューションズ () <https://www.seiko-sol.co.jp/leap-second/no-02/>

東京証券取引所は、下記記事のように、「うるう秒」対策をした上で、さらに関係先に留意事項を通知しています。

午前9時に取引開始の東京証券取引所では、突然1秒が挿入されないように、1秒を午前7時からの2時間(7200秒)に“分散”して調整する。取引に大きな影響はない見込みだが、千分の1秒単位で注文が飛び交うだけに、東証は3月、関係先に留意事項の文書を通知した。

日本経済新聞 2015年5月9日号より

また、米国の主要証券取引機関であるNASDAQに至っては、取引時間内であるにも関わらず、「うるう秒」の発生30分前に全取引を停止するという念の入った対策を行っています。