純粋太陰暦

純粋太陰暦

About The lunar calendar

太陰暦について

太陰暦は月の満ち欠けによって日付を決定するというのが特徴である。 日付の決め方には、中国伝統太陰暦や日本の旧暦のように天文学的な朔(新月)の日を第1日とする方法、イスラム宗教暦のように最初に三日月が見えた日を第1日とする方法、現代ユダヤ暦のように新月の日が1日となるようにした上で毎月の日数が決まっているものなどがある。 また一部で使われている暦では満月や下弦の日を第1日としたりする暦も存在するようである。

純粋太陰暦と太陰太陽暦

月の満ち欠けの周期(朔望周期)は平均すると29.53059日である。これに対し太陽年は365.2422日であり、1太陽年は12.368朔望月となる。 さて、太陰暦において純粋に1年を12ヶ月としておくと1年の長さが354-355日となり太陽年と約11日の差が生じる。 このままにしておくとある年の第1月が春であったとしても十数年後の第1月が秋となってしまい、暦と季節の同期はまったくとれなくなる。 そこで太陰太陽暦という暦法では太陽の動きにも着目して閏月という1年の13ヶ月目を設けてその季節との同期を図っている。 純粋太陰暦 (純太陰暦) と呼ばれる暦法では閏月を設けず単純に1年を12ヶ月として季節との同期を図っていない。

イスラム暦

[2] イスラム暦はもっともよく知られた純粋太陰暦である。 ユリウス暦622年7月を元年とし閏月のない12ヶ月からなる。 1年の長さは約354日であり、宗教的には1ヶ月は聖職者の月の観測によって始まるものとしている。 イスラム暦は宗教的な意味合いを持っているので季節との同期はあまり関係がない。 イスラム暦の主な月は 第9月のRamadan 断食月, 第12月のZul-Hijjah 巡礼月などがある。

もっとも、よく使われる便宜的な暦法としてはユリウス暦622年7月16日をイスラム暦元年第1月1日とし、奇数番目の月を30日間、偶数番目の月を29日間とし、第12月には(イスラム紀元年の30での剰余が 2,5,7,10,13,16,18,21,24,26,29 のいずれかとなる年に)閏日を設ける。 この方法で行くと、例えばグレゴリオ暦2001年1月1日=イスラム暦1421年第10月6日などとなる。

[1] 太陽暦は今の暦で、これは明治時代から採用された。それまでは、月の満ち欠けの周期を使った太陰暦を使用していた。 (こうじ [1月1日] 2006-01-01 08:26:01 +00:00)