[181] 異なる国の元号同士で衝突する例はかなり多いです。 漢土では、同じ地域を支配した別時代の王朝で同じ元号が使われた例も多数です。
[277] 私年号の中には、正式な元号と同名のものもあります。 日本の元号と日本以外の元号が衝突しているケースもいくつかあります。
[377] 次のものは、日本の元号と私年号で衝突しています。 多くは、古い時代の正式な元号と同名の私年号を気付かず使ってしまったように見えます。
[378] 天政は、異なる時期の私年号・異年号として使われていたようです。
[379] 古代の年号に関する一部の文献や九州王朝説の支持者は、 白雉、朱鳥、大化を九州年号などとしています。 そのためこれらが私年号として挙げられることがあります。 正史上の元号と同名ですが、異なる年を意味すると主張されています。 更に、継体も九州年号・私年号とされますが、これは継体天皇擬似元号 (の「天皇」を省略した形) と衝突します。
[406] 次の他国の元号は、日本の天皇名の擬似元号と衝突しています。
[407] 次の元号は、日本の私年号と他国とで衝突しています。
[408] 他に、かなり多数の元号が日本以外同士で衝突しています。
[456] 以上の中国の元号の衝突のうち、 (元の大德、天曆、) 明の弘治、正德、清の嘉慶は琉球で使われ、 日本の元号と衝突しています。明の永樂も日本の私年号と衝突しています。
[409] 同じ元号が3つ以上の意味で衝突していることも少なくありません。 最もよく使われているのは太平で、少なくても11種類あります。 次が建平で、少なくても9種類あります。 少なくても8種類あるのが建武などいくつかあります。
[308] 十六国夏の年号について 踏襲
[475] こうした情報は、 元号一覧データファイルに含まれています。