暦の起点

元期 (暦)

[9] 元期 (epoch) は、基準時刻です。

呼称

[27] 細分化されないもっとも一般的な呼称は元期と思われます。

[25] 元期は「げんき」とも「がんき」とも読むようです。

[16] 元期 - Wikipedia () https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E6%9C%9F

元期(げんき、英: epoch)

[17] 測量に関するミニ知識|国土地理院 () http://www.gsi.go.jp/chubu/minichishiki20.html

セミ・ダイナミック補正では、 測地成果2011の基準日を測量成果の「元期(げんき)」 と呼んでいます。

[18] セミ・ダイナミック補正って何だろう? | ケーエステック () https://ameblo.jp/kstec/entry-10891309866.html

元期(がんき)

[19] 標準元期(ひょうじゅんげんき)とは - コトバンク (,世界大百科事典内言及著, ) https://kotobank.jp/word/%E6%A8%99%E6%BA%96%E5%85%83%E6%9C%9F-1401171

標準元期 ひょうじゅんげんき

[20] 地図マニアな日々 | 空間情報クラブ () http://club.informatix.co.jp/?p=4751

元期(がんき)

[21] ATMSPARK(アトムスパーク)はアイサンテクノロジー(株)のコミュニティサイト - T22m|PatchJGDによる地積測量図作成の留意点 (アイサンテクノロジー株式会社著, ) https://atmsp.aisantec.com/atmspark/modules/info_m2/index.php?id=101

地殻変動量は、元期(がんき)から今期(こんき)までのものです。

[22] 人工衛星の利用 () http://uenishi.on.coocan.jp/k158denshi.html

セミ・ダイナミック補正では「測地成果2011」の基準日を測量成果の「元期」(がんき)、観測を行った時点を「今期」(こんき)と呼びます。

[23] 元期の中国語訳 - 中国語辞書 - Weblio日中中日辞典 () https://cjjc.weblio.jp/content/%E5%85%83%E6%9C%9F

EDR日中対訳辞書

元期

読み方がんき

[24] セミ・ダイナミック補正|国土地理院 () http://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/semidyna01.html

セミ・ダイナミック補正では、 測地成果2011の基準日を測量成果の「元期(げんき)」 と呼んでいます。

[29] 暦学的には暦元上元暦上元と呼ばれてきました。

[43] 上元中元下元に対する1つ目のの意味で使われることも多く、 暦元の意味の上元と使われる場面が似ているので要注意。

[30] 紀年法的な文脈では紀元ということも多いです。 紀元が第1年に当たるときは元年ともいいます。

[28] 年始元日といいます。

[35] これらの語からわかるように「元」に元期の意味があります。

[36] 基準、基準点という言い方もありますが、より意味が広く汎用的に (≒ 曖昧に) なっています。

[37] 起源origin という言い方もありますが、これも意味は広いです。 起源紀元は同音なだけでなく意味も似ていて、 混用、誤用されることもあります。 (その場合は元期だけに留まらずいろいろな「はじまり」を表します。)

[38] その他にもいろいろな説明的な語句で表現されることがあります。


[39] これらの元期の語が、特定の元期を指す言葉として固有名詞的用法が生じたり、 更に進んでその元期を使った紀年法等やそれによる表現を表すところまで意味が広がっていることがあります。

[40] 「紀元」はキリスト紀元のことを指したり、 西暦年の数値のことを指したりすることがあります。

[41] 「紀元」は皇紀皇紀の年数のことを指したりすることがあります。 「♪紀元は二千六百年」は皇紀2600年である、と言っています。 (元期から2600年ということで、2600年が元期と言っているわけではありません。)

[42] UnixEpoch (元期 = epochcapitalize して固有名詞化) といえば Unix time元期を指します。 これが転じて Unix timeUnix time の数値のことをエポック秒エポックと呼ぶことがあります。


[47] 暦の起点という言葉はより曖昧に使われています。

色々な暦の元期

[46] 元期その他の基準点は数多あります。

[1] 色々な元期の一覧
n
d
日時
t
種別
n
宇宙暦
d
ビッグバン0
t
零点
n
世界紀元
d
元年
t
1起源基準点
n
天孫紀元
d
元年
t
1起源基準点
n
ユリウス周期
d
西暦紀元前4713年
n
ユリウス通日
d
先発ユリウス暦紀元前4713年1月1日12時 (世界時)
t
零点
n
MPSLC
d
JDN 207227 (-4145-04-08 CE) が 000-01-01-01 MP
n
Kazakh Nomad Calendar
d
からが Cycle #1
t
1起源基準点
n
Archetypes Calendar
d
JDN 897474 () が ARC year 443 から始まる ARC period の初日
n
Integral Six-Day-Week Calendar
d
JDN 969834 (-2057-03-20 CE) が 0-1-01-1 IS
n
MySQL日数MySQL秒数MATLAB datenum
d
先発グレゴリオ暦0000年1月0日0時0分
t
零点
n
西暦年, 西暦世紀, 西暦千年紀, 元期形式
d
キリスト紀元1年
t
1起源基準点
n
Delphi 1.0の日時形式
d
t
零点
n
Rata Die
d
t
零点
n
REXX DATE
d
t
零点
n
DateTime (.NET)
d
t
零点
n
Quepennura Leap Week Calendar
d
が January 1, 1 C.E.
t
暦元
n
リリウス日
d
t
1起源基準点
n
COBOL整数日付
d
t
1起源基準点
n
Windows時間
d
t
零点
n
Lunar Petin-Meton Calendar
d
が Grand Meton cycle #2 初日
n
MUMPSの日時形式
d
t
1起源基準点
n
修正ユリウス日
d
t
零点
n
日本のグレゴリオ暦
d
t
改暦
n
ISO 8601グレゴリオ暦
d
n
Delphi 2.0の日時形式
d
t
零点
n
西暦1900年暦
d
西暦1900年
t
零点
n
Lotus 1-2-3暦
d
t
1起源基準点
n
ベッセル年
d
n
暦表時
d
1900年1月0日12時0分0秒
n
Dublin Julian Date (DJD)
d
1900年1月0日12時世界時
t
零点
n
TOD
d
t
零点
n
NTP時刻
d
t
零点
n
RISC OS時刻
d
t
零点
n
Universal time
d
t
零点
n
Designerの日時形式
d
t
1起源基準点
n
絶対時間 (CICS)
d
t
零点
n
TDate (CLASSLIB)
d
t
1起源基準点
n
McKenna-Meyer Goddess Calendar
d
が 1-1-1-1 MMG
t
1起源基準点
n
HFS time
d
t
零点
n
LONGDATETIME
d
t
零点
n
Liberalia Triday Calendar
d
JDN 2416557 (CE 1904-03-17) が 0-000-01-01-1 LLT = 0-1-01-1 SLT
n
中華民国
d
t
改暦点
n
昭和暦
d
大正15年
t
1起源基準点
n
皇紀2600年暦
d
皇紀2600年
t
零点
n
中華人民共和国公元
d
を含む年が1949年
t
制定
n
BP
d
1950年
t
零点
n
Janus Clock
d
t
零点
n
TAI
d
t
改暦
n
UTC
d
t
改暦
n
LORAN-Cの日時
d
n
Pick OS日付
d
t
零点
n
TJD
d
t
零点
n
HTMLの週暦
d
t
1起源基準点
n
Unix time
d
t
零点
n
JavaScript時刻
d
t
零点
n
Go時刻
d
t
零点
n
HTML月数
d
t
零点
n
PTP
d
1970年1月1日0時0分0秒 TAI
t
零点
n
TAI64
d
1970年1月1日0時0分0秒 TAI
t
零点
n
月時計
d
が第一回の新月
t
1起源基準点
n
DOSの日時形式
d
t
零点
n
Domain/OSの日時
d
n
GPS時間
d
t
零点
n
SYSTIM
d
t
零点
n
ASCAT
d
t
零点
n
GLONASS時刻
d
t
零点
n
GST
d
t
零点
n
ユリウス世紀数
d
J2000.0
t
零点
n
ISO 8601の週暦 (曜日)
d
土曜日
n
PostgreSQL日時
d
t
零点
n
ZigBee UTCTime
d
t
零点
n
File Dates Info
d
t
零点
n
Deep Impactの日時
d
f
零点
n
LOCAL-TIME
d
t
零点
n
NSDate
d
t
零点
n
EBML Date Element
d
t
零点
n
Hermetic Lunar Week Calendar
d
を含むが Year 5003
n
彼水数
d
t
1起源基準点
n
BDT
d
n
ハイリア暦
d
t
暦元
n
Discord Epoch
d
t
零点
n
dec数
d
t
零点
n
川音紀元
d
Unix通時 1651071523 ()
t
零点

[10] 元号その他の紀年法については、 計算機システムで採用していることがよく知られているものおよび特に注意されるもののみ表に示しました。 その他はそれぞれの項および紀年法の一覧を参照。

[33] 同様に超年的時間範囲も主要なもののみ示しました。 超年的時間範囲を参照。

[32] もっぱらの計算のみに用いる暦元は表に示しませんでした。 そうしたものは各暦法の項を参照。

[26] 固定の元期を持たない (「現在」や文脈依存の基準点などが元期となる) ものは相対時刻

[34] 関連: 整数時刻系

[44] 基準値が 0 だったり 1 だったりするので注意してください。 0-based vs 1-based も参照。 それ以外の値が基準として定められていることもあります。

[45] なお、数値としての起算点と定義上の基準点が一致しないこともあります。 例えば ISO 8601暦メートル条約の調印日をと定めていますが、 0 でも 1 でもない中途半端な数値です。 この例の場合、(便宜上、表には掲載していますが) 定義上の基準点は元期とはいえません。

天文学的に主要な元期

記述法は元期形式

[3]

歴史

零点 (HTML)

[11] 零点 (ぜろてん) (zero point) は、 step の基準点の既定値です。

[12] 零点Unix紀元 (1970年1月1日) が含まれるように、次の通り定義されています。

date
1970-01-01
datetime
1970-01-01T00:00:00.0Z
datetime-local
1970-01-01T00:00:00.0
month
1970-01
time
00:00
week
1970-W01

[13] この用語は WF2HTML5 に統合されてから、仕様書の用語としては使われなくなりました。 (step 属性自体は存続しています。)

[14] 媒体タイムラインについては現在も零点という語が使われていますが、 仕様書としての定義のない一般用語という扱いになっています。

関連

[31]

メモ

[2] 元期 - Wikipedia () https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E6%9C%9F

[4] 赤道座標 - Wikipedia () https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E9%81%93%E5%BA%A7%E6%A8%99

上で述べた歳差と章動があるため、長い期間を隔てた観測データを扱う場合には、惑星や恒星、銀河などの天体の座標位置を指定する際に元期を指定する必要がある。2005年現在、元期には通常 J2000.0 が用いられる。古い観測値では B1950.0 が使われている場合もある。

[5] 基礎知識 - 2.天球と座標系 () https://www.astroarts.co.jp/alacarte/kiso/kiso02-j.shtml

1991年までは、西暦1950.0年(B1950.0)に基づいた平均赤経、平均赤緯(1950年分点)が主に用いられてきましたが、1992年からは西暦2000.0年(J2000.0)に基づいたもの(2000年分点)に改められました。

[6] セミ・ダイナミック補正 --- 1.導入の背景 --- () http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/semidyna/semidyna01.html

現在一般に公開されている測量成果(測地成果2011)は、 次の基準日の位置情報に基づいて算出されています。

2011年5月24日が基準日の地域

青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都(島しょを除く。)、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県及び岐阜県

1997年1月1日が基準日の地域

上記以外の地域

セミ・ダイナミック補正では、 測地成果2011の基準日を測量成果の「元期(がんき)」 と呼んでいます。

[7] 基本星表 - Wikipedia () https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E6%98%9F%E8%A1%A8

FK4[1](Fourth Fundamental Catalogue、第4基本星表[1])は1963年に測定し発行され、元期1,950.0から1,975.0までの1,535の星が記載された。

[8] 星表 - Wikipedia () https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E8%A1%A8

『ボン掃天星表』自体は1852年から1859年にかけて、ドイツで発表され、この星表は320,000個の恒星の1855.0年分点での位置を網羅しており、

[15] Equinox (celestial coordinates) - Wikipedia ( ()) https://en.wikipedia.org/wiki/Equinox_(celestial_coordinates)