[27] 細分化されないもっとも一般的な呼称は元期と思われます。
[29] 暦学的には暦元や上元や暦上元や暦首と呼ばれてきました。
[30] 紀年法的な文脈では紀元ということも多いです。 紀元が第1年に当たるときは元年ともいいます。
[35] これらの語からわかるように「元」に元期の意味があります。
[36] 基準、基準点という言い方もありますが、より意味が広く汎用的に (≒ 曖昧に) なっています。
[37] 起源、origin という言い方もありますが、これも意味は広いです。 起源と紀元は同音なだけでなく意味も似ていて、 混用、誤用されることもあります。 (その場合は元期だけに留まらずいろいろな「はじまり」を表します。)
[38] その他にもいろいろな説明的な語句で表現されることがあります。
[39] これらの元期の語が、特定の元期を指す言葉として固有名詞的用法が生じたり、 更に進んでその元期を使った紀年法等やそれによる表現を表すところまで意味が広がっていることがあります。
[41] 「紀元」は皇紀や皇紀の年数のことを指したりすることがあります。 「♪紀元は二千六百年」は皇紀2600年である、と言っています。 (元期から2600年ということで、2600年が元期と言っているわけではありません。)
[42] Unix で Epoch (元期 = epoch を capitalize して固有名詞化) といえば Unix time の元期を指します。 これが転じて Unix time や Unix time の数値のことをエポック秒、 エポックと呼ぶことがあります。
[47] 暦の起点という言葉はより曖昧に使われています。
[53] 支那暦の暦元について、 清の梅文鼎の暦学疑問巻一論暦元条は、
の2種類に大別しています。 >>52
[56] 天文学的には敢えて前者の方法を採る必要はないのですが、 支那暦では長く伝統的にこの方法が採用されてきました。 >>52
[57] 元の授時暦などは後者の方法を採用しています。 >>52
[58] 前者の暦元はしばしば上元と呼ばれます。 太古の昔の上元から現在や将来のすべての計算を単一の上元に帰着させられる前者の体系は、 ある種の美しさを感じるものです。 しかしその反面、非常に大きな數の計算が必要になります。 すべて手計算の時代には作業的な困難を伴いましたし、 計算機で瞬時に結果を得られる現代でも効率的とはいえません。
[59] とはいえ上元方式が実用されていた時代、 暦算はあくまで暦本の編纂のために専門家が行うだけのものでした。 計算結果の曆を使うだけのほとんどの人達にとっては、 どのような暦元が使われようと変わりませんでした。
[62] なお、実際のところ七曜斉元之元とはいっても、上元は暦法によっては五星のすべてが規準状態であることを要しませんでした。 >>52
[10] 元号その他の紀年法については、 計算機システムで採用していることがよく知られているものおよび特に注意されるもののみ表に示しました。 その他はそれぞれの項および紀年法の一覧を参照。
[33] 同様に超年的時間範囲も主要なもののみ示しました。 超年的時間範囲を参照。
[32] もっぱら暦の計算のみに用いる暦元は表に示しませんでした。 そうしたものは各暦法の項を参照。
[26]
[44] 基準値が 0 だったり 1 だったりするので注意してください。 0-based vs 1-based も参照。 それ以外の値が基準として定められていることもあります。
[12] 零点は Unix紀元 (1970年1月1日) が含まれるように、次の通り定義されています。
date
1970-01-01
datetime
1970-01-01T00:00:00.0Z
datetime-local
1970-01-01T00:00:00.0
month
1970-01
time
00:00
week
1970-W01
[13] この用語は WF2 が HTML5 に統合されてから、仕様書の用語としては使われなくなりました。
(step
属性自体は存続しています。)
[14] 媒体タイムラインについては現在も零点という語が使われていますが、 仕様書としての定義のない一般用語という扱いになっています。
[2] 元期 - Wikipedia () https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E6%9C%9F
[15] Equinox (celestial coordinates) - Wikipedia ( ()) https://en.wikipedia.org/wiki/Equinox_(celestial_coordinates)