先発グレゴリオ暦

グレゴリオ暦

[1] グレゴリオ暦 (Gregorian calendar) は、現在世界の大部分で使われているです。太陽暦の一種です。

仕様書

[14] グレゴリオ暦を定義する唯一の規範となる文書は、存在していないようです。

[15] >>13グレゴリウス13世によるグレゴリオ暦への改暦を述べた文書ですが、 ユリウス暦の改正として記述されているもので、完全な定義とはなっていません。

[16] ISO 8601 は、グレゴリオ暦規定の一部に含んだ国際標準で、 厳密な定義であり、各国の国内標準としても採用されています。 ただし、 ISO 8601 の目的は日時の表記方法を定義することで、 グレゴリオ暦自体の定義を目指したものではないようです。

[17] 日本国においては、現行の>>11>>12 によって定義されています。 これは年数西暦でないことを除き、グレゴリオ暦と一致しています。

[18] >>13>>11+>>12>>7 の定義は実態として一致しているのみであって、 互いに他の定義を参照する形で定義されているわけではありません。 他のでも同様に別の定義があると推察されます。

[72] Web では先発グレゴリオ暦の一種が用いられます。 Web暦

[73] 主なグレゴリオ暦

定義

[109] 厳密には (狭義の) グレゴリオ暦は、 ローマカトリック教会で16世紀に制定され、 現在まで用いられている暦法です。 最も狭義にはその月日を指しますが、 七曜教会暦の要素まで含めることもあります。

[110] より広義には、狭義グレゴリオ暦月日が一致する、 世界各地で使われている暦法をも含めた総称として使われています。 厳密さが必要ない一般の場面でいうグレゴリオ暦は、こちらの意味です。

[111] 日本の現行暦は広義グレゴリオ暦にあたりますが、 狭義グレゴリオ暦ではありません。

[6] ISO 8601 におけるグレゴリオ暦は、常用されているで、 ユリウス暦より正確に太陽年を近似した暦年を定義するべく1582年に導入されたものです >>7 2.2.15

[78] JIS X 7108:2004
4.1.16 グレゴリオ暦 (Gregorian calendar)
ユリウス暦よりも一年の長さが太陽年により近くなるよう定義するため, 1582年に最初に導入された, はん用的な (JIS X 0301 参照)。

備考 グレゴリオ暦の導入には, ユリウス暦で積み重なってきた誤差を解消するという意味も含まれていた。 グレゴリオ暦暦年は, 平年又はうるう年となっており, 一年は, 12 に分割されたの列からなる。

[79] ISO 19111prolepticGregorian は 「The proleptic Gregorian calendar is produced by extending the Gregorian calendar backwards to dates preceding its official introduction in 1582.」 である temporal datumcalendar です。 >>80 11.5

[83] http://www.opengis.net/def/uom/ISO-8601/0/GregorianISO 8601 グレゴリオ暦世紀からミリ秒までの組み合わせで表すもの >>84 とされています。ただしあくまで scale を表すもので、 時間参照系として UTC, UT1, GPS その他を使うことができる >>84 とされています。

[85] OWL-Time:DateTimeDescription:DurationDescription:hasTRS の値として使っています。

[84] LDA resource at /elda-common/ogc-def/resource.html () http://defs.opengis.net/elda-common/ogc-def/resource?uri=http://www.opengis.net/def/uom/ISO-8601/0/Gregorian

Composite unit (century, year, month, day, hour, minute, second, millisecond) defining the scale for the gregorian calendar used in ISO 8601. Note that this just identifies the scale and can be used with different time reference systems (UTC, UT1, GPS, etc.).

基準点

[9] ISO 8601:2004 によれば、パリメートル条約調印された暦日グレゴリオ暦における 1875年5月20日です。

[10] 改暦ノ布告によれば、明治5年12月3日 (天保暦) が明治6年1月1日です。

[59] 元々は、西暦325年ニケア会議春分とされていたところ、 十六世紀頃にはまでずれていたため、改暦時に10日進めた 暦法及時法 といいます。

開始点

[2] 先発グレゴリオ暦 (proleptic Gregorian calendar) は、 グレゴリオ暦過去に延長して適用したものです。

[69] グレゴリオ暦18世紀以後各で順次採用されていきました。 それ以前にはユリウス暦日本の旧暦など、 異なる暦法が採用されていました。 ですから、歴史的な視点から過去日付を記述するなら、 当時の暦法に従って表記するべきです。 しかし実際にはそれでは都合が悪いことも少なくありません 暦の換算 先発グレゴリオ暦は、すべての時期をグレゴリオ暦に統一して扱うものです。 ほかの方式との比較 ユリウスグレゴリオ暦

[19] ISO 8601グレゴリオ暦は、厳密には先発グレゴリオ暦であり >>7 3.2.1グレゴリオ暦の実際の導入前にも拡張されています。

[71] ISO 8601の日時形式では、 グレゴリオ暦導入前の先発グレゴリオ暦日付は、 情報交換の当事者間の事前の同意がある場合に限って用いるべきです >>7 3.2.1

[20] それ以外の定義によるグレゴリオ暦は、 改暦から始まるもので、それ以前は存在しません。

グレゴリオ暦の要素

暦年

[23] グレゴリオ暦における暦年を、グレゴリオ年と呼ぶことがあります。

[8] グレゴリオ暦は、無限にも連続する暦年の列によって構成される時間スケールを提供します。 暦年は、それぞれに割り当てられた年番号によって識別されます。 >>7 3.2.1

閏年

[60] 閏年は次の規則 (置閏法) によって決まります。

  • 4で割り切れる年は閏年。
  • 100で割り切れる年は閏年ではない (平年)。
  • 400で割り切れる年は閏年。

[94] 日本の暦は、皇紀を使ってこれと等価な置閏法を定めています。 閏年ニ関スル件

[57] ISO 8601HTMLの日時形式は、 日の数を決定する規則にこの置閏法を組み込んでいます。

紀元前

[70] 先発グレゴリオ暦には紀元前がありますが、その扱いについて定義によって違います。 「0年」を置く定義と、置かない定義があります。 紀元前

グレゴリオ暦への改暦

[36] グレゴリオ暦への改暦は、国によって16世紀から20世紀まで幅があります。 グレゴリオ改暦

グレゴリオ暦からの改暦提案

[28] 暦法改良案参照。

その他の変種

[21] Solar Petin-Gregorian Calendar : 独自の

[32] ノジ暦 : 年始の長さは等しく、配日法が独自。

グレゴリオ暦の政治・宗教性

[56] 改暦はカトリックの国が早く、プロテスタントの国は遅い。 グレゴリオ暦

[54] 中華民国グレゴリオ暦 (と中華民国暦) に改暦しましたが、 紫禁城に残っていた旧清国帝室は農暦 (と元号) を使い続けました。

[55] 朝鮮半島では日本領だった時代にグレゴリオ暦への統一が進められたため、 大韓民国新正月日本の文化の強制と捉え、旧正月を復活させました。

[95] 現在グレゴリオ暦はほとんど世界中で使われていますが、 各国・宗教の旧来の年始を盛大に祝い、 グレゴリオ暦正月は一般の年内の祝日と同程度またはまったく祝わないような地域が少なくありません。

[96] 欧米ですら、グレゴリオ暦正月よりクリスマスを盛大に祝っています。

[97] グレゴリオ暦正月を最も盛大に祝うのは日本だといわれることすらあるくらいです。

[24] 日本の暦 (現行暦) はグレゴリオ暦と同等ですが、グレゴリオ暦ではありません。 歴史的経緯がなかったとしても、 日本のように信教の自由政教分離がなされているではキリスト教の暦であるグレゴリオ暦そのものを採用するのは無理があるのかもしれません。

[30] でも「同等」なら導入してしまえるなら、キリスト紀元と同等のものを日本で導入するのも可能、 ということになりますね、理論上は。しかしキリスト紀元を採用するのは信教の自由に違反するとされています。 元号法 その辺はどういう整理なんでしょうね。 明治改暦の時代だから政府がやると決めてやれただけで、現法制下で新たにキリスト教暦を採用しようという話だったとしたら難しいのかも?

文脈

科学

計算機処理

[3] 計算機上の処理を考えると、 グレゴリオ暦より前の過去日付を扱うことはあまりなく、 改暦を考慮した場合分けを行うのは対価が大きすぎます。 によって改暦の時期が異なること、 更に時代を遡れば様々なが使われていたことを考慮すると、 かなり複雑な仕組みが必要になります。

そこで、過去も含めてすべてグレゴリオ暦で統一した先発グレゴリオ暦が使われることがよくあります。

[26] グレゴリオ暦は単純な規則で内のが定まり、 しかも過去未来に無限に延長できるので、 計算機上では非常に扱いやすいです。この点、改暦があると処理が複雑になるのはもちろん、 ユリウス暦は初期に閏年が正しく運用されなかった期間があること、 日本旧暦天体の運行を観測しないとを決定できないため現在から遠い時刻を扱うのが難しいことなどの問題があります。

曜日

七曜

関連

[25] JIS X 0301ISO 8601 に対応する JIS ですが、元号による表記を追加しています。 しかし、明治6年改暦以前は適用範囲外としていて、 先発グレゴリオ暦と同様な現行暦による元号の過去への拡張は行っていません。 附属書1 (参考) では明治6年以前の日付に関して元号による天保暦に基づく表記と西暦年号によるグレゴリオ暦に基づく表記を対応付けています。

メモ

[4] Inter Gravissimas ( ( 版)) http://www.bluewaterarts.com/calendar/NewInterGravissimas.htm

[5] Inter gravissimas - Wikipedia, the free encyclopedia ( ( 版)) http://en.wikipedia.org/wiki/Inter_gravissimas

[22] Inter Gravissimas ( ( 版)) http://www.thelatinlibrary.com/gravissimas.html

[31] FuRyu Tech Blog » Blog Archive » 西暦1000年は閏年かそうじゃないのか? ( 版) http://tech.furyu.jp/blog/?p=2321

[38] グレゴリオ暦 - Wikipedia ( 版) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%82%AA%E6%9A%A6

[66] () http://www.asj.or.jp/geppou/archive_open/1918/pdf/191805.pdf

[67] proposed TZ update for Chile, Syowa, etc. () https://mm.icann.org/pipermail/tz/1999-March/010522.html

[74] time - The Go Programming Language () https://golang.org/pkg/time/

The calendrical calculations always assume a Gregorian calendar, with no leap seconds.

[75] Extending <chrono> to Calendars and Time Zones () http://www.open-std.org/jtc1/sc22/wg21/docs/papers/2017/p0355r4.html

[82] () http://www1.cts.ne.jp/~koyomi/kikou2-9.html

[92] () https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/pdfs/B-S53-0624.pdf

[27] Constitution of Malaysia 1957 - Eleventh Schedule () http://www.commonlii.org/my/legis/const/1957/26.html

2 (98) Meaning of "year" - "year" means a year reckoned according to the Gregorian calendar.

[29] Act 388 INTERPRETATION ACTS 1948 AND 1967 () http://www.agc.gov.my/agcportal/uploads/files/Publications/LOM/EN/Act%20388.pdf

[98] 紀元・暦法を集めるスレ () https://academy4.5ch.net/test/read.cgi/whis/1044889496/903-915

[99] グレゴリウス暦 (, ) https://www.y-history.net/appendix/wh0103-169_1.html

[100] KJ-01_077.pdf, , https://dil-opac.bosai.go.jp/publication/nied_tech_note/pdf/KJ-01_077.pdf

[103] クラヴィウスの検討: suchowan's blog, https://suchowan.at.webry.info/201212/article_1.html