[1]
グレゴリオ改暦は、
グレゴリオ暦への改暦です。
[2] 一口にグレゴリオ暦への改暦といっても、
地域ごとに事情が違っています。
- [4] 旧暦 - ユリウス暦からの改暦のほかに、
支那の農暦、
日本の旧暦、
タイの旧暦などキリスト教圏以外では異なる暦法が移行元です。
- [5] 対象 - 暦日 (月日) の他に、
教会暦の要素であるイースター、クリスマスその他の決定法も変更するかしないかの違いがあります。
中東欧ではまず暦日だけを変更し、後から教会暦も変更する傾向が見られます。
- [6] 主体 - 国レベルの地域が一度に移行するケースもあれば、
市町村レベルの小地域の単位で移行するケースもあります。
決定の主体として世俗の権力による場合と教会による場合があり、
同じ地域内でも判断が分かれるケースもあります。
- [7] 時期 - 地域ごとに16世紀から20世紀と400年もの時間差があります。
まずカトリックが実施し、他宗派、他宗教へと広まりました。
- [9] 置き換え性 - 「改暦」
といわれると旧暦が使われなくなるイメージがありますが、
そうとも限りません。
非キリスト教圏では旧来の民族・宗教の暦が使われ続けながら、
公的にはグレゴリオ暦が使われています。
東アジアでは公文書や月日の記述にはグレゴリオ暦が使われますが、
民間では旧暦もよく使われており、
政府が旧暦をも管理していて、旧暦の祝日もあります。
日本では公的にグレゴリオ暦が使われ、民間で一部旧暦が残る程度です
(が、そうなるまで100年以上の移行期間を要しました)。
[36] グレゴリオ暦への改暦は、次の時期に行われています。
[21] 日付は飛んでも、曜日はそのまま連続して使われた。
[61]
1577年頃、
グレゴリオ13世は改暦委員会を設置し、
新暦を検討させました。 >>50
[88]
新暦は Aloisius Lilius (リリウス) により発案されました。
>>50
[89]
新暦へは反対が多くありましたが、
Christoph Clavius (クラビウス)
が800ページに及ぶ大著
教王グレゴリオ13世が改良したローマ暦の解説
で正当性を主張するなどしました。
>>50
[90]
ローマ教皇は欧州すべてのキリスト教徒に新暦の採用を求め、
拒否する者には破門で脅し、
宗教改革の弾圧に利用しました。
>>50
[3] グレゴリオ暦採用の歴史 http://member.nifty.ne.jp/abayama/gregory.html
[33] 朝鮮国からの改暦通知 >>32
[93]
サウジアラビアでは便宜上グレゴリオ暦の併用が広まっていますが、
従来のイスラム暦を廃止しておらず、改暦ではありません。
サウジアラビアの日時
[101] Russian_Grammar.pdf, , https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/65738/1/Russian_Grammar.pdf#page=37
[102] 暦の会第373回例会資料: suchowan's blog, https://suchowan.at.webry.info/201203/article_2.html
日本にいた南蛮人宣教師たちがその使用暦を改めたのは1585年ごろ(『フロイスの日本覚書』P.4)
[10] Kororado Shinbun 1917.01.31 — Hoji Shinbun Digital Collection, , https://hojishinbun.hoover.org/en/newspapers/cos19170131-01.1.1
左上
トルコ改暦
[11] Chōsen Shinpō 1906.12.13 — Hoji Shinbun Digital Collection, , https://hojishinbun.hoover.org/en/newspapers/csi19061213-01.1.2
上中央
清国改暦検討
[12] 紀元・暦法を集めるスレ, https://academy4.5ch.net/test/read.cgi/whis/1044889496/100
ちなみに欧州でグレゴリオ暦を最も遅れて採用したのはユーゴスラビア(1925)。やはりね。
[13] 紀元・暦法を集めるスレ, https://academy4.5ch.net/test/read.cgi/whis/1044889496/903-918
[38] グレゴリオ暦 - Wikipedia ( 版) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%82%AA%E6%9A%A6
[30] いろんなプログラミング言語で1582年10月5日を扱ってみる| mwSoft
( 版)
http://www.mwsoft.jp/programming/other/time_mendoi.html
[44] 改曆及建元ニ關スル件 - Wikisource
( 版)
https://ja.wikisource.org/wiki/%E6%94%B9%E6%9B%86%E5%8F%8A%E5%BB%BA%E5%85%83%E3%83%8B%E9%97%9C%E3%82%B9%E3%83%AB%E4%BB%B6
[49] >>48 1912年の北京政府の公報。陽暦と農暦の日付が併記されています。
[76] Calendar (New Style) Act 1750
()
http://www.legislation.gov.uk/apgb/Geo2/24/23/introduction
[86] グレゴリオ暦とユリウス暦
()
https://web.archive.org/web/19991004000105/http://www.mars.dti.ne.jp/~k-makoto/gregorian_calendar.htm
[87] Julian
()
https://web.archive.org/web/20010725041057/http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/seminar/Julian.html
[14] HTML document for the World Wide Web, , https://web.archive.org/web/20011019102716/http://village.infoweb.ne.jp/~fwhp7108/essay19990815.htm
[16] The Julian and Gregorian Calendars, , https://www.hermetic.ch/cal_stud/cal_art.html
[17] Toke Nørby. The Perpetual Calendar, https://norbyhus.dk/calendar.php
[18] Change in Calendar - Dates in the Old Parish Registers | National Records of Scotland, https://www.nrscotland.gov.uk/research/record-guides/old-parish-registers/change-in-calendar
[19] Russian_Grammar.pdf, , https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/65738/1/Russian_Grammar.pdf#page=34