[5] ミクロネーションやミニ独立国は独自の日時制度を定めていることがあります。
[1] マイクロネーションやミニ独立国は独自の紀年法 (元号) や標準時を定めていることがあります。 (定めていないことも多いです。)
[6] 標準時は周辺の国の標準時がそのまま用いられている場合もあれば、 独自に定めている場合もあります。
[48] マイクロネーションには、 実効支配的なことをしている実在性の高いものから、 架空の遊び感覚のものまで様々なものがあります。 従ってマイクロネーションの日時各種も私年号的に実在するものから、 架空の日時に分類されるものまで多様です。
[43] 人工言語にも付随して世界観が定められていて、 国家の日時制度が決まっていることがあります。 (その場合、マイクロネーションとは違って、現実世界に地理的に紐づいていないことが多いようです。) 人工言語の日時も参照。
[12] 昭和時代後期に日本全国に作られたミニ独立国は、 現在では個別の資料も入手困難で、当時の諸国の概要をまとめた書籍は貴重です。 本書はいくつかの国について日時制度にも言及があります。
[13]
ただし網羅的ではありません。
掲載されていない国があるという意味でも
[14]
本書は基本的には西暦年を使って書かれており、
建国など主要な年には
「
[15] 本書中の写真には、 昭和の元号年、 元号名の省略された昭和の元号年、 西暦年、 '2桁西暦年が写り込んでいました。 多くの国では当時の日本の一般的な慣習通りに日付表記していたようです。
[22]
編集担当者によるのか、国によって紹介の詳しさが違います。
ほとんどは簡単に触れる程度ですが、
新邪馬台国は本文のほとんどすべての年が豊国と西暦年の併記になっています。
新邪馬台国は独自の標準時が詳しく紹介されていますが、
ニコニコ共和国の標準時は
(関係する写真が掲載されているにも関わらず) まったく説明されていません。
ニコニコ共和国は建国紀元にも本文で言及がないのですが、
巻末の年表では建国紀元が使われています。
[23] 日時制度に限らず国制のこれを紹介する、しないという一律の基準は設けていなかったようで、 このような一貫性のなさが生じているのでしょう。 本書に言及がなくても独自の日時制度を持った国は他にもあったかもしれません。
[7] ミクロネーションは (国家としての地位はともかく) 実在していると確かに言えるものもあれば、 ほとんど空想のようなものも多々あります (ミクロネーション参照)。 そういった意味でミクロネーションの標準時の中にはフィクションの標準時と区別の付かないものもあります。
[8] ミニ独立国のニコニコ共和国が採用するニコニコ時間のように観光目的であってリゾートタイムに近い性質のものもあります。 国家の標準時を完全に置き換えることを狙ったものではない、 ユーモアの類であるとするなら、フィクションの標準時に近いものですが、 一方で限定的ながら実際に用いられる時刻でもあります。これはゲーム内時間と近い性質といえます。
[28] PMST が Pierre & Miquelon Standard Time だとすると 。 よって Intos Standard Time は 。
[31] Babal Provincial Standard Time
[30] Origo Time
[32] Bahá’í Era は宗教の暦。
[34] 90002364.pdf, http://www.lib.kobe-u.ac.jp/repository/90002364.pdf#page=2
[35] 日本国兵庫県城崎温泉のミニ独立国かに王国の かに王国宣言に、
ここに「かに王国」の建国とかに
王国元年の開国の宣言をする。
... とありました。 >>34
[36] この宣言文がいつのものなのか不明ですが、 の最初の建国宣言・式典 >>34 の頃と思われます。
[37] 宣言文の表現がやや分かりにくいですが、建国当初のかに王国は年1回の行事で、 会期の始めと終わりに開国式典と閉国式典がありました。 >>34 国家の新設と第1年 (「王国元年」) の会期スタートを謳っているのでありましょう。
[39] この「王国元年」式の建国紀元の用例としてこれまで見つかっているのは、 この宣言文の1例のみです。
[38] この「開国」は蟹漁の解禁の頃に毎年行われていて、 本段落執筆時点ではまで継続されています。 開国式典や関連イベントの様子は公式、地元媒体、観光客らのWebページや動画で一部窺い知ることができます。 のダイジェスト動画では司会が「2014年」と言っていますが、 「宣言」は紀年なしでした >>41。 他の年にも独自の紀年法の利用例は確認できません。
[3]
ミニ独立国の日時の制度はその時代の一般市民の日時制度と国家の制度の関係性についての感覚をみるという意味でも興味深い事象ではないでしょうか。
[10] その視角でいうなら、欧米のマイクロネーションの日時の制度 (特に紀年法) は西暦にほぼ統一された画一的な欧米文化の中で紀年法というものがどう捉えられているかを観察できる貴重な事象なのですよね。 翻って元号と西暦 (とその他) が混在する日本における紀年法の位置を理解するためにも有益です。
[25] 欧米で紀年法を定めているところは少ないですが (あるにはある)、 標準時を定めているところは多いです。この違いも興味深いですね。 欧米人にとって時差は身近でしょうし、 マイクロネーションを作るような人ならなおさらでしょう。 時差は現役の地理的知識の一部ですが、 紀年法の違いは歴史学のマニアックな知識なのではないでしょうか。
[11] Aethodian conventions - MicroWiki, , https://micronations.wiki/wiki/Aethodian_conventions#Measurement
[26] 日本のミニ独立国は定期的に交流イベントで集合したり、 新聞等の発行物で他のミニ独立国の動向を掲載したりして、 緩やかなつながりの元で互いに参考にしながら活動していたようです。 ミニ独立国の日時制度も、 他国の事例を真似て制定したようなケースもあったのかもしれません。
[27] 残念ながらミニ独立国の情報は入手困難なケースがほとんどです。 現在知られている以外にも日時制度を持っていた国があるかもしれませんし、 国名すら忘れられているところにもそうしたものがあったかもしれません。
[66] https://dl.ndl.go.jp/pid/1813996 (非公開)
週刊読売 = The Yomiuri weekly 40(7)(1686);1981・2・15
雑誌
(読売新聞社, 1981-02)
全 8 件の該当箇所
4: い」といなないたのが中標津のそれだった。中標津を首都とし、首都にふ
4: 。だが、今年を共和国元年にすることだけは決まっている。国である以上
31: 前の1855年(安政元年)に日露歯舞、通好条約が結ばれた日で、2月7日は、1月6日の閣議で、「北方領土の日」まりました。に
3: の首都、北海道·中標津の官邸に帰ってきた
6: 動物共和国の領土は、中標津の"首都"と、そこから南へ車で一時間ほど行った、太平
8: 席·談)「中標津の町で16