[23] HTML では、 meta
要素の name
属性に使う値や link
要素の rel
属性に使うリンク型の値などで可能な値をすべて規定することはせず、
自由に拡張できるようにしていました。ただし、
勝手に拡張すると相互運用性の問題が起こりますから、
プロファイルを head
要素の profile
属性に指定することになっていました。
ここでは、このプロファイルについて扱います。単に
プロファイル
では一般的過ぎて不便なこともあるので、
仮にHTMLメタ情報プロファイルとでも呼ぶことにしますが、
特に HTML に依存しているわけではありませんから、
HTML 以外の仕様で互換性のある仕組みが採用されていることもあるかもしれません。
[29] なお、 profile
属性の具体的な指定方法についての話題は
profile
属性の項をご覧下さい。
その他の関係する属性等の詳細も、それぞれの項をご覧下さい。
[424] この仕組みはうまく機能せず、また旧 HTML WG が色々な別の仕組みに流用しようとしましたが、
いずれも広く受け入れられませんでした。結果 profile
属性は HTML5 で廃止され、
メタ情報プロファイルも過去のものとなりました。
本項は歴史的事項を説明しています。本項の内容の一部または全部は、現在の状況とは異なるかもしれません。
(なお本項の内容の一部または全部は、互換性または歴史的連続性のために現在も有効な場合もあります。しかし新たに利用することは避けるべきです。)
head
要素 profile
属性
IW:HTML4:"struct/global.html#adef-profile"META
element
IW:HTML4:"struct/global.html#edef-META"meta
要素 name
属性
IW:HTML4:"struct/global.html#adef-name-META"meta
要素 schema
属性
IW:HTML4:"struct/global.html#adef-scheme"LINK
element
IW:HTML4:"struct/links.html#edef-LINK"rel
属性
IW:HTML4:"struct/links.html#adef-rel"rev
属性
IW:HTML4:"struct/links.html#adef-rev"class
属性
IW:HTML4:"struct/global.html#adef-class"[19] HTML 4 でプロファイルが適用される場所:
[3] a
要素の rel
,
rev
属性にも本来適用されるべきですよね?
[26]
class
にも適用しようというのが >>24 の案。
(名無しさん 2004-03-18 01:24:13 +00:00)
[33] HTML 4 は、プロファイルの書式について定義していません。
それどころか、 XML名前空間における名前空間名のように、
profile
属性に指定した URI 参照は単なる識別子であり、
資源を取出す機能を持たないとする考え方も認められるとしています。
(ただし実際には URI 参照からプロファイルを定義する資源が取出せた方がいろいろと便利です。)
プロファイル定義文書が存在する場合、一番多いのは自然言語による記述です。 多くの場合は HTML 文書で説明があります。メタ情報の語彙の定義ということで RDF で定義することも考えられますが、具体的に RDF でどう表現するのかなどの問題があり、現状ではほとんど機械処理は不可能です。
[34] XMDP XMDP は、 HTML 文書で自然言語によって記述しながらも
class
属性などによって定義の部分を機械的に取り出すことができる書式を提案しています。
[42] リンク型や meta
name
などで、XML名前空間と似たような方法で記述できることがあります。
プロファイルの中には >>24 や >>41 のようにそのような仕様を含むものもあります。
[15] 次のプロファイルが定義されていることがわかっています。
nofollow
や RFC 2731
を応用した .
による修飾名,
made
や meta
など、
よく使われるものがいろいろ定義されています。text/html
)profile
URI 参照を
XML名前空間のように使用する方法についての考察です。meta
が定義されています。transformation
リンク型などが用意されています。application/xhtml+xml
)dt
には id
が与えられていません。
代わりに dd
に与えられています。profile
は
http://www.w3.org/2003/g/data-view http://purl.org/NET/erdf/profile
です。meta
name
hatena
などが定義されています。validate
などが定義されています。text/html
)profile="/meta/linkprofile.html"
と相対参照で自分自身をプロファイルとして参照しています。text/html
) (2008年3月現在)profile="/meta/linkprofile.html"
と相対参照で自分自身をプロファイルとして参照しています。profile="/meta/linkprofile.html"
と相対参照を使っていますが、
http://ocaml.jp/meta/linkprofile.html
は 404
です。 >>32
を参照するつもりが絶対URI にし忘れたのでしょう。404
になります)。meta
name
が定義されています。404
になります)。404
になります)。profiles/coreが翻訳されていることもあります。
404
になります)。robots
などが定義されているものと思われますが、明確な規定はありません。profile
の用例として最古の部類に入ると思われます。icon
(favicon.ico用) が定義されているらしい。404
)。404
(2006年10月現在)stylish-
で始まるリンク型をいくつか定義しています。text/html
)text/html
)text/html
)text/plain
The XML Namespace document associated with the XHTML Family of markup languages uses the mechanism for transforming XHTML+RDFa documents into RDF as defined by [GRDDL]. Authors who want to be certain their documents are transformable by all [GRDDL] processors may also include a profile
attribute on the head
element that includes a reference to the XHTML vocabulary URI http://www.w3.org/1999/xhtml/vocab.
という意味不明な説明があります。profile
の使い方 (HTML 4 に近い。)
と XHTML2 WG の言うところの XHTML の profile
の定義はニュアンスが違うと思うのですが・・・。 (profile
の項を参照。)text/html
)text/html
)application/xhtml+xml
)profile="http://www.w3.org/2003/g/data-view"
となっています。translation
が含まれるプロファイルです。404
[21]
これによれば、Webサイト (の標本) 全体の中でprofile
属性が使われている割合はかなり少ないですが、
その中でよく使われているプロファイルのURIは:
... です。
(名無しさん )
[7] 00年代には Web 技術愛好家や Semantic Web 信者の間で人気となり、
沢山のプロファイルが作成されましたが、そのほとんどは著者とそのごく近辺で使われずに過ぎず、
ほとんど何の役にも立っていませんでした。実装もほとんどありませんでした。
一部の Webアプリケーションが機械的に >>58 のような profile
属性を生成していましたが、それでも Web 全体に大きく影響を及ぼすには至りませんでした。
[8] マイクロフォーマットコミュニティーは実効性が伴わないプロファイルを次第に使わなくなり、
やがて HTML5 からも profile
属性は削除されることとなりました。
Semantic Web 信者のほとんどは HTML への関心を失い、
残った人達は RDFa を使うようになったので、最早誰も profile
を使っていません。 HTTP 関係者は IETF で活動していることもあり、
profile
属性のような仕組みよりも
IANA登録簿を好んでいます。
[421] link要素云々 : Weblog : SimpleIsm (夜秋 著, 版) http://simpleism.net/blog/2008/11/link-element
[423] RFC 6381 - The \x27Codecs\x27 and \x27Profiles\x27 Parameters for "Bucket" Media Types ( 版) http://tools.ietf.org/html/rfc6381