XHTML+RDFa 1.0

RDFa 1.0

[2] 最初に W3C 勧告となった RDFa を、 RDFa 1.1 と区別するため RDFa 1.0 と呼びます。

[159] RDFa 1.0Semantic Web Deployment Working GroupXHTML2 WGRDF in XHTML Task Force により開発されました。

仕様書

[160] RDFa 1.0W3C 勧告でしたが、 RDFa Core 1.1 W3C 勧告により上書き (supersede) されています >>161

属性

[143] RDFa 関係の属性は次の通りです。

[154] これらはメタ情報属性集成として共通属性に含まれていました。 RDFa 仕様書で規定されたメタ情報属性モジュールで定義されていました。

[144] link 要素meta 要素の用法を拡張する提案が盛り込まれたこともありましたが、後に削除されています。

[146] また、一時は href 属性値に (後の) 安全CURIE を認めるなど前衛的な仕様案となっていましたが、最終的には元の URI に落ちついています。

処理モデル

大原則

[147] 文書オブジェクトから出発し、要素文書順に探索します。 各要素にそれぞれ処理規則を適用していきます。 5.1

[148] 処理器RDFa 仕様書の処理モデル以外の三項組を生成しても構いませんが、 既定グラフにそれが現れてはなりません5.1

評価文脈

[149] 評価文脈 (evaluation context) は処理中の文脈情報で、初期値は次の通りです 5.2

メモ

[150] 処理モデルをまとめようと思ったもののやめました。 RDFa 仕様書の処理モデルの章は非常に読みにくい。わからせる気があるのでしょうか。 (「処理モデル」という語の意味を理解しているかさえ疑わしいです。)

XHTML+RDFa 1.0

[153] XHTML 1.1RDFa を組み合わせた文書型XHTML+RDFa 1.0 として RDFa 勧告内で規定されていました。

[163] XHTML+RDFa の項も参照。

RDFa 1.0 勧告のおかしな点

[106] XHTML2 WG の仕様書は昔から低クオリティーなので、 一々おかしな点を挙げてもきりがないのですが・・・。

参考文献

[107] なぜか XML 1.0 3e とか XML名前空間 1.0 1e とか、 古いものばかり引用しています。

URI

[108] RDFRDF URI参照XHTMLURI 型 (XHTML m12n 1.1 によれば anyURI)、 CURIERFC 3987 IRI参照 と色々 URI 的なものの定義が微妙にそれぞれ食い違っているわけですが、 その辺、何も説明がありません。

説明をしろという方が無茶かもしれませんがw

HTML semantics の無視

[151] RDF意味が記述さえできれば HTML意味はどうでもいいのでしょうか。

RDFa in XHTML: Syntax and Processing ( 版) <http://www.w3.org/TR/2008/REC-rdfa-syntax-20081014/#sec_5.3.>

<div about="http://dbpedia.org/resource/Albert_Einstein">
  <div rel="foaf:depiction">
    <img src="http://en.wikipedia.org/wiki/Image:Albert_Einstein_Head.jpg" />
  </div>
</div>

などという例が示されていますが、中間の div 要素rel 属性によって述語を記述するためだけの目的で挿入されています。 これでは CSS のためだけに div を濫用する div厨と変わらないではありませんか。

OpenDocument

[3] ODF では RDFa 1.0 のいくつかの大域属性を (HTML名前空間を使って) 採用しています。

歴史

[155] RDFa の項を参照。

メモ

[1] Unique URIs for File Formats ( ( 版)) <http://www.w3.org/ns/formats/>

[5] OASIS Open Document Format for Office Applications (OpenDocument) Version 1.2 - Part 1: OpenDocument Schema ( 版) <http://docs.oasis-open.org/office/v1.2/os/OpenDocument-v1.2-os-part1.html#a4_2_1In_Content_Metadata__RDFa_>

In addition to the mechanism defined in Part 3 of this specification RDF metadata can be attached to elements in the "content.xml" and "styles.xml" file. Elements supporting this type of metadata have the following attributes: xhtml:about 19.905, xhtml:property 19.908, xhtml:content 19.906, and xhtml:datatype 19.907. When metadata is added using these attributes, it is referred to as in content metadata. If "content.xml" and "styles.xml" files contain in content metadata they shall be listed in the package's "manifest.rdf" file.