[12] の HTML は、 まだ誕生直後で、非常に簡潔なものでした。
[164] 現存最古のHTML文書片とされるもの >>165 は、 頃に書かれたと推測されています。 >>46
[166] その出所と推定の根拠は明記されていませんが、 これは頃に書かれたと推測され、 W3C のWebサイトで付となっている論文ファイル内に含まれていた HTML 例文であり、 というのは挿絵ファイルの日付です。 >>163
[167] 同論文を読む限り、この段階ではまだ実用に供されたわけではない、 企画説明の例文として作られたものと思われます。
[50]
最初の HTML の実装の一部分と思われる
HyperText Implementation (HyperText.m
)
は、
現在の W3C の Webサイトでファイルの日付がとなっていますが、
ファイル中の注釈にとの日付があります。
>>49
[162] この当時最初の Webブラウザーは HyperBrowser と呼ばれていました。 付の論文挿絵ファイル >>163 で HyperBrowse の名が確認できます。 >>46
[161] ファイル名の拡張子の設定の痕跡から、 時点で 「HTML」 という言語名があったと推測されています。 >>46
[53] からの国際会議 ECHT '90 (the European HyperText Convention) に Tim Berners-Lee と Robert Cailliau が参加しています。 HTML の開発に影響したと考えられています。 >>45
[54] ECHT に関連するHTML文書群があり、 からまでの日付となっています。 >>58
</li>
, </dt>
, </dd>
なし[125] 以上から推測できること
ol
、途中からおよび WorldWideWeb 時代は ul
が使われた。</A>
を出力する不具合があった。[18] ファイルの日付がのHTML文書があります。 >>17
title
,
h1
,
h2
,
h3
,
ol
,
li
(開始タグ),
a
(name
, href
),
hp2
,
p
(開始タグ),
xmp
,
dl
,
dt
(開始タグ),
dd
(開始タグ),
ul
,
listing
が使われていました。<ol>
が </ul>
で閉じられている箇所があります。p
は段落でなく改段落ですが、いわゆるお尻pの行末の書き方ではなく、
行頭に書いてあります。<p>
と同等とされます。
SCRIPT の残滓と説明されています。hp2
が使われています。http:
,
file:
,
news:
が使われています。[34] 付ファイルがあります。 >>33 前年のもの >>17 とほぼ同内容ですが、 少し違います、
[35] 前年のファイルを WorldWideWeb で編集したものがこのファイルと推測されます。
nextid
が使われています。hp2
がなくなっています。p
がお尻pになっています。ol
が ul
に変わっています。[130] RPC ソフトウェアのマニュアルとして、もとの SGMLguid 文書を HTML に書き換えたものがあります。 >>45
[131] HTML文書のうち古いものは付、 新しいものは付になっています。 >>129 古いものは手書きと推測され、新しいものは WorldWideWeb による編集と推測されます。
[148]
これらの「HTML」文書はファイル名こそ .html
ですが、
その内容は現在知られる HTML とは違いが多く、
大部分のファイルは現在の Webブラウザーで適切に表示することができません。
(同時期の ECHT 文書群 (>>53) が現在の Webブラウザーでもそのまま表示できるのとは対照的です。)
[149] Sean B. Palmer はこれらは HTML というよりはその前身の SGMLguid をハイパーテキストに書き換える過程のものだろうとみています。 >>45
[150] 現在からみれば HTML にない機能が多く含まれていますが、 当時からすればまだ何が HTML で何が HTML でないか確定していません。 HTML では無いと考えるよりは、既存の SGMLguid の機能のうちどれだけが必要で WorldWideWeb で再実装するべきか、 試行錯誤の過程がたまたま現在に伝わったとみなすのが自然なように思われます。
[151] 当時これらの「HTML」文書を表示できる実装が存在していたのか、 それとも当時の実装でもまだこれらを適切に表示できないまま不要な機能と判断されたのかは明らかではありません。
MarkUp.wn
#✎[154]
MarkUp.wn
というファイルがありました。
かつては付のファイルが入手可能だったようです。
現在得られるのはそれを
Sean B. Palmer
が紹介したものです。
>>46, >>153
[155] Sean B. Palmer の分析によると、 このファイルに含まれていたのはからにかけての期間に書かれたと思われる HTMLの仕様書で、 その後電子メールや Webサーバーで公開されるHTMLの仕様書の古形に当たるものです。 CERN 内部で配布されたものと推測されています。 >>46, >>153
[156] ファイル中には3つの版があり、古い順に 01, 02, 03 と呼ばれています。 >>153
[157] 規定の概要:
title
nextid
(03)base
(03, 構文未定)a
(href
, rel
, 03 に type
(rel
と混在), 01 と 02 に id
, 03 に name
)node
(name
, enable
, 詳細未定)isindex
(02, 03)available
(詳細未定)link
(id
)anchor
(link
の項に言及のみ)date
(詳細未定)plaintext
xmp
listing
(02, 03)p
h1
h2
h3
h4
(02, 03)h5
(02, 03)h6
(02, 03)hp1
(02 と 03 では未使用)hp2
(02 と 03 では未使用)dl
dd
dt
ul
ol
(02 と 03 では未使用)li
[16]
変更履歴によると WorldWideWeb は中に数回更新されています。
HTML要素の追加もありました。
[158] https://web.archive.org/web/20140727094820/http://www.openstep.de/net/www/apps/historic/WWWNeXTStepEditor_0.12.tar.gz
[159] >>158 時点。現在知られる最古。 当時の HTML文書もいくつか入っている。
[160] >>14 はこのファイル自体は >>158 のものと同じだが、 その他のファイルはその後に更新されたものもある。
ParseHTML.h
#✎[1] Webブラウザー WorldWideWeb
のソースコードの付
ParseHTML.h
では、次のようにHTMLが構文解析されるようです。
無限大という名前の定数で、現実には1024文字になっています。
FULL STOP
で、
その次の文字は空白以外なら、SCRIPTの命令として、
その行の終わりまたは SEMICOLON
の先に現れる方までを読み飛ばします。<
a
attr>
href
属性があれば、
その値が参照先となります。name
属性があれば、その錨の名前
(素片識別子) となります。もしname
属性値が整数で、次の番号として覚えているものより大きければ、
name
より1大きな数を次の番号とします。<
address
>text</address
>
<
dd
>
<
dl
>...</dl
>
<
dt
>
<
hn
>...</hn
>
n = 1, 2, 3
)。
コンパイル時に定数CERN_LIKE
が定義されていれば、
終了タグを待たず、次の改行を見つけ次第見出しスタイルを終えます
(SGMLguid互換な動作)。<
hpn
>...</hpn
>
n = 1, 2, 3
)。
まだ実装は不完全なようです。<
i1
>
<
isindex
>
, </
isindex
>
<
li
>
<
listing
>text</listing
>
<
nextid
n>
name
とする番号を設定します。<
node
>...</node
>
<
ol
>text</ol
>
ul
の同義語として実装されています。<
p
>
<
plaintext
>
<
restoffile
type>
<
title
>title</title
>
<
ul
>text</ul
>
<
xmp
>text</xmp
>
i1
i1
が実装されているが、
その行を無視するだけのものだった。[2] WorldWideWebで新しいHTML文書を作成する時に雛形として使われたとみられるHTML文書 (1991年8月付) は、こんなものでした。
<title>(No title)</title> <h1>Heading</h1> Text<p> __________________________________________________________________ <address>Author</address>
[6] TimBL が に HTMLの仕様書について www-talk メーリングリストに投稿しています。
[199] >>9 全文は含まれていないのですが、 >>8 のメールの後半部分が当時の仕様書の変更の要約と思われます。
Here is some discussion about the tags -- where it's not in http://info.cern.ch/hypertext/WWW/MarkUp/Tags.html I have updated that document now.
までが説明で、その続きが now に updated したばかりの http://info.cern.ch/hypertext/WWW/MarkUp/Tags.html の変更概要と思われます。
[204] しかし現存する他の仕様書本文と似ているものの違う文章なので、 DanC の質問に答える形で更新を説明したものと理解できます。
[10] 英語版 Wikipedia は http://www.w3.org/History/19921103-hypertext/hypertext/WWW/MarkUp/Tags.html が当時のものだとしています。 根拠は不明です。
- The first version of HTML
- This is the description of a very early version of HTML. This text dates from 1992.
と書いてhttps://www.w3.org/History/19921103-hypertext/hypertext/WWW/MarkUp/MarkUp.htmlにリンクしている。
[152] >>102 が >>10 の根拠かもしれない。そうだとすると根拠として脆弱。
[203] >>202 のファイルの日付がとなっており、内容を見ても信用していいと思われる。 >>9 の後1年分の変更が加わっていると考えるのが妥当。
HTML2
#✎[205]
付で CTB による HTML の変更案で HTML2.html
というファイルに入ったものが、 World Wide Web サイトで公開されていました。
>>206
[207] CTB 案掲載の要素は TimBL の仕様に現れるものとほぼ共通しており、 特に説明はありません。 CTB が作成した当時の TimBL の仕様書に掲載されていた要素がすべて示されている可能性があります。
[212] 暮頃の World Wide Web プロジェクト Webサイトのスナップショットと思われるファイル群が W3C のWebサイトで公開されています。 >>211
[213] URL にはとあります。
ファイルの日付はとなっているものが多いです。
Future.html
はとなっています。
[214] MarkUp.html
はとなっていて、
後から何らかの変更が加わってしまったのか、注意が必要です。
[215] 版の Dan Connolly の仕様書も含まれます。
[217] この時期の仕様書の一部分の引用:
[219] Re: proposed registration of type 'text/html' for MIME, , https://lists.w3.org/Archives/Public/www-talk/1992NovDec/0030.html
[220] >>219 当時 FTP でも HTTP の仕様書が配布されていたが、 HTML の仕様書は HTTP にしかなかった。
[221] Freezing the HTML spec Re: Comments in HTML ?, , https://lists.w3.org/Archives/Public/www-talk/1992NovDec/0078.html
spec: ftp://info.cern.ch/pub/www/doc/html.txt from http://info.cern.ch/hypertext/WWW/MarkUp/MarkUp.html and its neighbors "Text.html" "Tags.html" "Entities.html" and "HTML.dtd" infomative appendices: "HTMLConstraints.html" "Future.html" examples: "../Test/test.html"
が少なくても存在していた。
[223] EMail Msg <9301111351.AA00475@www3.cern.ch>, , https://ksi.cpsc.ucalgary.ca/archives/WWW-TALK/www-talk-1993q1.messages/33.html
[224] EMail Msg <9301141702.AA00591@www3.cern.ch>, , https://ksi.cpsc.ucalgary.ca/archives/WWW-TALK/www-talk-1993q1.messages/64.html
a
と link
#✎[171] Line Mode Browserには、1991年2月の段階で既に
href
属性とname
属性が実装されています。
2月27日には要素内でタグが使えるようになりました。
>>172
address
#✎[176]
address
要素型は、
1991年2月1日の WorldWideWeb 0.5 版で初めて実装されました。
address
address
を実装した。[178] 1991年3月5日には、 Line Mode Browser で実装されました。 >>172
address
address
を実装した。[180] この当時のメイル記事を保管しているところがどこにもない。。。
listing
#✎[183]
Line Mode Browserでは、1991年3月5日にxmp
と同じように扱われるようになりました。
listing
は仕様上132桁必要ですが、
画面幅の関係でxmp
と同じ80桁になっています。
>>172
listing
listing
を
xmp
と同等なものとして実装した。isindex
#✎[47] HTML の初期開発史については、 との Sean B. Palmer による研究があります。 >>45, >>46
[48] 当 SuikaWiki の記事では、 HTMLの仕様書 がに作られましたが当時はからで、 の 3:1.9 版にまで遡りました。 HTML 1991 がに作られました。 その他にもいくつか関連記事が同時期に作られています。
title
h1
a
p
ol
li
h2
hp1
xmp
h3
i1
dl
dt
dd
body
ul
isindex
nextid
plaintext
section
listing
address
available
date
h0
h4
h5
h6
hp1
hp2
hp3
h7
menu
link
node
restoffile
author
anchor
available
#✎[3]
HTML Design Constraints (1995-10-18 14:13:28 +09:00
版) http://www.w3.org/MarkUp/HTMLConstraints.html
(名無しさん 2007-04-01 09:21:09 +00:00)
1991
Tim Berners-Lee originally drafted this as a somewhat informal reference on the HTML elements. The document has been edited continuously since then, with snapshots published through various means.
- Note on constraints of original level1
(名無しさん)
[5] Hypertext HTML formatting example ( 版) http://www.w3.org/History/1991-WWW-NeXT/Implementation/Test/backup_of_test.html