[3]
元号年と西暦年、
暦日と曜日、
新暦と旧暦など、
同じ構成要素が1つの日時表示内部に併記されることがあります。
[9] 年月日まで書いて時以下を省くことで日精度であることを暗示的に表していたりします。 しかし0時ちょうどを表すなど省略が最初の値を暗示している場合もあります。
[10] 吉日など精度を意図的に下げる表記が使われることもあります。
[15]
上位の部品が省略されることもあります。
省略により、
または暦法上の制約により、
解釈上の問題が生じることもあります。
[6]
「于時」
のような慣用句的字句が前後に付くことがあります。
[7] 「東山天皇の御世」のような時代説明的な語句が前後に付くことがあります。
[8] 「ちょうど」、 「頃」、 「前後」、 「ちょっと前」 のような日時の精度や微調整を表す語句が前後に付くことがあります。
[13]
部品の区切りには「:」、「/」、「-」、「.」、空白などの記号が使われることがあります。
どの記号を使うかは言語により、
国により、
表記規約により、
あるいは人により異なります。
[14]
部品を固定長で表せるときは、記号は省略されることもあります。
省略により解釈が曖昧になることもあります。
[11] 「2019年」のように数値で表すタイプと、 「January」のように名前で表すタイプがあります。
[12] どちらのタイプかは言語によっても違います。 どちらでも表せる場合もあります。 文字言語と音声言語で違うこともあります。
[18] 各部品が数値で表される場合、値域があります。 通常はその範囲内の値が与えられることが期待されます。
[19] 日時計算の便宜上の手法として、範囲外の値を与え、正規化して結果を得ることがあります。
[20] フィクション作品などで架空の日時に使われることがあります。
[21]
実装は適切に処理しなければ不具合を生じることがあります。
[22] 言語や国に関わらずアラビア数字を使うことも多いです。
[24] 言語により、 序数としたり基数としたり、 どちらでも表記できたり、 文字言語と音声言語で違ったりします。
[25] 位取り記数法を使うこともあれば、 言語依存の記数法を使うこともあります。
[50] 数の表記でなく、言語依存の通常の単語列で表すこともあります。
[23]
通常の数の読み方とは違う特別な読み方がされることもあります。
[26]
伝統的な表現と欧米式時刻のずれの処理のため、
言語本来の数値表現と時刻としての表現で値がずれている場合もあります。
[27]
年始改正の影響で月名に含まれる数値と月番号がずれている場合もあります。
[29]
複数の数値表現があり、使われる場面により異なることがあります。
[35] 数値をそのまま使う場合と、 言語依存の語が前後に付く場合があります。
[30] 数値表現を使っていても、 第 1 単位を特別に呼ぶことがあります。
[56] 「1日」と書いて「ついたち」と読むなど、 表記は原則通りでも音声言語では特殊形になることがあります。
[34]
通常は 0 を使わなくても、
特別な理由 (計算上の便宜など)
のため 0
に拡張する場合があります。
[32]
負数を使うこともあります。
[42] 完全形、 省略形、 大文字・小文字その他表記揺れなど、 いろいろな表現方法がある場合があります。
[43] 省略形は文脈によって使えたり使えなかったりすることがあります。
[44] 英語の曜日名は、 日時表示内で曜日であることが明確なら、 水曜日を最大で「W」 まで省略できます。 「T」 は2つあるので日時表示には使えません。 (カレンダーなど文脈上明確なときは「T」と略されることもあります。)
[55] 「30分」を「半」 というように、 数値表現が主であっても特別な名称が存在することがあります。
[45] 日本語文中で英語の曜日名を使うなど、 言語習慣次第では他の表記を使うことがあります。
[51] 翻訳先の言語に相当するものがないとき、 原語のままとする場合、 音訳する場合、 意訳する場合、 ほぼ同じものに置き換える場合などいろいろ対処法があります。
[37] 他の言語の月名を翻訳するときなど、 一般的でないものを「第何月」 のように一般的でない表現で記述することがあります。
[52] 月名のある欧米で作られたソフトウェアが月番号の日本語モードにしたとき微妙な表記になったり、 逆に日本で作られたソフトウェアで英語モードにしても月名の表記にできなかったり、 国際化されたソフトウェアであっても原作者の常用する暦法や言語に発想が縛られていることがよくあります。
[53] 「11月 26 2018」 のような不自然な表示になることがあります。
[61] dwm200001_115~118_2000 - dwm002601150.pdf, , https://www.cqpub.co.jp/dwm/contents/0026/dwm002601150.pdf