[3] 年月日や時刻、週などおおよそ暦の要素は基準点から数え昇順で表しますが、 例外的にカウントダウンする、降順に数えていくものもあります。
[4] 「博覧会まであと5年」、 「卒業まで残り20日」、 「放送開始まで400秒」 といったイベントまで何年何月何日、 と表すカウントダウンも、 日時を特定できる方法ですから、 広義には暦法、紀年法ということができます。
[5] しかしそうした表現方法は限られた範囲、限られた期間にのみ通用するもので、 常用の日時記述法とすることは難しいです。 暦法として運用できるレベルで将来のイベントの日時を確定し逆算するのは、 古い時代には難しかったのでしょう。
[6] 年の値域が整数であって、
0年、-1年、-2年、... と時代を遡るにつれ絶対値が大きくなっていく負の年のものも、
いくつかあります。