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[1] 
[[日時の表示]]にはいろいろな[[構成要素]]があります。

[SEE[ 具体的場面における定義や性質は[[日時形式]]、[[日時表示]] ]]

[FIG(short list)[ [2] 日時構成要素
- [[元号スロット]]
- [[超年的時間範囲]]各種
- [[年]]
- [[季]]
- [[月]]
- [[週]]
- [[旬]]
- [[月朔干支]]
- [[日]]
- [[曜日]]
- [[祝日]]
- [[十二直]]
- [[午前]]・[[午後]]
- [[時]]
- [[分]]
- [[秒]]
- [[秒の小数部]]
- [[センチ秒]]
- [[millisesoncs*4]]
- [[ミリ秒]]
- [[マイクロ秒]]
- [[ナノ秒]]
- [[時差の記述]]
- [[時間の単位]]
]FIG]

* 冗長性

[3] 
[[元号年]]と[[西暦年]]、
[[暦日]]と[[曜日]]、
[[新暦]]と[[旧暦]]など、
同じ構成要素が1つの[[日時表示]]内部に併記されることがあります。
[SEE[ [[日時の暦法明記]] ]]

[5] 
受信者の[[暦の換算]]の不便を送信者が負う性質のものだったり、
[[検査和]]的に機能したりします。

[54] 
実装は整合性を検査しなければならないことがあります。
[SEE[ [[日時形式]] ]]

* 暦注

[4] 
[[曜日]]、
[[十二直]]のような[[暦注]]的なものが[[日時表示]]に併記されることがあります。

* 精度

[9] 
[[年月日]]まで書いて[[時]]以下を省くことで[[日]]精度であることを暗示的に表していたりします。
しかし0時ちょうどを表すなど省略が最初の値を暗示している場合もあります。

[10] 
[[吉日]]など精度を意図的に下げる表記が使われることもあります。

[15] 
上位の部品が省略されることもあります。
省略により、
または暦法上の制約により、
解釈上の問題が生じることもあります。
[SEE[ [[日時桁溢れ問題]]、[[2桁年号]]、[[干支年]] ]]

* 前後

[6] 
「于時」
のような[[慣用句]]的字句が前後に付くことがあります。
[SEE[ [[東洋の日時表示]] ]]

[7] 
「東山天皇の御世」のような時代説明的な語句が前後に付くことがあります。

[8] 
「ちょうど」、
「頃」、
「前後」、
「ちょっと前」
のような[[日時]]の精度や微調整を表す語句が前後に付くことがあります。

* 部品区切り

[13] 
部品の区切りには「:」、「/」、「-」、「.」、[[空白]]などの記号が使われることがあります。
どの記号を使うかは[[言語]]により、
[[国]]により、
表記規約により、
あるいは人により異なります。
[SEE[ 構文的に定められている場合については各[[日時形式]] ]]

[14] 
部品を固定長で表せるときは、記号は省略されることもあります。
省略により解釈が曖昧になることもあります。
[SEE[ [[2020年問題]] ]]

* 名前と数値

[11] 
「2019年」のように数値で表すタイプと、
「January」のように名前で表すタイプがあります。

[12] 
どちらのタイプかは[[言語]]によっても違います。
どちらでも表せる場合もあります。
[[文字言語]]と[[音声言語]]で違うこともあります。

* 値域

[18] 
各部品が数値で表される場合、[[値域]]があります。
通常はその範囲内の値が与えられることが期待されます。

[19] 
[[日時計算]]の便宜上の手法として、範囲外の値を与え、[[正規化]]して結果を得ることがあります。

[20] 
[[フィクション]]作品などで[[架空の日時]]に使われることがあります。

[21] 
実装は適切に処理しなければ不具合を生じることがあります。
[SEE[ [[日時のセキュリティー]] ]]

* 数値表現

[22] 
[[言語]]や[[国]]に関わらず[[アラビア数字]]を使うことも多いです。

[46] [[言語]]依存の[[数字]]を使うこともあります。

[EG[
[47] 
[[日本語]]では[[漢数字]]を使うことがあります。
特に[[縦書き]]では[[漢数字]]を使うべきといわれています
(が[[アラビア数字]]が使われることもあります)。
]EG]

[48] 
特別な[[数字]]を使うこともあります。

[EG[
[49] 
[[年]]を[[ローマ数字]]で表記することがあります。
]EG]

[39] 
数値を表す特別な表現を使うこともあります。
[SEE[ [[干支]] ]]

[24] 
[[言語]]により、
[[序数]]としたり[[基数]]としたり、
どちらでも表記できたり、
[[文字言語]]と[[音声言語]]で違ったりします。

[25] 
[[位取り記数法]]を使うこともあれば、
[[言語]]依存の記数法を使うこともあります。

[50] 
[[数]]の表記でなく、[[言語]]依存の通常の単語列で表すこともあります。

[23] 
通常の[[数]]の読み方とは違う特別な読み方がされることもあります。
[SEE[ [[英語西暦年]] ]]

[26] 
伝統的な表現と[[欧米式時刻]]のずれの処理のため、
[[言語]]本来の数値表現と[[時刻]]としての表現で値がずれている場合もあります。
[SEE[ [[東アフリカ時間]] ]]

[27] 
[[年始]]改正の影響で[[月名]]に含まれる数値と[[月番号]]がずれている場合もあります。
[SEE[ [[欧米の月名]] ]]

[29] 
複数の数値表現があり、使われる場面により異なることがあります。
[SEE[ [[曜日番号]] ]]

[35] 
数値をそのまま使う場合と、
[[言語]]依存の語が前後に付く場合があります。

[EG[
[36] 
第2019番目の[[年]]を
「2019」
ということもあれば、
「2019年」
ということもあります。
「2019/1/31」
のように区切りがあるため省略することもあります。
]EG]

[30] 
数値表現を使っていても、 
第
[N[1]]
単位を特別に呼ぶことがあります。

[FIG(short list)[ [31] 特別な第1単位要素
- [[元年]] ([N[1]] [[年]])
- [[正月]] ([N[1]] [[月]])
- [[朔日]] ([N[1]] [[日]])
- [[星期日]]、[[星期天]] ([N[0]] [[曜日]])
]FIG]

[56] 
「1日」と書いて「ついたち」と読むなど、
表記は原則通りでも[[音声言語]]では特殊形になることがあります。

[28] 
[[0起源]]だったり[[1起源]]だったりします。

[34] 
通常は [N[0]] を使わなくても、
特別な理由 (計算上の便宜など)
のため [N[0]]
に拡張する場合があります。
[SEE[ [[元期]]、[[改元期日]] ]]

[32] 
[[負]]数を使うこともあります。
[SEE[ [[天文学的紀年法]]、[[大化]]、[[整数型紀年法]]、[[科学紀元]] ]]

[33] 
[N[0]] [[以下]]に別の名前を与えて逆算していくものもあります。
[SEE[ [[カウントダウン暦]] ]]

[40] 
[[言語]]依存の省略表現がある場合もあります。

[EG[
[41] 
「2019年」を「'19年」
と書くことがあります。
[SEE[ [[2桁年号]] ]]
]EG]

[60] 
[[アラビア数字]]と[[漢数字]]によって[[暦法]]を区別する表記法を使う人もいます。
[SEE[ [[漢数字]]、>>117、[[GB/T 15835]] ]]

[REFS[
- [117] [CITE[史料に書かれた日付の 西暦換算と表記法]] ([TIME[2013-04-03 09:18:42 +09:00]]) <http://www.hayakawayukio.jp/publication/paper/0508kobekaiyo24.pdf>
]REFS]

* 文字表現

[42] 
完全形、
省略形、
[[大文字]]・[[小文字]]その他表記揺れなど、
いろいろな表現方法がある場合があります。

[43] 
省略形は文脈によって使えたり使えなかったりすることがあります。

[EG[
[44] 
[[英語]]の[[曜日]]名は、
[[日時表示]]内で[[曜日]]であることが明確なら、
[[水曜日]]を最大で「W」
まで省略できます。
「T」
は2つあるので[[日時表示]]には使えません。
([[カレンダー]]など文脈上明確なときは「T」と略されることもあります。)
]EG]

[55] 
「30分」を「半」
というように、
数値表現が主であっても特別な名称が存在することがあります。

[45] 
[[日本語]]文中で[[英語]]の[[曜日]]名を使うなど、
[[言語]]習慣次第では他の表記を使うことがあります。

[51] 
翻訳先の[[言語]]に相当するものがないとき、
原語のままとする場合、
[[音訳]]する場合、
[[意訳]]する場合、
ほぼ同じものに置き換える場合などいろいろ対処法があります。

[37] 
他の[[言語]]の[[月名]]を翻訳するときなど、
一般的でないものを「第[VAR[何]]月」
のように一般的でない表現で記述することがあります。

[EG[
[38] 
[[日本語]]で普通使わない[[タイ暦]]の[[月名]]を表すため、
「タイ暦2462年'''第3月'''2日」
のようにいうことがあります。
]EG]

[52] 
[[月名]]のある[[欧米]]で作られた[[ソフトウェア]]が[[月番号]]の[[日本語]]モードにしたとき微妙な表記になったり、
逆に[[日本]]で作られた[[ソフトウェア]]で[[英語]]モードにしても[[月名]]の表記にできなかったり、
[[国際化]]された[[ソフトウェア]]であっても原作者の常用する[[暦法]]や[[言語]]に発想が縛られていることがよくあります。

[EG[
[53] 
「11月 26 2018」
のような不自然な表示になることがあります。
]EG]

* 組み合わせ

[FIG(short list)[ [62] [[日時構成要素]]の組み合わせ

- [[年日系]]
- [[年月日系]]
- [[年週日系]] 
- [[年月週日系]]
- [[時分秒系]]
- [[週秒系]]
- [[単一数値時刻系]]

]FIG]

** 順序

[16] 
部品の順序にはいろいろな流儀があります。
[[言語]]により、
[[国]]により、
あるいは人によっても異なります。

[17] 
曖昧性を除去するため[[月番号]]ではなく[[月名]]を使うなど、
工夫されることもあります。

** 独立性

[57] 
各[[日時構成要素]]は、
単独で表記され得るものと、そうでないものがあります。

[EG[
[58] 
[[時刻]]を 「12:30」 のように[[時]]と[[分]]で表示することはありますが、
「12」や「30」
だけ取り出して表示するのは不自然です。

不自然さは表記方法にもよります。
「12時」
や
「30分」
なら単独でもさほど不自然ではありません。

[[アナログ時計]]の文字盤という文脈では、逆に「12」
のみの表記でなければ不自然になったりします。
]EG]

[EG[
[59] 
「2019」
は、文中に突然現れても[[西暦年]]を表す可能性が高いことが明白です。
「31」
はそうではなく、平成31年かもしれませんし、
31日かもしれませんし、
31歳かもしれませんし、
31号や31個かもしれません。
文脈がなければ決定できません。

同様に「108」は[[台湾]]においては中華民国108年を表す可能性が高いですが、
[[日本]]ではそうは認識されない可能性が高いです。
]EG]

* 構造の関係

[61] [CITE[dwm200001_115~118_2000 - dwm002601150.pdf]], [TIME[2006-02-10T09:50:20.000Z]], [TIME[2023-04-15T04:24:15.021Z]] <https://www.cqpub.co.jp/dwm/contents/0026/dwm002601150.pdf>

* メモ

Historical Legal Sensitive Parent: [Help / License]

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