XHTML M12N

XHTML m12n (HTML)

[1] Modularization of XHTML / XHTML Modularization (XHTML のモジュール化XHTML m12n) は、XHTML に含まれる機能 (要素属性) を「モジュール」として分解し、他の XML 語彙と組み合わせることによって派生文書型 (「XHTML族文書型」など) を作成できるようにした仕様です。

[3] 従って単に XHTMLモジュールを定義するにとどまらず、 一般に XMLモジュールの設計とその組み合わせ方のフレームワークを規定するものとなっています。

[2] ただ現実には XHTML m12nXML名前空間と相性が悪い DTD をベースに設計されているなど様々な内部矛盾をはらみ、 XHTML2 WG (旧 HTML WG) 自身も使いこなすことができませんでした。W3C 内においても XHTML m12nフレームワークに完全に従って開発されているモジュールはほとんどありません。

概念

[4] 次のような概念が定義されていました。

XHTML m12n 仕様で規定される XHTML モジュール

[62] XHTML m12n で定義されているモジュール:

抽象モジュールDTDモジュールXML Schemaモジュール
文字実体文字実体
XML互換ISOラテン1文字実体集合
XML互換ISO特殊文字実体集合
ISO数学・ギリシャ・記号的文字実体集合
モジュール化枠組モジュール化枠組
基底体系
記法記法
データ型データ型
属性集成共通属性共通属性
修飾名
文字実体文字実体
モジュール実装モジュール実装
中核中核中核
構造→→構造→→文書構造
→→→→
ハイパーテキスト→→ハイパーテキスト→→ハイパーテキスト
リスト→→リスト→→リスト
アプレットJavaアプレットJavaアプレット
文拡張
表現→→表現→→表現
編集→→編集要素→→編集要素
双方向的文→→BDO要素→→BDO要素
フォームフォームフォーム
基本フォーム→→単純化フォーム→→基本フォーム
フォーム→→フォーム→→フォーム
基本表→→基本表→→基本表
→→→→
画像画像画像
クライアント側画像写像クライアント側画像写像クライアント側画像写像
鯖側画像写像鯖側画像写像鯖側画像写像
物体埋込み物体埋込み物体
対象対象対象
内枠内枠行内フレーム要素
内在事象内在事象内在事象
メタ情報文書メタ情報メタ情報
スクリプト文書スクリプトスクリプト
スタイル・シート文書スタイル・シートスタイル・シート
スタイル属性行内スタイル行内スタイル
リンクリンク要素リンク要素
基底基底要素基底要素
名前識別名前識別名前識別
遺物遺物マーク付け遺物マーク付け
ルビ
支援モジュール支援モジュール
()ブロック語句的ブロック語句的
(表現)ブロック表現的ブロック表現的
()ブロック構造的ブロック構造的
()行内語句的行内語句的
(表現)行内表現的行内表現的
()行内構造的行内構造的
(アプレット物体)引数要素引数要素
(遺物)遺物再宣言その他遺物マーク付け
は実際のモジュールなし (見出しのみ)。

[64] 抽象モジュールDTDモジュールで内容が一致していないのが沢山あってひどい。 属性定義内容モデルの定義が DTD では抽象モジュールに近い形でできないのは仕方ないにしても。。。

[65] 双方向的文モジュールbdodir が定義されているところ、 DTDモジュールでは dir共通属性モジュールに入っていて、 bdo だけが定義されている、 ということで BDO要素モジュールなる名前になっていますが、 XML Schemaモジュールでは両方定義されているのに名前はそのままで BDO要素モジュールなのはひどい。

XHTML m12n 前史

[21] Sun Microsystems, Inc.Murray AltheimHTML 3.2モジュール化した SHML を開発しました。 SHML

[26] Sun Microsystems, Inc.Murray AltheimHTML 4.0モジュール化した XHTML を開発しました。

[27] >>25 には

In this document XHTML (ie., "extensible HTML") is used to refer to this XML reformulation of HTML 4.0 rather than the W3C HTML Working Group code name Voyager, in order to reduce confusion with the products of the Working Group.

とあります。当時 HTML WGXHTML のことを Voyager と呼んでいました。 それとの区別のために XHTML と呼ぶと言っています。 XHTML という名称はこれ発祥だったのでしょうか。

[28] Wilbur (HTML 3.2)、 Cougar (HTML 4.0)、 VoyagerW3C は歴代 HTML プロジェクトにコード名を付けていました。 (更に言えば当時の計算機業界が新規事業にコード名を付けがちだった感があります。)
[93] Voyager () の編集者には Murray Altheim も入っています。 Voyager は基本的には後の XHTML 1.0 につながる内容ですが、技術的な違いもままあります。また、 モジュール構成も示されていますが、 XHTML m12n と似た構成ながらこれも少し違っています。 XHTML という言葉は出てきません。

XHTML m12n 1.0 FE

[29] SHML, XML Modularization of HTML 4.0 と開発されてきた DTDモジュール化技法はそのまま HTML WG に採用されて XHTML m12n 仕様となりました。 Murray Altheim がそのまま編集者の1人になりました。

XHTML m12n と XHTML 文書型の初期構想

[30] かつて (平成時代半ば頃) http://hades.mn.aptest.com/htmlwg/ で開発途上の XHTML 仕様書・関連ファイル群が公開されていました。 残念ながら現在はサーバーが消滅しており、 Internet Archive にもほとんど残っていません。 (この辺の事情は HTML WG 参照。)

[31] http://hades.mn.aptest.com/htmlwg/murray/xhtml11.old/頃の DTD 開発の過程と思われるファイル群がありました。 http://hades.mn.aptest.com/htmlwg/murray/xhtml11.old/CHANGES には

XHTML Changes of 2000-03-29

と書かれています。また、このディレクトリーのファイルはからのタイムスタンプおよびファイル内の注釈の日付があります。 一番新しいものは付です。

[33] これらの一連のファイルや他の似たようなディレクトリーのファイルから、 Murray AltheimXHTML m12n 及び関連仕様の DTD を中心に開発を分担していたと推測されます。

[32] http://hades.mn.aptest.com/htmlwg/murray/xhtml11.old/Makefile付で、

Makefile for various flavours of XHTML 1.1 and XHTML 2.0

と題されています。

[34] Makefile では、DTDモジュールのファイル群は

  • [35] 必須モジュール
  • [36] XHTML 1.1 modules
  • [37] XHTML Basic 1.0 modules
  • [38] XHTML Legacy 1.1 modules
  • [39] XHTML 2.0 modules

があります。また、完全版 DTD の生成は

が対象となっています。この他にいくつか実験用のもの (例えば最小構成、 HTML 2.0 相当、別語彙との組み合わせなど) があります。 これらを構成するファイルが同じディレクトリーにひとまとめに入っています。

[45] 一般公開されるときには別々の WD になっているので見えにくいですが、 XHTML m12n, XHTML 1.1, XHTML BasicDTD が一体的に開発されていたことがわかります。 ここまでは予想できることですが、それに加えて XHTML 2.0DTD も実は一体で開発されていたことが判明します。

[46] XHTML 2.0DTDWD に含まれておらず、 存在しているのかも長らく不明でした。 後になってこのような過去の開発過程のファイルとして公開されることになりました。

[47] 最終版 XHTML m12nDTD にまで残る、あまり説明のない予備的 (provisional) 機能、

の謎はこの XHTML 2.0 用モジュール群で解決できます。

[50] 公表段階に達した XHTML 2.0 WD は従来の XHTML1 とはまったく非互換の新言語となっていました。 それならばこのような「準備」は意味がありません。 XHTML m12n の規定する XHTML1 言語のモジュールXHTML 2.0 ではまったく使えないので、 全面改正が必要となります。

[52] しかし段階で構想されていた XHTML 2.0 はそこまで過激なものではなく、 XHTML 1.1 のいくつかのモジュールを差し替えるなどした漸進的な改訂でした。 それならば XHTML m12n に必要な変更はわずかなので、 XHTML 2.0 の完成を待って改正しなくても、 追加モジュールを既存 XHTML m12n モジュールと組み合わせられるよう、 「準備」することに意味はあります。

[89] 時点ではこの DTD と対応関係にある XHTML 2.0 仕様書も用意されていました。 編集者Murray Altheim の名前もあり、 この時点では XHTML m12n, XHTML 1.1, XHTML 2.0 が同じ座組で作られていたことになります。 XHTML 2.0

[51] こうした構成は HTML WG で完全に合意されたものだったのか、 Murray Altheim の独自の考えに過ぎなかったのかはよくわかりません。 しかし「準備」がそのままW3C勧告となる程度に反対はされていませんでした。 にも関わらずこれらの「準備」と XHTML 2.0 モジュール案が日の目を見ることはなかったのです。

[53] そうなってしまった理由はわかりませんが、 その1つは XLink が使い物にならなかったからでしょうね。 当時 XML 世界ではハイパーリンクは当然 XLink で記述されるべきと考えられており、 SVGSMIL もそうしており、 XHTML もそうなるものとみなが考えていました。 しかし HTML WGXHTML 2.0 開発過程で XLink は要件を満たさないと判断して新たに HLink を開発することとなり、 XML コミュニティーと摩擦を引き起こしました。 HLink
[90] >>53 しかし Murray AltheimDTD が使われなくなっている時点の案ではまだ XLink ベースなので、 XLink 絡みではなく人事絡み (>>57) の要因が大きいのかも。

[57] XHTML 1.1 W3C勧告出版時点で Murray AltheimXHTML 1.1編集者の1人かつ HTML WG の構成員だったとされます >>55 が、に最初に公開された XHTML 2.0 WD編集者Murray Altheim の名前はありません。 HTML WG の構成員だったかは不明です。

[59] には mimasa が実験と称して XHTML 2.0 DTD の開発を開始していますが >>56XHTML m12nモジュール化の枠組みでの開発ではあるものの、 Murray Altheim のシステムや XHTML 2.0 DTDモジュールとは別個に新規開発しているように見えます。

[60] なお、 XHTML BasicMurray Altheim が仕様書の編集者には入っていませんが、 DTD編集者として名前は挙がっています。 >>58 しかし mimasa ら他の人の名前もあり、 XHTML Basic の開発段階で既に Murray Altheim とそのシステムは DTD のオリジナル版編集から離れていた可能性があります。

[61] 非推奨の要素属性XHTML 1.1XHTML Basic で使われないにも関わらずモジュール化されていたことも、 必要な応用で使えるようにとの説明はされていたものの、 いまいち腑に落ちないところでした。 しかし XHTML m12n が元々 HTML 4.0モジュール化として開発されてきた経緯を鑑みれば、 HTML 4.0 の3つの DTD に相当する3つの XHTML 1.1 DTD が生成されていることは納得感があります。

[63] 別に開発されていた XHTML 1.0 の次の版という位置付けになり、 XHTML 1.0 まであった非推奨の機能がついに XHTML 1.1 では廃止されたという触れ込みになったので、 なぜ XHTML 1.1 のベースになっている XHTML m12n非推奨機能が残っているのかが謎になっていたのでした。 本来の歴史的経緯が語られないと作者の気持ちを理解するのは難しいですね。

[54] この当時の XHTML 2.0 案については XHTML 2.0 参照。

[84] 興味深いのは http://hades.mn.aptest.com/htmlwg/murray/xhtml11.old/xhtml11_ja.dtd Japanese-localized XHTML 1.1 DTD (公開識別子 -//W3C//DTD XHTML 1.1//JA, ) です。 XHTML 1.1 本体に加えて http://hades.mn.aptest.com/htmlwg/murray/xhtml11.old/xhtml-ja1.ent Japanese Legacy Character Entity Set for XHTML (公開識別子 -//W3C//ENTITIES Japanese Legacy 1 for XHTML//JA, ) を読み込んでいます。

[85] -//W3C//ENTITIES Japanese Legacy 1 for XHTML//JA では次の文字参照が定義されていました。

<!-- The following three are proposed for general use in XHTML 1.1:
-->
<!ENTITY bsol   "&#x005C;" ><!-- Reverse Solidus, U+005C ISOnum -->
<!ENTITY tilde  "&#x007E;" ><!-- Tilde, U+007E -->
<!ENTITY horbar "&#x2015;" ><!-- Horizontal Bar, U+2015 ISOnum -->

<!-- The following are for use in Japanese processing systems:
-->
<!ENTITY wdash  "&#x301C;" ><!-- Wave Dash, U+301C -->
<!ENTITY dvline "&#x2016;" ><!-- Double Vertical Line, U+2016 -->
<!ENTITY fmacron "&#xFFE3;"><!-- Fullwidth Macron, U+FFE3 -->
<!ENTITY fbsol  "&#xFF3C;" ><!-- Fullwidth Reverse Solidus, U+FF3C -->
<!ENTITY ftild  "&#xFF5E;" ><!-- Fullwidth Tilde, U+FF5E -->
<!ENTITY fparato "&#x2225;"><!-- Parallel To, U+2225 -->
<!ENTITY fminus "&#xFF0D;" ><!-- Fullwidth Hyphen-minus, U+FF0D -->
<!ENTITY fcent  "&#xFFE0;" ><!-- Fullwidth Cent Sign, U+FFE0 -->
<!ENTITY fpoun  "&#xFFE1;" ><!-- Fullwidth Pound Sign, U+FFE1 -->
<!ENTITY fyen   "&#xFFE5;" ><!-- Fullwidth Yen Sign, U+FFE5 -->
<!ENTITY fnot   "&#xFFE2;" ><!-- Fullwidth Not Sign, U+FFE2 -->
<!ENTITY fbrvbar "&#xFFE4;"><!-- Fullwidth Broken Bar, U+FFE4 -->

[86] つまり Unicode と従来文字コードとの変換で問題となっている文字文字参照できるようにするものでした。

[88] これがいかなる理由で開発され、なぜ HTML WG に正式採用されなかったのか、 気になります。 ほぼ同時期、 付で XML Japanese Profile なる文書が W3C に提出されており、同じ文字コード問題を扱っていますが、 その提出者リストの1人が

Eve MALER (Sun Microsystems)

となっています。 >>87 両者に何か関連はあるのでしょうか。

XHTML m12n 1.0 SE

XHTML m12n 1.1

XHTML m12n 1.1

XHTML m12n 1.1

XHTML m12n 1.1 2e

XHTML m12n 1.1 2e

メモ

[66] paramアプレットモジュール物体モジュールの2つで定義されていますが、 重複について特に言及がありません。 (名無しさん)

[67] 遺物再定義DTDモジュールには lang が含まれていますが、抽象モジュールには含まれていません。 (名無しさん)

[68] W3C Chat before XTech 2000: XHTML - a bridge to the Web of the future (Dan Connolly 著, 2000-02-21 12:36:22 +09:00 版) http://lists.w3.org/Archives/Public/www-html/2000Feb/0203.html

IRC log from 2000-02-25T08:07-0500 (2000-02-26 00:53:02 +09:00 版) http://www.w3.org/2000/02/25-xhtml-irc (名無しさん)

[69] >>68 特に面白い話題はなかった。 (名無しさん)

[70] HTML 4.01 勧告XHTML m12n 1.0 勧告抽象モジュール定義の要素型属性の対応:

a, abbr, acronym, address, area, b, base, bdo, big, blockquote, body, br, button, caption, cite, code, col, colgroup, del, dfn, div, dd, dl, dt, em, fieldset, form, h1, h2, h3, h4, h5, h6, head, hr, html, i, img, input, ins, kbd, label, legend, li, link, map, meta, noscript, object, ol, option, optgroup, p, pre, q, samp, script, select, small, span, strong, style, sub, sup, table, tbody, td, textarea, tfoot, th, thead, title, tr, tt, ul, var, {td, th}@abbr, {form, input}@accept, form@accept-charset, {a, area, button, input, label, legend, textarea}@accesskey, form@action, {col, colgroup, tbody, td, tfoot, th, thead, tr}@align, {area, img, input}@alt, object@archive, {td, th}@axis, table@border, table@cellpadding, table@cellspacing, {col, colgroup, tbody, td, tfoot, th, thead, tr}@char, {col, colgroup, tbody, td, tfoot, th, thead, tr}@charoff, {a, link, script}@charset, input@checked, {blockquote, del, ins, q}@cite, map@class, object@classid, object@codebase, object@codetype, textarea@cols, {td, th}@colspan, meta@content, {a, area}@coords, object@data, {del, ins}@datetime, object@declare, script@defer, bdo@dir, {button, input, optgroup, option, select, textarea}@disabled, form@enctype, label@for, table@frame, {td, th}@headers, {img, object}@height, base@href, {a, area, link}@href, {a, link}@hreflang, meta@http-equiv, map@id, {img, input}@ismap, {optgroup, option}@label, img@longdesc, input@maxlength, {link, style}@media, form@method, select@multiple, {button, input, object, select, textarea}@name, meta@name, area@nohref, {a, area, button, input, label, select, textarea}@onblur, {input, select, textarea}@onchange, {a, area, button, input, label, select, textarea}@onfocus, body@onload, form@onreset, {input, textarea}@onselect, form@onsubmit, body@onunload, head@profile, {input, textarea}@readonly, {a, link}@rel, {a, link}@rev, textarea@rows, {td, th}@rowspan, table@rules, meta@scheme, {td, th}@scope, option@selected, {a, area}@shape, input@size, select@size, {col, colgroup}@span, {img, input, script}@src, object@standby, table@summary, {a, area, button, input, object, select, textarea}@tabindex, {map, style}@title, button@type, {a, link, object, script, style}@type, input@type, {img, input, object}@usemap, {col, colgroup, tbody, td, tfoot, th, thead, tr}@valign, {button, input, option}@value, {col, colgroup}@width, {img, object}@width, table@width (どちらにもある)

@class, @dir, @id, @onclick, @ondblclick, @onkeydown, @onkeypress, @onkeyup, @onmousedown, ponmousemove, @onmouseout, @onmouseover, @onmouseup, @style, @title (どちらにもあるが定義されている要素型がどうなっているかは調べていない)

html@version (HTML 4.01 では非推奨)

frame, frameset, frameset@cols, frame@frameborder, frame@longdesc, frame@marginheight, frame@marginwidth, frame@noresize, frameset@onload, frameset@onunload, frameset@rows, frame@scrolling, frame@src (HTML 4.01 ではフレーム集合 DTD にのみ存在)

iframe, noframes, iframe@frameborder, iframe@height, iframe@longdesc, iframe@marginheight, iframe@marginwidth, iframe@scrolling, iframe@src, {a, area, base, form, link}@target, iframe@width (HTML 4.01 ではフレーム集合 DTD と移行用 DTD にのみ存在)

applet, applet@alt, applet@archive, applet@code, applet@codebase, applet@height, applet@name, applet@object, applet@width (HTML 4.01 では非推奨、 M12N では所属モジュール非推奨)

param, param@id, param@name, param@type, param@value, param@valuetype (M12N では非推奨モジュールとそうでないモジュールに両方所属)

param, a@name, form@name, img@name, map@name (M12N では非推奨モジュール所属)

frame@name (HTML 4.01 ではフレーム集合 DTD にのみ存在、 M12N では非推奨モジュール所属)

iframe@name (HTML 4.01 ではフレーム集合 DTD と移行用 DTD にのみ存在、 M12N では非推奨モジュール所属)

basefont, center, dir, font, isindex, menu, s, strike, u, caption@align, {div, h1, h2, h3, h4, h5, h6, p}@align, hr@align, {img, input}@align, legend@align, table@align, body@alink, body@background, body@bgcolor, {table, td, th, tr}@bgcolor, img@border, br@clear, {basefont, font}@color, {dir, dl, menu, ol, ul}@compact, {basefont, font}@face, img@hspace, script@language, body@link, hr@noshade, isindex@prompt, hr@size, ol@start, body@text, li@type, ol@type, ul@type, {td, th}@height, {td, th}@nowrap, {basefont, font}@size, li@value, body@vlink, img@vspace, hr@width, pre@width, {td, th}@width (HTML 4.01 でも M12N でも非推奨)

basefont@id (HTML 4.01 にもあるが M12N では非推奨)

table@datapagesize (HTML 4.01 で予約、M12N 1.0 勧告にあるが 1.1 になし)

dl@type, @xml:lang, {pre, script, style}@xml:space, html@xmlns (M12N にだけある)

@lang (HTML 4.01 にだけある)

{applet, iframe, object}@align, object@border, {applet, object}@hspace, {applet, object}@vspace (HTML 4.01 にだけあるが非推奨)

(名無しさん)

[71] 404: http://www.altheim.com/specs/xhtml/NOTE-xhtml-modular-19990201.html http://www.altheim.com/specs/xhtml/NOTE-xhtml-modular-19990202.html

これは 200: http://www.altheim.com/specs/xhtml/

(名無しさん)

[72] XHTML Modularization Overview (Shane P. McCarron 著, 2001-04-21 16:44:20 +09:00 版) http://www.w3.org/MarkUp/modularization (名無しさん)

[73] Review of XHTML Modularization (2007-09-14 01:30:51 +09:00 版) http://www.w3.org/2001/tag/2007/09/xhtml-modularisation-thoughts.html

モジュール化フレームワークの崩壊

[10] 数少ない採用例の1つ、 XHTML Mobile Profile は、 「Forms (partial)」のような怪しい使い方をしていました。 文書型モジュールの一部分のみを勝手に取捨選択できるのなら、 モジュール化とは何だったのかという感じです。

[74] HTML5 IRC logs: freenode / #whatwg / 20071010 ( 版) http://krijnhoetmer.nl/irc-logs/whatwg/20071010#l-71
[10:00] <hsivonen>

Hixie: if Modularization has taught us anything, it is that those who reuse a vocabulary pick and choose what they want instead of doing what the designer of the vocabulary wanted

[75] >>74 DTDモジュールには抽象モジュールにない豊富な機能スイッチ (仕様内の自己矛盾だろw) があるにも関わらず、 XHTML2 WGXHTML Basic 1.1 で m12n architecture の自己破壊をやってますからね。。。。。。

[77] XHTML Basic 1.1 では li 要素value 属性が「復活」しましたが、 XHTML m12nvalue 属性が単独のモジュールとして提供されていなかったために、 どのモジュールにも属さない属性として無理矢理に追加されています。

[78] また、元は文書型の仕様書であったはずの XHTML Basic 1.1 が定義する inputmode 属性モジュールを同じく文書型の仕様書であるはずの XHTML 1.2 が参照したりしています。 これでは何のためにモジュールを別の仕様書にしているのかさっぱりわかりません。

[79] XHTML2 Working Group Teleconference -- 16 Sep 2009 ( 版) http://www.w3.org/2009/09/16-xhtml-minutes.html#item05
<ShaneM>

Thanks for your comment. @lang is not deprecated, and no, it does not need to be included in the module in XHTML M12N. We have chosen to incorporate it into XHTML 1.1 because several groups have demonstrated a need for it. The rules specified describe the relationship between @lang and @xml:lang.

Steven

You are right

[11] 本当に必要なら XHTML 1.1 ではなく XHTML m12n にこそ含めるべきではないでしょうか。

[80] XHTML-Printモジュール境界とは無関係に要素属性ごとに個別に利用者エージェント要件を定めています。 モジュール化DI も目的の1つではなかったのでしょうか。

XHTML Modularization Tutorial

[76] XHTML Modularization Tutorial は、旧 HTML WG (現 XHTML2 WG) が作業していた文書です。後の XHTML M12N 1.0 の附属書の一部に相当します。

メモ

[81] XHTML Modularization: a markup language designer's toolkit - W3C Blog ( 版) http://www.w3.org/QA/2010/06/xhtml_modularization_a_markup.html

[82] XHTML Modularization in RelaxNG (Steven Pemberton 著, 版) http://lists.w3.org/Archives/Public/public-xhtml2/2010Apr/0009

[83] Schemas for XHTML (MURATA Makoto (FAMILY Given) 著, 版) http://lists.w3.org/Archives/Public/www-tag/2010Mar/0082.html

[6] Modularization of XHTML - XHTML DTD Module Implementations http://www.w3.org/TR/2001/REC-xhtml-modularization-20010410/dtd_module_defs.html#a_module_XHTML_Special_Characters: 定義済み実体の宣言が激しく変じゃない? 仕様書本文中の DTD も、単独資源としての DTD も。

[7] >>6 errata には載ってない。

[8] >>6 XHTML1.1 とかの flat DTD ではなぜか正常。

[9] http://www.w3.org/TR/xhtml-modularization/DTD/templates/ とか http://www.w3.org/TR/xhtml-modularization/DTD/examples/ の下には色々面白い例があります。 (これらの URI 自体は 403 になるので、どんな中身があるかは archived 版を入手して調べる必要があります。) XHTML というより一般に DTD のモジュール化の入門といった感じです。

[5] Modularization of XHTML http://www.w3.org/TR/xhtml-modularization/

[12] CFC: Make previous versions of HTML and XHTML obsoleteCFC: Make previous versions of HTML and XHTML obsolete · Issue #86 · w3c/WebPlatformWG () https://github.com/w3c/WebPlatformWG/issues/86

[13] Proposal to Republish Previous Versions of HTML and XHTML as Obsolete Recommendations (Wide Review until 2017-09-07) (Xueyuan著, ) https://lists.w3.org/Archives/Public/public-review-announce/2017Aug/0004.html

[14] NLM Journal Archiving and Interchange Tag Suite Version 2.3 (, ) http://dtd.nlm.nih.gov/2.3/

[216] HTML要素概説
要素名
resort
要素名
lodge
要素名
lift
要素名
chalet
要素名
room
要素名
lobby
要素名
fireplace
要素名
description
日付
説明
XHTML m12n に例示として追加された XHTML Skiing Module にある。 >>94
出典
注釈

[91] Модуляризация XHTML, https://pyramidin.narod.ru/xhtml-modul/overview.html

[92] >>91 ロシア語訳。DTD の注釈も翻訳されている。