XHTML™ Modularization 1.1 - Second Edition

[10] XHTML™ Modularization 1.1 - Second Edition (XHTMLモジュール化1.1 第2版) は、 2010年8月に W3C 勧告となった、XHTML m12n 1.1 の改訂版です。 XHTML m12n 1.0 から数えて3回目の W3C 勧告です。

第1版勧告からの変更点

[11] 言語タグの参照先が「RFC 3066 またはその改訂版」が「BCP 47」に変更されています。
- 4.3. Attribute Types
  - LanguageCode
  - LanguageCodes
[17] 属性型として「URIREF」が追加されています。
- 定義は「A relative URI consisting of only an initial '#' and a fragment identifier.」とされています。
- 4.3. Attribute Types
- C.2.2. XHTML Datatypes
- F.2.3. XHTML Datatypes
- 「URI」の定義は明記されていません。直前にあるデータ型「URI」 (その実態は XML Schema anyURI) のことなのでしょうか?
  - でも XML Schema スキーマ上は xs:string から派生しています。
- 少なくても「relative URI」は RFC 3986 の用語ではありません。
[12] class 属性の属性型が NMTOKENS から CDATA に変更されています。
- 5.1. Attribute Collections
- 5.8. Client-side Image Map Module
- C.2.3. XHTML Common Attribute Definitions
- F.2.4. XHTML Common Attribute Definitions
[13] 共通属性の dir が必須ではなくなりました。
- 5.4.3. Bi-directional Text Module
- 元々必須だったのは明らかな誤りでした。
[14] Basic Forms Module, Forms Module の form 要素に name 属性が追加されました。
- Name Identification Module からは削除されました。
- 5.5.1. Basic Forms Module
- 5.5.2. Forms Module
- 5.21. Name Identification Module
- C.3.4.1. Basic Forms
- C.3.4.2. Forms
- C.3.20. Name Identification
- F.3.4.1. Basic Forms
- F.3.4.2. Forms
- F.3.20. Name Identification
- HTML 4.0 になく HTML 4.01 で追加された属性です。
[15] Image Module の img 要素に name 属性が追加されました。
- Name Identification Module からは削除されました。
- 5.7. Image Module
- 5.21. Name Identification Module
- C.3.6. Image
- C.3.20. Name Identification
- F.3.6. Image
- F.3.20. Name Identification
- HTML 4.0 になく HTML 4.01 で追加された属性です。
[16] usemap 属性の属性型が IDREF から URIREF に変更されました。
- 属性型は URIREF です。
- 5.8. Client-side Image Map Module
- C.3.7. Client-side Image Map
- F.3.7. Client-side Image Map
[18] 抽象モジュール定義の Lagacy Module に applet、object の属性が追加されています。
- align, hspace, vspace
- border (object のみ)
- 5.22. Legacy Module
[19] XML Schema スキーマ上の xml:space 属性の属性値が preserve に固定されています。
- C.2.3. XHTML Common Attribute Definitions
[20] XML Schema スキーマ、DTD 上の profile 属性の属性型が URI から URIs に変更されています。
- C.3.1.1. Structure
- F.3.1.1. Structure
[21] XML Schema スキーマ上の bdo 要素の dir 属性が削除されてかわりに属性群 xhtml.I18n.extra.attrib になっています。
- C.3.3.3. Bi-directional Text
- xhtml.I18n.extra.attrib はホスト言語側のドライバー (文書モデル・モジュール) で dir 属性を組み込む想定のようです。
- >>13 の修正に伴い変更しようとしてエンバグしてるんじゃないでしょうか。
[22] XML Schema スキーマの Ruby module でどこかで定義されている謎の要素型を参照していたところがその場で要素型を定義するよう改められました。
- C.3.22. Ruby
[23] DTD 上の html 要素の version 属性の属性型が FPI から CDATA に変更されました。
- F.3.1.1. Structure
- 抽象モジュール定義上は以前から CDATA でした。
- これによって FPI 型は他のどこでも使われなくなったはずですが、削除はされていません。
[24] DTD 上の bdo 要素の xml:lang 属性が直接の定義から %lang.attrib; に改められています。
- F.3.3.3. Bi-directional Text
- DTDドライバーで lang 属性の定義を注入しやすくするためでしょうか。 (XHTML 1.1 2e ではそうなってます。)