抽象モジュール

抽象モジュール

抽象モジュール (XHTML 式マーク付け言語定義)

[1]

XHTML 文書型は抽象モジュールの集合として定義します。 抽象モジュールは他の全てと意味的に異なるある種のデータを定義します。 抽象モジュールは、そのモジュールを定義する schema に関する深い理解がなくとも文書型結合することができます。 XHTML m12n Intro]

[3]

抽象モジュールは、自然言語文章と少々の非公式なマーク表記法を使った XHTML モジュールの定義です。この定義は文書型の機械処理には通常便利とはいえませんが、 人間がモジュールに何が含まれているのかを理解しやすくするためには重要です。(略) XHTML 適合モジュール抽象モジュール定義を提供することは必須ではありません。 しかし、 XHTML モジュールの開発者はモジュールが使いやすいように抽象化することを推奨します。 XHTML m12n AbsMod

定義

[2]

内容の種類の区分に対応し、その区分を反映したマーク構造に対応する、 文書型指定の単位。 XHTML m12n Term、>>10

仕様書

内容モデルの表記

[4] XHTML m12n では、 XML内容モデル表記法を拡張したようなものを定義しています。

要素型名
要素を表します。
内容集合名
内容集合を表します。 内容集合要素型名並びです。
?
実現値が零個または一個認められることを示します。
+
実現値が一個以上認められることを示します。
*
実現値が零個以上認められることを示します。
a, b
a の後に式 b
a | b
a または式 b
a - b
a、ただし b要素型を除く。
()
括弧内を先に評価。
要素型名&
定義済みの要素型属性を追加することを示します。
属性名*
属性が必須であることを示します。
属性名 (型名)
属性を示します。
属性名 ("属性値" | "属性値")
属性合法な値を示します。
"属性値"*
既定の属性値を示します。
属性名="属性値"
固定属性を示します。

内容型

[9] 内容模型で使われる記号 XHTML m12n 4.2:

PCDATA
文章が使えることを表します。
EMPTY
最小内容模型内容を持たないことを表します。

属性の型

[5] 抽象モジュール定義で使う属性型として次のものが定義されています XHTML m12n 4.3

CDATA
文字データ XML 1.0
Character
ISO/IEC 10646 の1文字
Charset
RFC 2045 による charset
Charsets
間隔区切りの RFC 2045 による charset並び
Color
sRGB 色指定 (十六進数または基本16色名)
ContentType
RFC 2045 による媒体型
ContentTypes
読点区切りの RFC 2045 による媒体型並び
Coords
読点区切りの座標並び
Datetime
日時
FPI
SGML 公式公開識別子
FrameTarget
ID
文書固有識別子 XML 1.0
IDREF
文書固有識別子への参照 XML 1.0
IDREFS
文書固有識別子への参照間隔区切りの並び XML 1.0
LanguageCode
RFC 3066 言語札
Length
画素値または百分率
LinkTypes
間隔区切りのリンク型並び
MediaDesc
読点区切りの媒体記述子並び
MultiLength
Length または相対長
MultiLengths
読点区切りの MultiLength並び
NAME
ID と同じ文字制約の名前
NMTOKEN
名前字句 XML 1.0
NMTOKENS
空白区切りの名前字句並び XML 1.0
Number
1桁以上の数字
PCDATA
処理済文字データ XML 1.0 (ここに含まれているのは XHTML m12n の間違い?)
Pixels
画素
Script
スクリプト・データ
Shape
範囲の形
Text
任意の多分人間可読文章データ
URI
RFC 2396 URI
URIs
間隔区切りの RFC 2396 URI並び

XHTML M12N 1.1XHTML 2.0 では定義が変更されたり、新しい属性型が追加されたりしています。