[1] XHTML を基にしている文書型で、 特に XHTML の構造は必要がないことがありますが、 そのような文書型のための適合水準が XHTML 統合集合文書型 (Integration Set Document Type) です。 >>3 の条件を満たすものを XHTML 統合集合文書型適合 (Integration Set Document Type Conforming) であるといいます。

[2] 仕様書:

• XHTML m12n
  • 3.2. XHTML Integration Set Document Type Conformance <IW:XHTML1m12n:"conformance.html#s_integration_document_type">

[3] XHTML を基に定義された文書型は、 次の条件を満たす時、適合 XHTML 統合集合文書型です XHTML m12n 3.2。

• 文書型が W3C 定義の実装方法の1つを使って定義されていること。
  • XHTML m12n FE の時点では XML DTD (XML 1.0) だけですが、直ぐに XML Schema も使えるようになると予告されています。
  • 残りの条件で DTD と書いた時は他の実装方法も含みます。
• 文書型を定義する DTD は命名規則 (XHTML//公開識別子を参照。) に従い、 公開文記述の最初の字句以外に XHTML という文字列を使った固有識別子を持たなければなりません。
• 文書型を定義する DTD は、最低でも XHTML m12n のハイパーテキスト・モジュール、文章モジュール、 並びモジュールを取込まなければなりません。
• W3C が定義したモジュールを取込む時は、 文書型の内容模型において、すべての要素、 属性、属性の型 (必須の列挙値並びも含みます。)、 必須の最小内容模型を取込まなければなりません (必要なら拡張して構いません)。内容模型を拡張する時は、 元の内容模型で必須なすべての要素と属性 (とその型や必須の列挙値並び) を必須のままとしなければなりません。
• 文書型を定義する DTD は追加の要素や属性を定義しても構いませんが、 それは自身の XML名前空間で定義しなければなりません。

[4] 通常 application/xhtml+xml は XHTML統合集合文書型には適切ではありません。 どの媒体型を使うべきかは特に規定されていません。