[12] ISO/IEC 2022 『Character Code Structure and Extension Techniques』 (『文字符号の構造及び拡張法』) (旧『Code Extension Techniques』 (『情報交換用符号の拡張法』))
符号拡張法を規定する ISO/IEC の規格。 ISO/IEC JTC1/SC2/WG3 が担当。
[13] ISO 2022:1986 Information Processing — ISO 7‐bit and 8‐bit coded character sets — Code extension techniques
[4] 最終改訂は1994年。改訂を経るごとに複雑になってきている。
元々完全実装を想定したものではなくて、環境によって 必要なだけ部分実装して使われるもので、実際に ISO/IEC 2022 の仕組みの一部を取り出した代表的な符号化方式に、 junet コード, EUC (拡張 Un*x 符号), X Window System の ctext, ISO/IEC 8859 系列などがある。
[2] ISO/IEC 2022 の世界では、常に特定のビット組合せに結び付けられている符号化文字が3つあります。 (ISO/IEC 2022:1994 6.2 参照。)
略称 | 名前 | 符号表現 |
DEL | DELETE | 07/15 |
ESC | ESCAPE | 01/11 |
SP | SPACE | 02/00 |
ただし、逆に、特定の文字が特定ビット組合せに結び付けられているのは、このうちの
ESCAPE
⇔ 01/11
だけです。
(02/00
と 07/15
は、 96集合
や96n 集合が GL に呼出されている時には図形文字 (の一部) になります。)
[3] ISO/IEC 2022 の世界で扱う (指示する) ことのできる符号化文字集合は、その大きさと割当てる図形文字の種類で 6種類に分けられます。
この他に ISO/IEC 2022 の世界で扱うことのできる符号化文字としては単独制御文字があります。
また、 DOCS
を使うと ISO/IEC 2022
の外の世界の符号化文字を間接的に扱うことができます。
(JIS X 0202:1998 附属書C)
[13] JIS 版 (IDT) は JIS X 0202 (旧 JIS C 6228)。
JIS | ISO/IEC | JIS 規格名称 | JIS 発行 |
---|---|---|---|
JIS C 6228-1975 | ISO 2022:(初版) | 情報交換用符号の拡張法 | 1975-03 |
JIS C 6228-1984 (JIS X 0202-1984) | 情報交換用符号の拡張法 | 1984-11 | |
JIS X 0202-1991 | ISO 2022:1986 | 情報交換用符号の拡張法 | |
JIS X 0202:1998 | ISO/IEC 2022:1994 | 情報技術—文字符号の構造及び拡張法 |
[15] UTS #22: CharMapML () <http://www.unicode.org/reports/tr22/tr22-8.html#ISO_2022>