type
属性[123] HTML の a
要素などの単純リンクの
type
属性は、リンク先のMIME型を表すヒントです。
[124] HTTP の Link:
欄の type
引数は、
リンクを解参照すると得られるべきMIME型を示すヒントです。 >>122
Link:
欄[125] HTTP の Link:
欄の type
引数は必須ではありません。
また、複数あってはなりません >>122。
[126] 値はMIME型です。すなわち、 RFC 4288 の type-name
と subtype-name
を /
で連結したものです >>122。
または、これを "
で括ったものです >>122。
要素 | 仕様書 |
a | [HTML4] |
area | [HTML4] |
link | [HTML4] |
[10] リンク先の資源の媒体型を示します。省略可能で、既定値は値なしです。
媒体型にはそのパラメーターも指定できます。 ([HTML4] などでは不明瞭ですが、1992年くらいの古い仕様で既に媒体型パラメーターの使用例があります。)
[11] リンク先資源の転送プロトコルが媒体型 (またはそれに相当するもの) の情報を持っている時には、この値は使われません。 そうでない時にはこの値が使えます。
また、 UA や利用者は、リンク先資源を取り寄せる前に、この属性の値を見て資源を取り寄せるか否かを判断できます。
[12] HTML の仕様書では触れられていませんが、 HTTP のように内容折衝可能なプロトコルを使う場合は、 Accept: 欄 (またはそれに相当するもの) にこの値を使うと、リンク元資源の著者の意図に合った資源を入手できる可能性が高くなります。
逆にリンク元資源の著者は、転送プロトコルで内容折衝が行われると分かっていて、しかも特定の媒体型の版を参照したいわけではない場合は、この属性を明示しない方が良いと思われます。
[13] この属性は 1992年ごろの古い仕様書に登場して使われていましたが、途中で仕様書からは一旦消滅して後に又復活しています。
かつては content-type という名前で使われていたこともあったようです。
[52] HTML の a
要素・link
要素の type
属性は、
href
属性で示したリンク先の資源の媒体型のヒントを指定します。
[110] スタイル・シートの指定のために用いる link
要素の
type
属性に関しては、 スタイル・シートの媒体型の項もごらんください。
[79] 仕様書:
[57] この属性の値は %ContentType
です。
SGML 的には CDATA
です。
HTML 4 仕様書には大文字・小文字を区別しないとなっていますが、
そうすると引数の扱いに問題があります。
詳しくは %ContentType
の説明を見てください。
[58] この属性は省略可能です。
[53] UA が対応していない媒体型のときに内容を取りに行かずに fallback 機構を使うことが想定されています [HTML 4]。
特にスタイル・シートへの link
ではスタイル言語を表します [HTML 4]。 UA
は対応している言語だけ取りに行くようにすることで資源を節約できます。
[59] 媒体型によっては charset
引数がありますが、
これのヒントも与える場合は type
属性ではなく
charset
属性を使うべきでしょう。
[61] link
要素の type
属性は
HTML DTD with support for Style Sheets
http://www.w3.org/TR/NOTE-html-970531.html で追加されました。
[74]
HTML
由来で
DTBook の link
要素にもありました。
[55] 著者は実際の資源の媒体型と type
のヒントが整合した状態であることの責任があります [HTML 4]。
[56] よく、リンク先が PDF や Flash や Word など HTML 以外の形式であるときに閲覧者に注意を促す記述がありますが、 著者のスタイル・シートと合わせてそのような記述を実現するためにも使えるでしょう。
atom:link
要素 type
属性[100] Atom 0.3 の Link construct、Atom 1.0 の atom:link
要素の
type
属性は、
リンク先の資源の表現の媒体型のヒントを表します。
[101] 属性値は登録されている RFC 2045 Atom 0.3 か RFC 4288 Atom 1.0 の媒体型でなければなりません。
[116] RELAX NG スキーマ上のデータ型は atomMediaType
です
RFC 4287 4.2.7.。
[103] リンクの href
属性値の URL
を解参照した場合に得られると期待される表現のヒントとして使って構いません。
しかし、これは実際の媒体型を上書きはしません。
Atom 0.3、RFC 4288 4.2.7.3.
[67] HTML の param
要素の
type
属性は、
valuetype
が ref
の value
属性値 (URI参照)
によって指された資源の媒体型を指定します。
[68] 仕様書: HTML 4 IW:HTML4:"struct/objects.html#adef-type-PARAM"
[69] この属性の値は %ContentType
です。
大文字・小文字は区別しないと HTML 4 仕様書にはありますが、 媒体型引数値を考えると区別の必要があるはずです。
[71] この属性は省略可能です。
[70] 他のリンク系要素の type
属性と同じく UA のために指定するらしいですが [HTML 4] 、
param
ref
は UA
ではなく物体の実装が解釈するので、 UA
的にはあってもあまり嬉しくないと思われます。
(HTML 仕様的には適用範囲外の方法で) UA
と物体の間の界面を通じて引き渡してこそ有意義に使われる (かもしれない)
でしょう。
type
属性type
属性 (Atom 1.0)[111] Atom 1.0 type
の項を参照。
type
属性 (Atom 0.3)[96] Atom 0.3 の Content construct の
type
属性は、
内容の媒体型を表します Atom 0.3。
仕様書: The Atom Syndication Format 0.3 (PRE-DRAFT) ( 版) http://www.mnot.net/drafts/draft-nottingham-atom-format-02.html#rfc.section.3.1.1
[98] 既定値は text/plain
です Atom 0.3。
[99] Atom 1.0 では Text construct や
atom:content
要素の
type
属性に相当しますが、
mode
属性と統合されているので完全に同じではありません。
type
属性[2] スタイル・シートの媒体型の項を参照してください。
[25] HTML の script
要素型をはじめとする、
各種マーク言語のスクリプト系要素型の type
属性については、
スクリプトの媒体型の説明をご覧ください。
type
属性 (HTTP)[3] 異体説明における type
異体属性 >>1 は
MIME型を表すもので、 Content-Type:
ヘッダーに相当するものです。
[117] Web Forms 2.0 ( 版) http://www.whatwg.org/specs/web-forms/current-work/#type
[118] HTML5 Revision Tracker ( 版) http://html5.org/tools/web-apps-tracker?from=4878&to=4879
[119] Web Applications 1.0 r5450 Make ol[type=x] case-sensitive in HTML. Make <ul type='disc'> case-insensitive in XML.Fixing http://www.w3.org/Bugs/Public/show_bug.cgi?id=10245 ( ( 版)) http://html5.org/tools/web-apps-tracker?from=5449&to=5450
[120] Web Applications 1.0 r5478 Reintroduce <ol type> as conforming.Fixing http://www.w3.org/Bugs/Public/show_bug.cgi?id=9798 ( ( 版)) http://html5.org/tools/web-apps-tracker?from=5477&to=5478
[121] Styling – SVG 1.1 (Second Edition) ( ( 版)) http://www.w3.org/TR/2011/REC-SVG11-20110816/styling.html#StyleElementTypeAttribute
[8] XHTML™ 2.0 - Module Definition Conventions ( 版) http://www.w3.org/TR/2010/NOTE-xhtml2-20101216/abstraction.html#dt_ContentTypes
[9] Remove the HTMLAreaElement.hreflang and type IDL attributes · whatwg/html@790479a ( 版) https://github.com/whatwg/html/commit/790479ab1ba143efc27d1f92cd0465627df48fb0
[14] Obsolete hreflang and type content attributes on <area> · whatwg/html@c49398f ( 版) https://github.com/whatwg/html/commit/c49398f8050847066ee073a23a93529f13363ae5
[15] Linking: borrow HTML attributes, explicitly allow nested links, cleanup ( (AmeliaBR著, )) https://github.com/w3c/svgwg/commit/33f85d2bdd20e7d33eedff77b85b10c8451db397
[16] Fix up `type`,`media` and `href` processing (#87) (yoavweiss著, ) https://github.com/w3c/preload/commit/300b0e7d656dcb611a95c3c4f4bb7545fcc7fca7
[18] Editorial: update usage of the MIME Sniffing Standard (domenic著, ) https://github.com/whatwg/html/commit/fc82f4f8774a2e7e80f6c9477bd881f6c783b186
[19] Editorial: update usage of the MIME Sniffing Standard by domenic · Pull Request #3455 · whatwg/html () https://github.com/whatwg/html/pull/3455
quoted-string
の部分集合ではあるものの、 そのものではありません。従ってquoted-pair
は使えないことになりますが、 それが意図通りなのかどうかは不明です。