[1] IETF における提案標準とは、 標準化過程の正式な仕様としては第1段階にある標準をいいます。
[2] IETF の文書は Internet Draft を何度か出版した後、 RFC となります。 RFC のうちのいくつか (すべてではありませんが、最近の RFC ではその多く) は標準化過程の文書として IESG の承認を経て出版されています。こうして初めて標準化過程のもとで承認された RFC (または標準化過程を更に先に進んでいても、技術的な仕様の変更があって差し戻されて改めて承認された RFC) の状態を提案標準と呼んでいます。
[3] 「提案」段階ではあるものの、 IESG で承認されて RFC として出版された正式な標準化文書であり、 作業中とせずに他の RFC から引用できます。
[4] 標準化過程においては次は原案標準化に進むこととなりますが、 すぐにその Internet Draft が出ることはあまりなく、 実装経験が蓄積されるまで待つのが普通です。
[5] RFC 6410 - Reducing the Standards Track to Two Maturity Levels ( 版) <http://tools.ietf.org/html/rfc6410>
[6] RFC 7127 - Characterization of Proposed Standards ( ( 版)) <http://tools.ietf.org/html/rfc7127>
[8] ある RFC が提案標準かどうかは、 IETF 外ではほとんど気にされることはありません。
[9] RFC 7127 - Characterization of Proposed Standards () <https://tools.ietf.org/html/rfc7127>