TCM神代文字

情報システムにおける神代文字

[1] 情報機器での神代文字の取り扱いについてです。

目次

  1. 文字コードとフォント
    1. Unicode における神代文字
    2. TRONコード
    3. TCM神代文字系フォント
    4. びおらる系フォント
    5. 超古代史系フォント
    6. その他のフォント
    7. メモ
  2. ウィキでの利用
  3. 関連
  4. メモ

文字コードとフォント#

Unicode における神代文字#

[10] Unicode にも神代文字は未だに登録されていません。 何十年も前のロードマップに載っていたのですが....


[62] UTC 関係者が提出した Unicode への新規追加計画に

Jindai (Shinto, Japan)

なるものがあります。しかし優先度は最低にランク付けされています。 必要文字数も不明となっています。 >>61

[63] この文書は実質的に最初の版の完成直後のタイミングで、 まだ surrogate pair も開発されておらず、 UCS-2 で新たに文字を追加できる空き領域は残り僅かでした。 そこで用字系に優先度を付けてどれを BMP に収録するべきかと評価したものでした。

[64] 何らかの資料から Jindai という用字系の存在が UTC の知るところとなっていたものの、 その詳細は不明で特に検討もされておらず、 緊急性もないと判定された段階だったものと考えられます。


[68] >>61 の後継と思われ、現在の Roadmaps to Unicode® の前身に当たる追加計画文書のの版に、

Jindai (Shinto, Japan)

があります。 >>66

[69] この文書は暫定的に符号位置群を割り当てているものですが、 Jindai は詳細不明につき位置を決められない用字系の一覧に列せられています。 >>66

[70] ところがその改訂版であるの文書には、 Jindai が掲載されていません。 >>67 削除については何の説明もされていません。

[73] 時点の公開情報も >>61 >>66 (と >>67) くらいで、 削除の理由は明確になっていなかったようです。 >>71


[76] に Jindai の削除に関する照会が Unicode Consortium の公開メーリングリストに投稿されました。 >>71

[77] これに対して Unicode の開発メンバーである Rick McGowan (>>61 の著者の1人) が、 Jindai の詳細を知っているのかと尋ね、自分は何も知らないとしています。 >>75 Jindai を追加したのが Rick McGowan なのかは定かではありませんが、

Jindai (Shinto, Japan)

と書いた以上の情報は無いままに掲載していたようです。

[80] 他の参加者から、神代文字は古代に仮託した実在しない文字で江戸時代国学者くらいしか使っていない、 Unicode への追加は不適格、といった反応がありました。 >>79, >>78

[81] この時代の Unicode にはまだ古代文字人工文字がほとんど追加されていませんでしたから、 このような性格の文字群は好ましからざるものと認識されたのも無理ないことです。
[82] 米国の大学研究者のウェブサイトにあった画像が1つ参照された >>71 (現存せず詳細不明) 程度で、詳細な書籍や論文が参照された形跡もなく、 神代文字の実態のほんのさわり程度の情報だけしかもたらされていないことには注意が必要です。 日本語であればこの時代には既に神代文字を話題にしたウェブサイトがいくつかありましたし、 無料で入手可能なフォントもありましたが、 そうした原語の情報を探索したり、日本人の専門家に連絡したりといった様子もありません。 あくまで Unicode の関係者と Unicode に興味がある人のメーリングリストに過ぎず、 日本文字日本語日本史の専門家が集まる場でも、 日本ウェブに詳しい人が集まる場でもないので、 仕方がないことではあるのですが...

[85] こうした流れを踏まえて Michael EversonCSUR の追加候補かもしれないと発言したり >>83Roadmap Ad-Hoc で検討して ineligible として追加しようかと述べたりしています >>84

[47] しかしその後実行されていません。

[87] Michael EversonISO/IEC 10646Unicode の追加候補の一覧を管理しており、 Roadmap Ad-Hoc はその委員会です。

[86] そして >>66 >>67 の著者その人であり、削除した張本人と思われるのですが、 その件には何の説明もありません。

[88] また、 Michael EversonUnicodePUA を利用して人工文字の割当を決めていた CSUR の主宰者でもありました。 仮託の偽造文字を人工文字の一種と理解したのでしょう。

[90] Roadmap Ad-Hoc の議事は非公開らしく、その後どのような議論があったのか定かではありませんが、 付 Roadmap の

Known scripts, with enough information, but formally rejected for encoding

欄の

Scripts which have been investigated and rejected as unsuitable for encoding at the present state of knowledge about them.

に、

Jindai scripts

を確認できます。 >>89 Michael Everson の提案通り、 Unicode への追加は適切でないと判断されたようです。


[91] この「却下」と同じ分類のものは、版の時点で Proto-Sinaitic, Phaistos, Klingon pIQaD, Aiha があります。 >>89 このうち KlingonAihaCSUR に割当があります。

[92] Phaistosにやはり必要だと追加が提案され >>93、 その後正式に追加されました。 Aihaに追加が提案されています (が未成です)。 どちらも提案者は Michael Everson です。

[96] Proto-Sinaiticにやはり必要だと追加が提案されています (未成)。 その提案書では、 Roadmap において却下と記載があることが誤解され再提案されないまま月日が流れたのではないかと指摘しています。 >>95

[97] こうした事例を見るに、神代文字の却下も恒久的決定ではなく、 従来の杜撰な調査結果を覆す十分な資料を提出すれば Unicode に追加できる可能性は十分にあると思われます。

TRONコード#

[102] TRONコードホツマ文字があります。

TCM神代文字系フォント#

[205] Webサイト神代國ノ文字達でフォント群が配布されていました。 平成9年から公開が始まったようで、平成時代末期か令和時代初期の頃に配布サイトが消滅しましたが、 代表的な神代文字フォントとして知られていました。

[131] 自由利用可能。

[183] 単体フォントは38種あり、 各フォントそれぞれ、半角カナや一部英数字等の符号位置神代文字を割り当てています。

[132] >>181シフトJISに各種神代文字を割り当てています。 未制作分の文字の割当も定められています。

フォントcmap は実は Unicode だけです。そのため Unicode フォントとしては漢字の領域に飛び飛びに神代文字が割り当てられた形に見えます。

[182] >>129 >>130 には制作中となったままのフォント(用字系)名も多数掲載されています。 Internet Archive の現存ページを見るに、公開されることなく終わったと思われます。 字形の画像が示されているものもありますから、作者の手元には制作過程のものがあったのかもしれません。

シフトJIS割当 >>181単体フォントメモ
88A0-88AC記号
88B0-88BA記号
88F7-88FA記号
88FB-88FC「文字なし」記号
8940-89A0ホツマ文字tf-hotsu
89A1-89BFホツマ文字
89C0-89FCアメコアヒル文字、縦組ヒフミ五十音字tf-ahiru単体と差異あり
8A40-8A7Eアヒル文字、横組ヒフミ五十音字 TF-AHIYK※, tf-ahriz※, tf-ksgog※, tf-tahyk単体と差異あり
8A80-8ABFアヒル文字、原体カスガ文字、コヤネ文字、兆体展開構成図、出雲アヒル文字
8AC0-8AFC出雲アヒル文字、文字要素(アヒル文字要素、字源ホツマ文字要素・字源コレタリ文字要素・アイノ文字要素・アナイチ文字要素)
8BC0-8BFCtf-tahyk出雲アヒル文字(別書体)
8C40-8CBF(予)ミズクキ文字
8CC0-8CFC(予)コヤネ縦書略字
8D40-8DBFコトダマ文字tf-kotod 0x8D75 以後単体フォントの一覧表にはない
8DC0-8DFC(予)コヤネ横書略字
8E40-8E7E(予)タネコ文字
8E80-8EBFモリツネ文字、アジチ文字Tf-morit
8EC0-8EFCモリツネ草体文字tf-morks
8F40-8F7E(予)アナイチ文字tf-anaic単体フォントのみ
8F80-8FBF(予)アワハニバコ(泡輪土笥)文字tf-awaha単体フォントのみ
8FC0-8FFC(予)アワハニバコ(泡輪土笥)文字数字tf-awaha単体フォントのみ
9040-907Eテントヨ文字字形無し
9080-90BFトリアシ文字字形無し
90C0-90FC字源ホツマ文字字形無し
9140-917E字源コレタリ文字字形無し
9180-91BF(予)イスキリス文字
91C0-91FC(予)北海道異体文字
91C0-924Btf-krtog字源コレタリ文字, 0x91FB 以後単体フォントの一覧表にはない
9280-92BF(予)ツクシ文字
92C0-92FC(予)カミツ文字
9340-93BF新体トヨクニ文字、改体カスガ文字、第五象字tf-tynew 単体と差異あり, 9375-9389 単体フォントの一覧表にはない, 938B-93BB 単体フォントにない
93C0-93FC改体カスガ文字(数字)
9440-947E古体トヨクニ文字tf-tyold
9480-94BF第一象字tf-daiic
94C0-94FC(予)形体カスガ文字
9540-957E(予)九鬼神字1
9580-95BF(予)九鬼神字2
95C0-95FC(予)サンカ文字
9640-967Eヒスミヱ文字tf-hisum
9680-96BFイズモ文字tf-izumo
96C0-96FC(予)ヒフミ神歌古字
9740-977E(予)イムベ文字
9780-97BFコレタリ四十七音字tf-krt47
97C0-97FCコレタリ五十音字
9840-987Eヒスミエ文字(数字)、(予)書嶋石窟数量文字
9880-98BF(予)数量文字
98C0-98FCキビ文字tf-kibi
9940-997Eナカトミ文字tf-nakat
9980-99BFタツ文字tf-tatsu
tf-tatsuタツ文字ン (その2)
99C0-99FCタネコクサ文字tf-tanks
9A40-9A7E阿比留家所伝アヒルクサ文字tf-aksts
9A80-9ABF出雲大社所伝アヒルクサ文字tf-aksiz
9AC0-9AFC伊夜比古神社所伝アヒルクサ文字tf-ahiks
9B40-9B7Eいろは仮名根本字1tf-irh47
9B80-9BBF(予)いろは仮名根本字2tf-irh50字形あり
9BC0-9BFC(予)寂昭イロハ四十七音字tf-jakus字形あり
9C40-9C7E(予)草形カスガ文字
9C80-9CBF(予)変体カスガ文字1
9CC0-9CFC(予)変体カスガ文字2
9D40-9D7E(予)モノノベ文字
9D80-9DBF南朝古字tf-nanch
9DC0-9DFC南朝古字数字tf-nanch
9E40-9E7Eアワ文字tf-awa
9E80-9EBF別伝アワ文字tf-awa
9F40-9FBFウマシ文字
9FC0-9FFC(予)ウマシ文字五十音字
E040-E07Eツシマ文字tf-tsush
E080-E0BF吉見百穴モモノキ文字tf-momon
E0C0-E0FC神万史モモノキ文字tf-mmnsb
E140-E17Eヨモツモモノキ文字tf-yomot
E180-E1BFクイボク文字tf-kuibo
E1C0-E1FC類似ツシマ文字tf-rjtsm
E240- (予)アイノ文字, (予)キネクサビ文字, (予)ハンチ文字, (予)ワラビ文字, (予)ヒフ文字, (予)ヨイチ土瓶古字, (予)諏訪神社壷文字, (予)その他諸字
EA40-EA8Etf-hinodひので字
EA9F両側引用符
tf-hinodひので字濁点、半濁点 (単体)
tfmhisum明朝ヒスミ絵文字(ヒスミヱモジ)

[186] >>181 では五十音に並び、その後に異体字などが来ますが、 単体フォントは半角カナを使っているために順序の入れ替わりがあり、 や行やわ行の足りない文字は小書き仮名が流用されています。 1桁数字はASCII数字が流用されています。 (ここまでは完全に規則的に配置されているので、 >>181 で予約されているだけで実際の字形がないものも配置は予想できます。) 濁音や異体字などはラテン文字が流用されています。

[187] 表に示した一部例外を除けば >>181 と単体フォントは基本的に同内容と思われます。

[207] >>134 はこのホツマ文字フォントを Webフォントとして使った事例です。

びおらる系フォント#

[228] びおらる氏が Vector で配布しているフォントがいくつかあります。 ファイルの日付は平成20年前後になっています。

自由利用可能

[210] >>111 平仮名符号位置に割り当てられています。

[210] >>109 平仮名符号位置に割り当てられています。 や行わ行の足りない文字は片仮名に割り当てられています。

[211] >>105 平仮名符号位置に割り当てられています。 また、全角数字数字が割り当てられています。 10 が全角0の符号位置に割り当てられています。 からにも割り当てられています。 他に 「ヤタノカカミ」が, 「フトマニ」が, 「ミクマリ」が に割り当てられています。

[213] >>106 平仮名符号位置に割り当てられています。 や行わ行の足りない文字は片仮名に割り当てられています。

[215] >>106 あじちもじもうひつたいの同梱画像ではわ行うと同字形になっていますが、 実際のフォントのには違う字形が入っています。

[214] これらのフォントではドキュメントにある符号位置以外にも重複して割り当てられていることがあります。

自由利用可能

[104] >>103 >>101 ファイル名が同じでドキュメントも似ているけど作者名が違ってファイルの中身も違うのでよくわからない

不自由

[42] >>116 濁点半濁点付き (JIS X 0208 相当) あり。

有料

[36] あひる文字の詳細情報 : Vector ソフトを探す!, https://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se425926.html

[37] >>36 これは自由ソフトウェアライセンスかな

[38] アヒル文字 - nukosuki - BOOTH, https://nukosuki.booth.pm/items/41698

[39] >>36 と同じものに見えるがこちらにはドキュメントが入っていない、 >>36 とどういう関係で配布されているのか不明 (作者名は違っている)

[126] ホツマ文字のフォントセット / ララバイ さんのイラスト - ニコニコ静画 (イラスト), https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im7934493

Booth にリンクしているが、ここではまた別の名前

[196] #フリーフォント カタカムナ文字フォント - がー太のイラスト - pixiv, https://www.pixiv.net/artworks/60858038

>>105, >>108 にリンクされている。また別の名前。 しかし同じ作者の他の作品に >>108 と同じ利用者の別の作品の更新履歴がある。

超古代史系フォント#

[232] 超古代史を信奉するグループでの実用のため開発されているフォントが何種類かあるようです。


[12] 日本ヲシテ研究所を称するグループがフォントを開発しているようです。

[33] >>32 >>31 これはホツマ文字 (というかそれを使ったヲシテ文献) を信奉する宗派の1つのフォント。昔はウェブで無料配布されていたらしいが、 今は入門しないともらえないらしい。

[34] 宗派がいろいろあって、他の宗派の文献は認めない、とかあるらしい。 抗争?で配布条件が厳しくなったようなことが書かれている。

[233] >>230 縄文文字ヲシテA 2.00 文字一覧。平仮名片仮名、似た読みの漢字の優先度順で各種字形が割り当てられている。 濁点4種を中1点濁点、外1点濁点、外2点濁点、ヒゲ濁点と呼んで各字形を用意している。 半濁点も用意している。 どれが用意されているかは文字によって違う。 構成要素が丸付き数字に、 濁点・半濁点の単体がローマ数字に割り当てられている。

[15] 内の濁点と外の濁点が併用されているものもいくつかあります。

[234] 小書き仮名半濁点付きは >>32JIS からとかいてあり、 JIS X 0208 相当とするために新作した文字らしい。

[13] 片仮名符号位置を流用してしまってフォント切り替えが不便だったためなのか、 半角カナ漢字符号位置に新たに片仮名が割り当てられています。

[16] 別字形の豊富さでは他の一般用のフォントを凌ぐようです。


[2] ホツマツタヱ史学研究会を称するグループがシフトJIS EUDC の割当とフォントをいくつか開発しているようです。 「ホツマ研究者の誰もが自由に相互利用できる」符号と称していますが >>189フォントの方は有料で不自由です。

[3] >>192 に 「ヲシテ字体は安聰本似を標準として使用」 >>189 と説明される安聰字体フォントを使った符号表があります。 0xF150 から 0xF1EF に割り当てられています (空きあり)。

[4] >>195鏑本字体符号表があります。 0xF150 から 0xF1EF に割り当てられていますが、 >>3 に比べると空きが多いです。

[5] >>3 >>4 を比べると視覚的に明確な字形差があるものが少なくありません。 また、他の一般で利用されるフォントと比較してもいくらか字形差がみられるものもあります。

[6] 濁音仮名と同じ型のもののみが収録されています。

[7] 五十音の基本字形以外の別字形は他の一般で利用されるフォントと比較してかなり多く収録されています。

[14] パソコンで、外字 ヲシテ(文字)を楽しもう, , http://indigoseal30.sakura.ne.jp/woshite/woshite_ansou_jitai_retal.html

[35] >>14 有料。符号表だけある。

[189] ホツマツタヱ史学研究会 設立趣旨, , https://indigoseal30.sakura.ne.jp/woshite/hotuma_kouza_setsuritsu.html

ヲシテを学問の基本に置き、ホツマツタヱ、ミカサフミおよび、フトマニを学問的に研究することをヲシテ学と云い、解読ヲシテ学と原語ヲシテ学より構成される。ヲシテの表記は、ヲシテ文、カナ文、読み下し文となる。ヲシテ字体は安聰本似を標準として使用。

ヲシテは、IMEの文字コードの対象外です。そのため、ホツマ研究者の誰もが自由に相互利用できる「安聰字体」の「ヲシテ(文字)コード表」(案)をIMEの外字に作成し提案しております。

[195] kabura_jitai.png (PNG 画像, 944 × 488 px), , http://indigoseal30.sakura.ne.jp/woshite/kabura_jitai.png

[227] シフトJIS EUDC

[193] ホツマツタヱ暦学講座, , http://indigoseal30.sakura.ne.jp/woshite/woshite_bunken.html

フトマニ図に書かれている字体をパソコン用フォントに置き換え揃えております。

[194] futomami_jitai.png (PNG 画像, 939 × 355 px), , http://indigoseal30.sakura.ne.jp/woshite/futomami_jitai.png

その他のフォント#

[257] >>120 >>123 有料。説明文によると平仮名清音符号位置に割当。


画像データ 不自由

[256] >>124 独自画像だけど根拠はWikipedia。 独自ドメインまで取って気合を入れたサイトでそれでええんか?


不自由

[258] >>125 48文字が ASCII文字によくわからない配置で割り当てられている。


同じ者が公開しているLINE絵文字 / LINEスタンプ。不自由。

[245] >>128 >>251 >>249 >>250 >>252 >>253 文字単体。 >>244 >>246 >>247 >>248 >>254 フトマニ

[255] >>128 >>251 ホツマ文字の字形は一般的なものと違うアレンジのものがいくつかある。 何か根拠があるのか、このフォントの独自の設計なのかは不明。


不自由

[243] >>241 丸ゴシック体でアレンジされている。 字形を見ても例示の文字の選択や配置を見ても、 実用は想定されていなそう。 元がどの文字かはっきりしないものもちらほら。 文字でなく画像素材的なものとして扱っているのかもしれないが、 その旨の説明すらなされないのは不誠実ではないか。


[46] FGホツマルビTTF | font, https://font.buyshop.jp/items/19809508

有料


不自由

[45] 吉備文字の系統にある忍者文字と称する神代文字

[261] >>8

※「ん」「数字」「濁音」「半濁音」「長音」「句読点」は 観光部会独自で作成したオリジナルとなります。

[262] >>260 平仮名符号位置 (などを除く。) に割り当てられている。 平仮名を他の文字に似せてアレンジした字形。 濁点半濁点仮名を想起させつつ他の文字に合わせて作られた字形。 小書き仮名は縮小したもの。 , 句読点, 欧州数字は書体差のみでそのまま。 欧州数字全角符号位置に割り当てられている。 片仮名等の符号位置には独自のイラストが割り当てられている (付属PDFに簡単な説明あり)。


[235] >>58 自由ソフトウェア (OFL)

[59] 神代文字の新作って概念あるんだ・・・w


[9] 神代文字各種のフォントは多数配布されているようですが、 自由ソフトウェアライセンスのものは残念ながらほぼ存在してないみたいですね。。。

[208] >>9 と思いきや昔作られたものが意外とありますね。

[209] 有名どころはいくつも作られているのにマイナーなものはまったく作られていないのが問題かな。

メモ#

[99] 神代文字偽りの来歴ゆえに「存在しない」 と言われることも多いものの、 あくまでその主張の通りの「超古代に実在」がしないというだけで、 存在はしています。

[100] 神代文字は多くの文献資料、金石文書籍Webページで利用されています。 現在も信奉する人がいる他に、 研究者や好事家が利用しており、 娯楽その他の目的で使われることもあります。 遅くても平成時代初期にはフォントが作られて現在まで複数流通しており、 電子文書での利用の需要が存在することも明らかです。

[98] 現在の Unicode には、研究者しか利用しない古代文字や少数の人しか利用しない人工文字も追加されています。 神代文字が追加されるべきでない道理がありません。 情報機器で神代文字を普通の人が普通に使えない現状は、 日本語の文字環境として不適格と言わざるを得ません。

[11] 日本を代表して SC2 に参加してる JSC2 はちゃんと仕事してください。

[19] 研究者しか使わない古代文字まで続々と Unicode に符号化されてる今の時代に、 一部は現用文字である神代文字がまったく無視されてるのは、おかしいですよね。

[20] 変体仮名のように外国NBUnicode Consortiumを通して外圧かけるしかないのか?


[237] 神代文字各種は将来的には標準的な文字コード規格に収録されるべきものですが、 近未来には実現しそうにないので、当面は独自のフォント等で実装するしかありません。

[238] PUA を使う方法と既存の文字符号位置等を流用する方法があります。 神代文字の場合仮名との対応関係が明確に存在するので、 後者の方法が何かと使いやすくて便利 (入力、コピペ、検索など。) で、 既存のフォントの多くもそのように実現されています。

[239] ただし後者の方法は平仮名片仮名符号位置の流用で高々2種類しか同時に使えないという問題があり、 異なる種類の神代文字を同時に利用するのが難しいですし、 異体字がある神代文字の扱いにも問題があります。 異体字については変体仮名漢字符号位置を流用するという手もあるでしょう。

[240] 後者の方法で複数の神代文字を同時利用するときや、平仮名片仮名と併用するときは、 フォントを切り替える必要があります。 フォント機能を使えば1つのフォントに複数種類を詰め込むことができますが、 切り替えが必要となるのは同じです。


[17] 神代文字各種はひとまとめに神代文字と呼ばれることも多いですが、 大きく異なる字形を持つ異なる集合がそれぞれ独立して存在しています。 平仮名片仮名が異なる用字系であるのと同じように、 それぞれを異なる用字系として扱うべきであり、 平仮名片仮名とも異なる用字系として扱うべきです。

[18]神代文字用字系には、標準的な五十音の文字の他にも、 字形の一部または全部が違う別字形が存在することがあります。 どの字形を標準とするかは資料や流派によって異なる場合があります。 特定の単語のみで使うもの、 複音節仮名的なもの、 数字として使うものなどもあり、 標準的な文字と交換可能ではないことがあります。 その他にも、流派によっては字形の違いに意味を与えていることがあります。 文字の骨組みが異なるものや意味が異なり得るものは異なる符号位置に割り当て、 そうでもないが視覚的印象が異なるものは異体字選択子によって区別するのが妥当でしょう。

[21] 神代文字用字系の中には、歴史的に混乱が見られるものもあります。 例えば、 資料によって呼称が異なるもの (同じ用字系が別呼称だったり、 異なる用字系が同呼称だったり)、 資料によって字形のいくつかが違うもの、 資料によって字形の設計方針が大きく異なるものなどがあります。 字形と意味 (表現する音節) の6,7割程度を共有するものは同じ用字系とし、 差分は >>18 のように処理するのが妥当でしょう。 丸みを帯びた字形と角張った字形のような体系的な違いは書体の違いとみなし、 歴史的に重要なものは異体字選択子によって区別するのが妥当でしょうし、 それで片付かないものは異なる符号位置に割り当てるべきでしょう。

[28] もしいずれUnicodeなどの文字コード規格に収録される運びとなれば、 文字コードの専門家であって神代文字の知識は皆無の人々がこうしたものに口出しして掻き乱すことは間違いなく、 前例からみてその過程で実用しづらい歪な形での収録となるリスクがかなり大きいといえます。 それを防ぐには、 古文献や金石文の用例、 文字研究者の記述、 信奉者らによる用例、 フォント等の実装事例を大量に収集し、 出典を明確にしながら整理する作業が行われるべきでしょう。

[22] 各種の用字系のうち五十音と小書き仮名に当たるものは、便宜上、体系的に符号位置を割り当てるのが妥当でしょう。

[27] 用字系によっては用法不詳のものもありますが、それらにも符号位置を割り当てるのが妥当でしょう。 用法不詳である以上、字形の骨組みと歴史的な整理によって弁別するしかありません。

[43] 五十音の全体が知られているようなものの他に、 個別の用例のみが知られるものが数点あります。 他の用字系には属さない「その他の神代文字」的な扱いにするしかありません。

[23] アヒル文字のように子音母音の組み合わせ構造が明らかなものもありますが、 (広義の)アヒル文字に属しても構造の異なる例外的なものも少なくないことや、 仮名や他の神代文字との統一的な処理の便宜、 符号位置の組み合わせが高々数十程度でしかないことなどを考慮すれば、 (ハングルのような) 組み合わせ式の符号としてよりは、 合成済みの五十音等の形で符号位置に割り当てるのが妥当でしょう。

[24] また、(広義の)アヒル文字ハングルに着想を得たとされ、ハングル符号位置を共用するのが良いという考え方もありますが、 (広義の)アヒル文字にはハングルと字形を共有しないものも少なくなく、 仮名や他の神代文字との統一的な処理の便宜を考えても、 独立した符号位置に割り当てるのが妥当でしょう。

[25] Unicode においてはインド系諸文字が明らかに類縁関係があっても用字系ごとに別字として符号位置が与えられています。 また、変体仮名を含む仮名は、漢字と同字形であるとしても用字系ごとに別字として符号位置が与えられています。

[26] いくつかの神代文字用字系は文字部品の組み合わせの形になっています。 そのような用字系を扱う文献 (文字学的な論文や信奉者の教義研究など) は文字部品を単体の文字のように文中で扱うことがかなり多いです。 五十音等の単体の文字の他に、文字部品も個別の符号位置に割り当てるのが良いでしょう。


[29] いくつかの神代文字用字系には濁音半濁音があり、 発音区別符で表されます。 仮名濁点半濁点と同字形のこともあれば、そうでないこともあります。 ホツマ文字のように複数種類あることもあります。

[30] フォント等は JIS X 0208 の前例や実用上の扱いやすさから濁点付き文字を独立した符号位置に割り当てることが多いようです。 しかし Unicode濁点付き仮名の新規追加を停止し結合文字濁点との併用の方針としていることから、 それに倣うのが適切とも思われます。

[40] 仮名と(ほぼ)同字形の濁点半濁点は、既存のUnicode文字結合文字をそのまま使うのが妥当でしょう。 仮名と微妙な字形差がある場合でも、 OpenType なら仮名と別字形を実装可能です。 また、基底文字ごとに濁点の位置が違う場合も対応可能です。

[41] ホツマ文字のように異なる濁点が何種類もある場合は、それぞれ別の結合文字とするべきでしょう。 濁点字形の区別は研究上も必要ですし、現代の信奉者が字形の違いに意味の違いを与えている場合があり、 単なる装飾上の違い、書体の違いでは片付けられません。


[44] 用字系によっては拗音にもそれぞれ独立した文字が作られていることがあります。 親文字に対して共通した追加要素を加えることで作られている場合は、 濁音と同様に結合文字によって表現する方法も取り得るかもしれません。


[212] カタカムナ文字は文字を合成することが(することも)できますが、 対応しているフォントはなさそうです。 構造的に比較的自由に組み合わせられるため、裏カタカムナ文字のようなものを作っている人もいるようです。 基礎的な文字要素や五十音を用意した上で、 ZWJ で連結されたら重ねて表示するような実装がいいのでしょうか。

ウィキでの利用#

[134] >>133 ウィキ構文においてフォント依存符号化神代文字に対応した事例。

関連#

琉球古字

メモ#