[1]
来歴が偽られた文字がいくつかあります。
[3]
虚偽の来歴と共に出現したもの:
神代文字,
そしじ
[6]
ChatGPT がこの種の文字と主張するもの (要出典)
- Theban script(テーバン文字)
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16世紀の魔術書に登場し、「古代の魔術師が使った」とされたが、実際には後世の創作。
- 九宮文字(九宫文)
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中国で時折発見される「古代の神秘的な文字」とされるもの。
いくつかは道教や神秘主義的な書物のために創作されたもの。
- 伏羲文字
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伏羲の造字伝説を証明するために作られたとされる。
- 檀君文字
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檀君が用いたと主張される文字。
19世紀末から20世紀にかけて発明された。
- ルーン文字の「古代版」
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19世紀のドイツや北欧で、古代の失われたルーン文字が発見されたと主張する事例があった。
しかし、後に偽造と判明したものも多い。
- バスキックルーン (Basque runes)
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20世紀初頭に「古代バスクのルーン文字」として発表されたが、後に近代の偽造と判明。
- エノク文字 (Enochian script)
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16世紀の魔術師ジョン・ディーとエドワード・ケリーが「天使から啓示された」として発表。
実際には彼らの創作だが、「失われた古代文字」としての神秘性が与えられた。
- ヴードゥーの秘文字
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西アフリカ由来のヴードゥー信仰には、本来文字体系がなかったが、近代以降に「ヴードゥーの聖なる文字」として創作されたものがある。
- タラタラ文字 (Taratra)
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マダガスカルで「古代の神聖な文字」として紹介されたが、後に19世紀の創作と判明。
- ペナク文字
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インドネシアのある部族が「祖先から伝わる」と主張したが、実際には19世紀以降に発明されたもの。
類例
- ヴォイニッチ手稿の文字
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古代の失われた文字と主張されることがある。
- 妖精文字 (Ogham & Theban script)
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近世以降にオカルト的要素が加わり、神秘的な起源が主張されることがある。
[5]
人工文字のうち世界観設定を伴うものやフィクションの架空文字も、ある意味で
「偽られた来歴と共に作られた文字」
に該当しますが、
一線を引かれるべきでしょう。
[2]
通常の文字に偽りの来歴が付加されたものは、字源俗解を参照。
また、古くからある文字体系には神話的な創造の説話が存在することも多いです。
[4] 関連:
偽書,
偽史
[7] 世界の神代文字 - 世界の特殊文字ウィキ, https://seesaawiki.jp/w/qvarie/d/%c0%a4%b3%a6%a4%ce%bf%c0%c2%e5%ca%b8%bb%fa
[8] 人工文字 | Japan | Fandom, , https://japan.fandom.com/wiki/%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E6%96%87%E5%AD%97
[9] >>8 は架空文字 > 古史古伝という分類で
- 神代文字
- カタカムナ文字
- 『東日流外三郡誌』の文字
- 『台湾誌』における「台湾文字」
を挙げています。
[10]
通常神代文字に含められるカタカムナ文字や東日流外三郡誌文字を別分類にしているのは、
近世のものだけを神代文字に入れているのでしょうか。