SGML部分文書実体

SGML部分文書実体

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(18) SGML部分文書実体 (SGML subdocument entity)
独自の文書型宣言及び連結型宣言に従うSGML実体であって、 それに先行するSGML文書実体SGML宣言に従うもの。 少なくとも基本文書型宣言及び基本文書要素開始及び終了を含む。
出典: JIS X 4151‐1992 3.

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SGML 部分文書実体 (ぶぶんぶんしょじったい) (subdocument entity) , SUBDOC
SGML文書実体SGML宣言適合し、 自身の文書型宣言連結型宣言にも適合する SGML実体。 少なくても基底文書型宣言基底文書要素開始終了を含む。

出典:

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SGML部分文書実体 = 前書き, 文書実現値集合, Ee —(3)

出典: JIS X 4151‐1992 5.2

(名無しさん [sage])

[4] 公開文種別: 素のSGMLにおける公式公開識別子で、SGML部分文書実体公開文種別SUBDOCでなければなりませんJIS 9.2.2.1

(名無しさん [sage])

[5] 実体型: 外部実体指定 (実体宣言の一部を構成しています。) では、外部識別子の後に実体型として鍵語SUBDOCを指定できます。 この指定がある場合、その参照 (宣言) されている実体SGML部分文書実体であることを表します。 JIS 9.5.5

(名無しさん [sage])

[6] >>5実体型としてSUBDOCが指定できる場合というのは、 SGML宣言SUBDOC YESとしてある時だけです。JIS 9.5.5 (名無しさん [sage])

[7] 実体属性: 属性型ENTITYまたはENTITIES属性値中の名前は、データ実体またはSGML部分文書実体名前でなければなりません。しかも、名前群なしの一般実体参照で使える実体と同様に宣言していなければなりません。JIS 6.9.4.3

(名無しさん [sage])

[8] SGML宣言: SGML宣言他機能の部分には、SUBDOC YES nまたはSUBDOC NOと指定する部分があります。 これは、同時に複数のSGML部分文書実体が開いておける機構を意味しています。nは最大の個数 (1以上) を指定します。 JIS 12.5.3 (名無しさん [sage])

[9] 基本SGML文書では使用できない: 基本SGML文書SGML宣言ではSUBDOC NOなので、SGML部分文書実体は使用できません。 JIS 表8

(名無しさん [sage])

[10] >>7 すなわち、基底文書型定義およびその開始タグ文書型指定で指定されているすべて活性文書型文書型定義で (その名前で、または既定実体が) 宣言されている一般実体でなければなりません。 JIS 8.4.4.1

(名無しさん [sage])

[11] SGML部分文書実体は、SGML宣言以外は完全に参照元の文書とは独立に解釈されます。 例えば、参照元の文書型実体宣言部分文書実体には適用されませんし、 現在番号識別子属性も別の空間にあるものとして解釈されます。 JIS 参考4 4.2 (名無しさん [sage])

[12] SGML部分文書実体は、非SGMLデータ実体同様、 一般実体参照として参照します。一般実体参照混合内容置換可能文字データなどで使えます。 実体属性としても使えます。

<!ENTITY  art1     SYSTEM SUBDOC>
<!ELEMENT article - - EMPTY>
<!ATTLIST article file ENTITY #REQUIRED>
:
<p>この点に関しては、次の記事に詳しい。</p>
<article file=art1>

JIS 参考4 4.2 (名無しさん [sage])

[13] SGML部分文書実体は、別々に作られた文書型が様々な文書群を取り込んで一つの文書 (例えば選集) を作るために使うことができます。JIS 参考4 4.2 (名無しさん [sage])

[14] 仕様書:

(名無しさん [sage])

[15] 8.1 置換可能文字データより: 置換可能文字データ内の一般実体参照参照する実体SGML部分文書実体であってはなりません。 (名無しさん)

[16] 8.4.2 SGML部分実体の量的制限より: 開いているSGML部分実体の個数はSUBDOCで指定した (>>8) 以下でなければなりません。 (名無しさん)

[17] 8.4 実体参照より:

実体参照置換文は、その参照文脈での構文及び意味についての要件に従っていなければならない。SGML部分文書実体又は非SGMLデータ実体への参照は、データ文字への参照として扱う。

SUBDOC (SGML 宣言の引数である見出し語)

[19] SUBDOC YES だと、 実体文の実体型の指定で SUBDOC と書けます。

SUBDOC (実体宣言の引数である見出し語)

[20] 実体文の実体型の指定で使って、 宣言する実体 (外部実体。) がSGML部分文書実体であることを示します。

メモ

[21] JIS X 4153:1998 文書スタイル意味指定言語(DSSSL) 解説 , http://www.y-adagio.com/public/standards/jis_dsssl/tutr.txt

訳語選定に際しては,SGMLを規定しているJIS X 4151,SGMLの拡張規格であるJIS X 4155, 及びSGML関連規格であるJIS X 4171との整合を第一に配慮した。しかし次の用語などについては,その後関連分野で普及した訳語表記に従っている。

原語 訳語

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SGML subdocument entity SGML副文書実体