実体文

実体テキスト

[1]

(118) 実体文 (entity text)
引数表記の中に置換文を含むことによって、 又は外部識別子によって置換文を指定する実体宣言引数

[17] 仕様書:

仕様書: JIS X 4151‐1992 9.5.2 実体文

[2] XML でいうEntityDef (一般実体宣言) やPEDef (引数実体宣言) ですね。

[3] 規格参照具象構文で書くと、 <!ENTITY ent "replacement text to be"> とか <!ENTITY ent PUBLIC "+//IDN example.org::entities//ENTITIES foo//EN"> とか。

[9] >>4-8 を、意味ではなく構文に注意して書きなおすと、

実体文の引数表記

[15] 実体文の一種として、引数表記だけを1つ指定することができます。 その場合、その実体置換文は、 この引数表記を解釈して得られる文になります。

仕様書: JIS X 4151‐1992 9.5.2 実体文

[16] 置換文の最後には、自動的に Ee が補われます。 直接 Ee を引数表記中に書いてはいけません (し、普通は書けません)。

更に、 JIS には、

備考 文の中に引数表記を含む実体は、その表記の解釈のときに決定する実体参照を含んでいた場合でも一つの実体としてみなす。 その場合には、 Ee は明示しない。

と書かれています。つまり、

<!ENTITY % foo "ABCDEFG">
<!ENTITY bar "あいうえお %foo; あいうえお">
という場合でも、実体 bar は文字データと引数実体 foo を組み合わせたものではなく、 実体参照を展開した文字列 あいうえお ABCDEFG あいうえお として定義されます。

最後の その場合には、 Ee は明示しない。 というのは意味がよくわかりませんが、 引数実体 %foo の最後にあったはずの Eebar の置換文では消滅していることを言いたいのではないでしょうか。

メモ

[21] JIS X 4153:1998 文書スタイル意味指定言語(DSSSL) 解説 , http://www.y-adagio.com/public/standards/jis_dsssl/tutr.txt

訳語選定に際しては,SGMLを規定しているJIS X 4151,SGMLの拡張規格であるJIS X 4155, 及びSGML関連規格であるJIS X 4171との整合を第一に配慮した。しかし次の用語などについては,その後関連分野で普及した訳語表記に従っている。

原語 訳語

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entity text 実体テキスト