[3] 年月日や時刻、週などおおよそ暦の要素は基準点から数え昇順で表しますが、 例外的にカウントダウンする、降順に数えていくものもあります。
[4] 「博覧会まであと5年」、 「卒業まで残り20日」、 「放送開始まで400秒」 といったイベントまで何年何月何日、 と表すカウントダウンも、 日時を特定できる方法ですから、 広義には暦法、紀年法ということができます。
[5] しかしそうした表現方法は限られた範囲、限られた期間にのみ通用するもので、 常用の日時記述法とすることは難しいです。 暦法として運用できるレベルで将来のイベントの日時を確定し逆算するのは、 古い時代には難しかったのでしょう。
[6] 年の値域が整数であって、
0年、-1年、-2年、... と時代を遡るにつれ絶対値が大きくなっていく負の年のものも、
いくつかあります。
[7] 地球民暦は +0 と -0 を区別しています。 負のことを紀元前といいます。
[11] 「現在から何年前」は口語や説明ではよく使われますが、 体系的な日時表記の手段としては、それほど多く使われません。
[12] しかし近代には歴史記述や年表などの主要な紀年法の1つとして使われた事例がちらほらあります。
[13]
西洋の影響で日時制度に多くの動きがあった時代ゆえの新たな試みといえそうです。
[14] 明治3年に出版された 輿地誌略 は、 世界の地誌で、洋書を翻訳編輯したものでした。 本書の表紙や序文には日本の元号や干支年が書かれていますが、 文中では、 年号によるのは捜索するのに便利でないとして、 刊行された明治3年から遡って何年前の書き方で統一されていました。 西洋紀元を得るには 1870 から引くようにと注釈があります。 >>80
[184] 皇国紀元論, 亘理章三郎, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/1047078/1/16
明治3年の書籍、明治元年から遡った年数
[8] 日本金石文綱要, 入田整三, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/1918106/1/46
[16] 大日本年表, 辻善之助, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/1123670/1/5?keyword=%E9%80%86%E7%AE%97
昭和15年 = 紀元2600年からの「逆算」 (昭和15年12月序)
[17] 国書データベース, https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/200000850/144?ln=ja