[2] 資源をロック (動詞) することにより、 資源へのアクセスを直列化することができ、他の principal が同時に資源を編集しないこと、すなわち lost update 問題を防ぐことができます。 >>1
[3] ロックは、関与する principal の数により排他的か共有かに分類できます >>1。
[13] 排他的ロックは、 他の principal のアクセスを排除することによって、 WebDAV の仕組みのみにより変更の衝突を防止するものです >>1。
[15] 共有ロックは、他の principal が操作中であることを知らせるだけのものです。この場合 WebDAV 外の方法 (直接の対話やポストイット、電子メールなど) によって協調が必要かもしれません。 >>1
[4] ロックは、保証されるアクセスの種類によっても分類できます >>1。 次の種類があります。
[17] WebDAV に従う資源は、 排他的ロックと共有ロックのいずれかおよびアクセスの種類の任意の組み合わせについて、 対応してもしなくても構いません。ロックにまったく対応しなくても構いません。 >>1
LOCK
を参照。[26] 要求においてロックを提出 (If:
ヘッダーにロックトークンを指定) することで、
ロックされている資源を操作できます。
[25] クライアントは LOCK
要求に
If:
ヘッダーで既存のロックトークンを指定することで、
ロックタイムアウトの更新を求めることができます。
鯖はロックタイムアウトの値を改めて決めて計測を開始します。
[12] UNLOCK
要求は、指定したロックトークンのロックを削除
(破棄) します。
ロックが削除されると、そのロックによる資源のロックは解除されます。 >>1
[10] ロックされているコレクションについてある資源をメンバーでなくすると、 その資源はコレクションのロックによる間接的なロックから除外しなければなりません。 >>1, >>7
[14] ある要求によってロックのロック根が写像されない URL となった時、そのロックはその要求によって削除されなければなりません。 >>1
[45] DELETE
によって削除された資源をロック根とするロックは、
DELETE
の際に削除されます >>44。
[21] ロックを削除できるのは、ロック作成者か、ロックを削除する特権を有する principal です。
[22] ロックタイムアウトが経過したら、 UNLOCK
要求によりロックが削除されたかのように動作しなければなりません >>1。
lockscope
要素 (WebDAV)[35] DAV:
名前空間の lockscope
要素は、ロックが排他ロックか共有ロックか指定するものです >>33。
[36] 内容は、要素内容であり、 exclusive
要素または
shared
要素です >>33。
[30] lockscope
要素は lockentry
要素 >>29 や lockinfo
要素 >>32
の子要素として必要です。
locktype
要素 (WebDAV)[39] DAV:
名前空間の locktype
要素は、ロックのアクセスの種別を指定するものです >>38。
[40] 内容は、要素内容であり、 write
要素です >>38。
[31] lockscope
要素は lockentry
要素 >>29 や locktype
要素 >>32
の子要素として必要です。
exclusive
要素 (WebDAV)