書き込みロック

書き込みロック (HTTP)

[2] 書き込みロック (write lock) は、変更操作に関するロックです。

仕様書

意味

[3] 書き込みロックは、書き込み (write) に関するロックの種別です >>1

[4] 排他的書き込みロックは、ロック作成者以外の principal による要求ロックトークン提出されていない要求による変更を防ぎます。 クライアントは、書き込みロックされた資源を変更する要求においては、 適切なロックトークン提出しなければなりません>>1

[5] 書き込みロックは次の操作に適用されます。

[10] ロック可能でない生特性は、書き込みロックされていたとしても、 その定義に従い変化することがあります >>1

[9] 書き込みロックは次の要求メソッドに適用されます >>1

[11] lost update 問題を完全に回避することはできませんが、クライアントはできるだけ LOCK → 取得 → 書き込み → UNLOCK の順序を守ることや、変更時に実体タグIf-Match: ヘッダーに指定することが良い >>1 とされています。

[17] ロックの項も参照。

コレクションの書き込みロック

[13] コレクション書き込みロックには、深さ0と深さ無限大の2種類があります >>12

[14] 深さ0 (depth-0) 書き込みロックは、 コレクション特性内部メンバーURL (や、あればpayload body) は保護しますが、 メンバー資源内容特性は保護しません。 >>12

[15] 深さ無限大 (depth-infinity) 書き込みロックは、 コレクションコレクションメンバー資源をすべて保護します >>12

[16] コレクションメンバーがそれぞれロックされている時は、 変更には関係するすべてのロックが必要です >>12

移動や削除

[18] 書き込みロック自体は、適用対象の資源の移動や削除が行われても変化しません。

MOVECOPY 参照。

write 要素 (WebDAV)

[20] DAV: 名前空間write 要素は、書き込みロックを表します >>19

[21] この要素は、空要素です >>19

[23] この要素locktype 要素子要素として使用します >>22