[5]
[13] 当時前川清一は熊本県立球磨工業高等学校郷土研究部の顧問でした >>12。その二十数部は部員等に配布されたのでしょう。 また秋の文化祭で展示されました >>12。
[14] 昭和50年12月、 新たに書き直して紀年銘を中心としたもの、 梵字を扱ったものの2分冊で発行されました。 人吉市の庚申碑の一覧表が付いていました。 >>12
[15] 文化祭で地元の人から希望が多かったために改訂発行されたということです >>12 から、その方面に配布されたと思われます。
[16]
更にその後
[6]
[2] 郷土調査の手引き 紀年銘篇 三訂版は、 藁半紙に印刷された簡易製本の B6 小冊子です。
[3]
表紙第1行に
「
[4]
p.52 の奥付の第1行に
「
[7]
p.1 の第1行に
「
[11]
序文に相当する
[12]
おわりに (p.51)
には、
「
[17] 部活動や肥後金石研究会への貢献が期待される旨の記述があり >>12、 その方面に配布されたようです。
[8]
古書店で入手した本書三訂版には、
「
[10] どの版も手作りの少部数の製作、限られた範囲での配布と思われますから、 入手は困難かもしれません。
[19] 経緯をみると、商業的に販売されたことはなさそうです。 関係者に無償配布されたのか、せいぜい実費程度で頒布されたのでしょうか。
[20] 本書には干支、 方位・時刻等、 紀年銘、 異体字等の解説と、 日本の元号と干支、西暦の対照表が掲載されていました。
[21] ポケットサイズで紀年銘の解読に便利そうな情報が詰まっていて、 現地調査で持ち歩くのに便利そうです。
[22] その性質上内容のほとんどはよく知られた基礎的な事項なのですが、 熊本県の実在の紀年銘を時代順に並べて東洋の日時表示の諸形式の変遷を示しているところや、 少数ながら貴重な熊本県発見の私年号の実例を拓本つきで示しているところは、 地元で長年調査を続けた著者ならではといえます。
[23] 関連記事: 東洋の日時表示、 歳次、 紀年接頭辞、 乗法紀年法、 年の字、 吉日、 皇紀、 品暦、 子平、 加平、 光永、 神治