[1] 元号を使った紀年法の一種に、 元号名と干支年を組み合わせるものがあります。
[2] 元号名、 元号年、 干支年を組み合わせる通常の表記より簡易な方式で、 中世から近世の東アジアでまま使われました。
[3] 干支は60年で一周するので、 干支年単体では60年単位でしか年を特定できません。
[4] 元号名と組み合わせることで、 当該元号の利用された期間に限定できます。
[5] ほとんどの元号は60年以下で改元されているので、 年を一意に特定できます。
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ただし元号名が衝突している場合には、
どの元号の特定が必要となります。
[10] その中でも元号年と干支年が一致するものは、 元号干支年表記のみならず、 それに元号年を加えた通常の表記でも、 区別がつかないことになります。
[7] 61年以上継続した、または改元後も継続利用された場合、 同じ元号でも60年離れたどちらの年か特定できなくなります。
[18] 崇禎紀元は再、三など周回数を入れてこれを区別しています。 満洲帝国流亡政府の日時は又を入れて区別しています。
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中世から近世の東アジア諸国で非常によく使われました。