概要[編集]
地元では川原田と呼ばれている。8世紀にこの付近に移り住んだ高句麗からの渡来人が、大きく湾曲した高麗川を利用してこの地を開墾して田を作り、稲作を伝えたと言われている。
毎年9月~10月にかけて高麗川沿いの河川敷にある5.5ヘクタールの群生地にヒガンバナ(彼岸花、曼珠沙華)が見頃になる(「200万本の曼珠沙華」[1]を標榜する)。日本一のヒガンバナ群生地であり、祭り等も開催されたくさんの観光客で賑わう。近年[いつ?]ことに西武鉄道の宣伝[2]などによりさらに観光客が増える傾向にある。またヒガンバナ以外にも春にはサクラや菜の花が見頃を迎える。夏になるとアジサイやハスが、秋には、コスモスも見ることができる。また、カワセミやムササビなど、さまざまな種類の野鳥や小動物を観察することもできる。
昔は文字通り水田が広がり、その面積は約17ヘクタール(17万平方メートル)に及んでいた。現在[いつ?]はグラウンドなどが設備され、憩いの場となっている。
「巾着田曼珠沙華公園」として、2005年からヒガンバナの開花期間中は入場料を徴収するようになっている(巾着田管理協議会)。
所在地(管理事務所)[編集]
住所:〒350‐1251 日高市大字高麗本郷125-2
交通[編集]
ヒガンバナのシーズンには周辺道路が渋滞するので、注意が必要である。また、同シーズンには西武鉄道が特急列車の臨時停車や、臨時列車を運行することもある[3]。また、ヒガンバナのヘッドマークをあしらった列車も運行する。
公共交通
西武池袋線高麗駅下車徒歩15分
八高線高麗川駅下車徒歩45分
国際興業バス 飯能駅(北口) - 高麗駅 - 巾着田 - 高麗川駅 - 埼玉医大線「巾着田」バス停下車
車
国道299号 - 埼玉県道15号川越日高線沿い
ヒガンバナのシーズンは巾着田内に臨時駐車場が整備される。
風景[編集]