[1] 現在ニウエでは が、
クック諸島では が標準時として使われています。
夏時刻は実施されていません。
[569] tzdata の Pacific/Niue
は、
元の LMT を としています >>566。
[33] 1898年の新聞記事には、
Nen or Savage Island が (American time = アメリカ日付ではなく)
New Zealand time (= アジア日付)
を使っていたというような記述があります >>29。
[34] ニウエにはサモアから宣教師が移住していたといいます。
サモアの標準時はこの時既にアメリカ日付に移行していますが、
それ以前は英国系の住民を中心にアジア日付を使っていました。
ニウエでも当初はアジア日付を使っていたのでしょうか。
[593]
ニュージーランドの1915年法律第40号
Cook Islands Act 1915 () は、
クック諸島の日付はニュージーランドより1日遅れであり、
標準時は各島の子午線の時刻であると定めました >>591。
この法律がニウエにも適用されていたようです。
ニウエにおいては実質 だったと思われます。
[24]
からニュージーランド本国の無線報時が稼働しました。
これはニウエからも十分に受信可能なものでした。 >>23
[15] ニウエはに1時間進めて夏時刻に移行し、
に標準時に復帰しました >>14。
[582] 1924年、ニウエの法令の第23号に
Daylight-Saving と題するものがありました。 >>607, >>581
[16] この夏時刻の実施は、
Island Council
が全会一致で成立し、政令となったものでした。
に Secretary to Cook Islands Department の
J. D. Gray がニウエからニュージーランドに帰国したことで判明し、
その後ニュージーランドや豪州の新聞各紙で報道されました >>14。
ニュージーランド国内初の夏時刻実施であり、
翌年のニュージーランド (本国)
国会でも取り上げられました >>654。
[17] 実際のところ島民は日の出と共に起きる生活をしていた >>14
(実質夏時刻) のであり、夏時刻実施により行政庁の開庁を待つ必要がなくなる >>13
のだといいます。
[616] 1925年-1926年は不明です。
前年と違って新聞報道は見当たりません。
同じ期間に実施されたのでしょうか。
[583] 1926年、ニウエの法令の第25号に
Daylight-Saving Repeal と題するものがありました。
これにより1924年第23号は廃止されました。
>>607, >>581
[668] 1941年の日本政府の時間帯図では、
NIUE or SAVAGE I. は で塗られていました >>669。
[673] 1950年の米国政府の時差の表では、
Niue (Savage) Island は とされていました。
>>672
[676]
のカナダの時差の表では、
Niue Island と Savage Island は とされていました
>>675。
[598] ニュージーランドの1952年法律第32号
Cook Islands Amendment Act 1952 ()
により、ニウエの時刻は
-11:20 と改められました >>596。
[648]
1958年と
1968年出版の書籍は
Niue standard time を としていました >>647。
[595]
ニュージーランドの1962年法律第40号
Cook Islands Amendment Act 1962 ()
は、ニウエの標準時を から に改めました。
>>594
[586] ニュージーランドの1966年法律第38号
Niue Act 1966 () は、
ニウエの日付はニュージーランドより1日遅れであり、
標準時は であると定めました >>585。
出典として1915年法律第40号、
1962年法律第40号が参照されていました。
同時にニュージーランドの1966年法律第39号
Cook Islands Amendment Act 1966 ()
により、 Cook Islands Act からニウエの時刻に関する条項は削除されました
>>601。
[679] 1968年の米国政府の時差の表から作られたという時間帯図では、
ニウエは で塗られていました >>678。
[691]
Time Changes の SAVAGE ISLAND (NIUE) は、
標準時を としていました >>692。
改正の情報が反映されないまま残されていたものと思われます。
[686] 1985年以後の米国政府の時間帯図では、
ニウエは で塗られています >>687。
[584] ニウエの2004年法律第269号
Interpretation Act 2004 は、
ニウエの日付はニュージーランドより1日遅れであり、
標準時は であると定めました >>580。
なお 2006年版法令集収録の Niue Act 1966
には時刻に関する条項に 2004/269 で削除とあり
>>608、ニウエ法としては新法施行と同時に当該規定が廃止されているようです。
[611] ニュージーランドの2007年公法第71号
Niue Amendment Act 2007 (公布、
施行) は、
Niue Act 1966 を改正し、
時刻に関する条項を削除しました
>>610。これによりニュージーランド法として残存していた規定も廃止されました。
- [23] Papers Past | WIRELESS TIME SIGNAL (Evening Post, 1921-06-23) (National Library of New Zealand著, ) https://paperspast.natlib.govt.nz/newspapers/EP19210623.2.28
- [14]
- [13] Papers Past | DAYLIGHT SAVING. (New Zealand Herald, 1924-10-17) (National Library of New Zealand著, ) https://paperspast.natlib.govt.nz/newspapers/NZH19241017.2.120
- [10] Papers Past | TAILS WAGS THE DOG. (Horowhenua Chronicle, 1924-10-17) (National Library of New Zealand著, ) https://paperspast.natlib.govt.nz/newspapers/HC19241017.2.11
- [12] Papers Past | TAILS WAGS THE DOG. (Manawatu Times, 1924-10-17) (National Library of New Zealand著, ) https://paperspast.natlib.govt.nz/newspapers/MT19241017.2.15
- [11] Papers Past | DAYLIGHT SAVING. (Northern Advocate, 1924-10-17) (National Library of New Zealand著, ) https://paperspast.natlib.govt.nz/newspapers/NA19241017.2.22
- [19] Papers Past | General News. (Press, 1924-10-17) (National Library of New Zealand著, ) https://paperspast.natlib.govt.nz/newspapers/CHP19241017.2.38
- [20] Papers Past | Otago Daily Times (Otago Daily Times, 1924-10-17) (National Library of New Zealand著, ) https://paperspast.natlib.govt.nz/newspapers/ODT19241017.2.30
- [22] Papers Past | LOCAL AND GENERAL (Evening Post, 1924-10-17) (National Library of New Zealand著, ) https://paperspast.natlib.govt.nz/newspapers/EP19241017.2.41
- [614] 18 Oct 1924 - DAYLIGHT SAVING - Trove
Barrier Miner (Broken Hill, NSW : 1888 - 1954)
() https://trove.nla.gov.au/newspaper/article/45858296
- [18] Papers Past | DAYLIGHT THROUGH THE GLOOM (Evening Post, 1925-08-15) (National Library of New Zealand著, ) https://paperspast.natlib.govt.nz/newspapers/EP19250815.2.24.2
- [21] Papers Past | Otago Daily Times (Otago Daily Times, 1925-08-18) (National Library of New Zealand著, ) https://paperspast.natlib.govt.nz/newspapers/ODT19250818.2.43
[575] tzdata の Pacific/Rarotonga
は、元の LMT を としています >>573。
[592]
ニュージーランドの1915年法律第40号
Cook Islands Act 1915 (公布) は、
クック諸島の日付はニュージーランドより1日遅れであり、
時刻は各島の子午線の時刻であると定めました >>591。
[31]
1922年には、
英領ニュージーランド領サモアをアメリカ日付からアジア日付に変更することが検討されました。
当時の新聞ではサモアやクック諸島はアメリカ日付である >>30
と言及されたものこそありますが、
クック諸島もアジア日付に変更しようとする動きを報じたものは見当たりません。
[656]
の米軍の時間帯図では、
COOK IS は で塗られていました >>657。
ここで塗られていた範囲は南クック諸島南部で、
Palmeraton Is (南クック諸島北部) や北クック諸島は無色でした。
[659]
1931年の日本政府の時差の表では、
Cook Island は とされていました。 >>658
時間帯図は大正十年十一月一日海軍省令第十八號以来仏領ポリネシアとして
で塗られている領域に南クック諸島が含まれているように見え、
この年のものも変わっていませんでした。
[660]
1932年と1935年の米国政府の時差の表では、
Cook Islands と Raratonga Island は とされていました。
>>661, >>507
時間帯図は のように塗られているようにも見えますが、
塗られていることがわかるだけで意図した時差はよくわかりません。
[663]
1933年の日本政府の時差の表では、
Cook Island は とされていました。 >>662
時間帯図はクック諸島部分が不自然に消されていました。
[665]
1934年の日本の書籍では、
ラロトンガ島は とされていました >>666。
[667]
1941年の日本政府の時間帯図では、
COOK IS は で塗られていました >>572。
南クック諸島の領域が塗られていました。
[671]
1950年の米国政府の時差の表では、
Cook Islands と Raratonga Island は とされていました。
>>670
[597] ニュージーランドの1952年法律第32号
Cook Islands Amendment Act 1952 ()
により、ニウエを除くクック諸島の時刻は
と改められました >>596。
[35] 1954年の英国の書籍には、
クック諸島は とありました >>802。
[677] のカナダの時差の表では、
Cook Islands except Niue と Rarotonga は
とされていました >>675。
[649]
1959年と
1968年出版の書籍はクック諸島の標準時を
としていました >>646。
[681] 1968年の米国政府の時差の表から作られたという時間帯図では、
南クック諸島は で塗られていました >>680。
[588]
クック諸島の1978年法律第5号に
Time と題するものがありました >>587。
[589]
クック諸島の1978-79年法律第24号に
Time Amendment と題するものがありました >>587。
この改正を経た Time Act 1978 は、
2016年時点でも現行法のようです >>590。
[40] クック諸島の議会の Webサイトによると、
次の政令がありました >>39。
- 1978/6 Cook Islands Daylight Time
- 1979/16 Daylight Time Order
- 1980/15 C. Is. Daylight Saving Time
- 1989/17 C. Is. Daylight Savings Time Revocation
[9] この時期の時刻については、次に示す通り情報が錯綜しています。
[685]
1979年の英軍の時間帯図に基づくという時間帯図では、
南クック諸島らしき部分は で塗られていました >>684。
[7]
Pacific Islands Yearbook なる年鑑は、
確認できる中で
1981年版から1994年版まで、
標準時は 、
からまで夏時刻
としていました。
>>645, >>651
(1959年版から
1972年版は としていました >>646。)
[689]
Time Changes の COOK ISLANDS は、
標準時 、
日光節約時 - としていました >>690。
[683]
1985年以後の米国政府の時間帯図では、
クック諸島は で塗られています >>682。
[644] 1986年出版の書籍では、
標準時は であり、
1978年から1時間の夏時刻が実施されているとなっていました
>>643。
[8] 1988年出版の書籍では、
標準時は 、夏時刻は
とされていました >>655。
[696] Shanks は夏時刻の実施期間を次の通り示していました >>694。
[577] tzdata の Pacific/Rarotonga
は、
を境に としています >>573。
[578] tzdata の Pacific/Rarotonga
は、
に30分進めて
としています >>573。
[579] tzdata の Pacific/Rarotonga
は、
1979年から1990年まで10月最終日曜日に30分進めて
としています >>573。
[51] tzdata の Pacific/Rarotonga
は、
1979年から1991年まで3月第1日曜日0時0分に標準時
に復帰としています >>573。
[600]
ニュージーランドの2007年公法第49号
Cook Islands Amendment Act 2007
(公布、
施行)
は、 Cook Islands Act を改正し、
日時に関する条項を削除しました >>599, >>613。
ここまで形式的にはニュージーランド法として残されていたものと思われます。
クック諸島法としては1978年に廃止されていそうですが、不明です。
[50]
現在は が使われているようです
>>45, >>46。