アンカー

アンカー (ハイパーテキスト)

[7] ハイパーテキストにおいてアンカー (anchor) とは、 ハイパーリンクの端点のことをいいます。

定義

HyTime (1997)

[6]

3.1 アンカー (anchor)
ハイパーリンクにより他の物体または物体並びリンクされている物体 (または物体並び)。

古い W3O の用語集

[3]

Anchor
連結始点または終点であるの内容中の領域。 アンカーは節内容の全体であってもよい。 典型的に、アンカー領域上でマウスかちっると連結が辿られ、連結の反対側のアンカーが表示されることとなる。 アンカーは (常に、あるいはマウスが上にあるときに) 特別な方法で強調されたり、 特別な記号で表現される傾向にある。 アンカーは、節全体に対応していてもよく、 しばしば実際にそうである。 (時々範囲 (span, extent), 領域 (region), ボタンともいう。) <http://www.w3.org/Terms.html#anchor>

HTML4 (1999)

[5] HTML 4

連結は2つの端点 (アンカーと呼ぶ。) と方向を持つ。連結は「始点」アンカーで始まり、「終点」アンカーを指す。 終点アンカーはいかなるウェブ資源 (例: 画像、映像、音声、プログラム、 HTML 文書、 HTML 文書の中の要素など) でもよい。

HTML 4 12.1 Introduction to links and anchors <IW:HTML4:"struct/links.html#didx-anchor">

古い W3C の用語集 (1999)

[1] {W3C WD (1999)}

アンカー anchor は、資源中であって、0個以上のリンク始点又は終点となる領域のことです。アンカーは資源全体であったり、一部であったり、あるいは特定の resource manifestation だったりします。 <http://www.w3.org/1999/05/WCA-terms/#Anchor>]

[2]0個以上のリンクの始点又は終点」であるのが興味深いところです。つまりリンクとして現実には存在していない、未完リンク端 (例えば、 HTMLid が指定されているけど、どこからもリンクされていない要素とか。) であってもよいということですね。

アンカーを表す主なプロトコル要素

アンカーに適用される主なプロトコル要素

アンカーから派生した概念

メモ

[4] そういえば XLink では anchor は定義されていません。定義されていないどころか仕様書 <http://www.w3.org/TR/2001/REC-xlink-20010627/> 中に一度たりとも登場しません。

[9] HTML Living Standard でも、 a 要素の説明で一度触れられているのみで、 用語としてはまったく使っていません。

[18] Buzzword.org.uk Draft: jsonGRDDL ( ( 版)) <http://buzzword.org.uk/2008/jsonGRDDL/spec#sec_syntax_headers_anchor>