window.content

サイドバー (Web ブラウザー)

[18] サイドバー (sidebar) は、90年代末から00年代にかけて流行した Webブラウザー利用者インターフェイス要素です。 Webブラウザーの主たる閲覧領域の表示領域の左右 (主に左側) に何らかの情報を表示するものです。その後は衰退しています。

Web ブラウザにおける表示領域横の補助域

[16] 次のようなものがありました。

歴史

IE エクスプローラーバー

[44] IEtarget=_main を実装していて、 主たる閲覧文脈で開くことを指示できました。

[59] エクスプローラーバーの検索機能に、当時のいくつかの主要な検索エンジンサイトが対応していました。 通常よりも横幅が狭くても見やすく設計されている他、 リンクには target=_main が指定されていました。

[31] Source Tree http://www.cheztabor.com/SourceTree/index.htm: フレームスタイルシートのような Web頁資源構成を TreeView で表示してくれる。ソース公開、ライセンス不詳。

[32] >>31 DOMInspector の IE 版を期待したけどそうではないみたい。

[33] ieHTTPHeaders http://www.blunck.info/ieHTTPHeaders.html: LiveHTTPHeaders の WinIE 版といったところ。ソース非公開の無料ソフトウェア

[36] 過去の秘密 ( 版) http://www.toyoshima-house.net/diary/aday.cgi?TOP=282

2001年4月8日之頁

・IE6 pb

ということで、遅れながらも導入。噂のExplorer Barを見てみる。 ってことで、やはりMozillaのside barとほぼ同等のもののようです。 msdnでさっと調べてみたら、サンプルを発見。Mozillaと同様に Java Scriptを使って特定のURLをbarとして放り込んでやることが できます。ページ自体はMozillaと共用可能。追加script側で個別に 対応してやればおっけーです。試しにmozillaで使ってるアンテナの side barを放り込んでやったら、うまく動いています。 bar用ページを作る際の主な注意点はmozilla同様にリンクは target="_content"の属性を追加しないと、bar側のページで 移動してしまう、という事くらいですか。

#Beアンテナを追加するサンプルはこちら(Mozilla/IE6の両対応の サンプルにもなってますんで)。

WebTV の sidebar 要素

[22] HTMLsidebar 要素型は、 WebTVSidebar として表示する内容を入れるものとして実装していました。

出現できる文脈
%block な文脈
内容模型
(%block* | %inline*)
DOM 界面
HTMLElement
属性
属性名属性値既定値説明出典
align非標準
bgcolor%Color(透明?)背景色非標準[WebTV]
width(自動?)横幅非標準[WebTV]

[23] WebTV では、画面左側にレンダリングされます。

[30] 同じページの一部分がサイドバーとなるのですから、 現在で言う iframeoverflow によるスクロール可能領域にも近いかもしれません。

DTBook の sidebar 要素

aside

IE6 Media Bar

[54] IE6エクスプローラーバーの一種として Media Bar を実装していました (IE7 で削除)。

[57] target=_mediaMedia Bar で開くことを指示できました。

Mozilla のサイドバー

[20] window.sidebarサイドバー関係の API が用意されていました。

[61] 例えば addMicrosummaryGenerator メソッドがありました。

閲覧文脈キーワード _content

[45] Geckotarget=_content を実装していて、 主たる閲覧文脈で開くことを指示できました。

[41] Gecko には window.content / window._content があります。

[42] content - DOM | MDN ( ( 版)) https://developer.mozilla.org/ja/docs/DOM/window.content

[43] 以前は Chrome でも使えていた気がしますが 要出典、今は使えません。

navLinkSidebar

[58] navLinkSidebar は、 Mozilla Suite拡張機能として実装されたサイドバーでした。 主たる閲覧文脈で表示した文書に含まれる link 要素から、目次に相当するものを探して自動的にサイドバー内で表示するものでした。

HTML5 の sidebar 要素

[19] Web Applications 1.0 案で内容そのものではない情報を入れる要素型として検討されていましたが、 2005年4月以降の原案では aside に要素型名が変更されています。

[28] これは「sidebar」という名前こそ共通していますが、本項の「サイドバー」 とは異なるものです (し、それで混同を防ぐため改称されています)。

[29] aside も参照。

[27] 似た要素型として HTML 3banner, HTML 4map, Web Applications 1.0header, footer があります。

リンク型 sidebar

[21] リンク型 sidebar が使われることがありました。 Firefox が実装していました。

[37] HTML5 で標準化されました。

[40] サイドバー内の閲覧文脈は、 二次的閲覧文脈 (secondary browsing context) として特別な最上位閲覧文脈のようなものに位置付けられました。

[38] しかしあまり実装されませんでした。更に W3C HTML WG で政争の具にされ、ますます状況は混迷しました。

[51] 862147 – drop support for window.sidebar.addSearchEngine (and window.sidebar in general) ( ( 版)) https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=862147

削除

[53] HTML Standard からは削除されましたが、 microformats wiki からは削除されていませんので、 利用が禁止されたわけではありません。 しかし microformats wiki の参照先は HTML Standard なので、定義が不明となってしまっています。

Chrome サイドパネル

[64] 令和時代になって Chromeサイドパネルと称してサイドバー機能を標準搭載するようになりました。

[65] Google による画像検索などに使われています。

[66] 正直あまり使い勝手はよくありません。

メモ

[17] スラッシュドット ジャパン | サイドバー症候群 ( 版) http://slashdot.jp/article.pl?sid=07/04/24/2316222&from=rss (名無しさん 2007-04-25 11:55:45 +00:00)

[60] ( 版) https://pukiwiki.logue.be/

<link rel="sidebar" href="https://pukiwiki.logue.be/SideBar" type="text/html" title="サイドバー"/>

[62] 862147 - remove window.external.addSearchEngine () https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=862147

[63] 翻訳もSNSもこれひとつで!ウェブパネル機能! | Vivaldi日本語公式ブログ () https://jp.vivaldi.net/vivaldi_tips/vivaldi_tips_webpanel/