[3] 透過内容折衝は、 HTTP の内容折衝の手法の一つです。 Apache が実装していますが、 あまり利用されていません。
[9] その他次の概念があります。
[11] 透過内容折衝によるリスト応答、選択応答、暫定応答の決定は、 内容符号化、条件付き要求や範囲要求の処理よりも前に行います >>10。
[15] 利用者エージェントが透過内容折衝に対応するとは、
対応していることを示す Negotiate:
ヘッダーを送信することをいいます
>>14。
Negotiate: trans
[18] Negotiate:
ヘッダーの指令
trans
は、利用者エージェントが現在の要求において透過内容折衝に対応していることを表します >>17。
[4] RFC 2295 は従来の「HTTP/1.0 内容折衝」に対するものとして透過内容折衝を説明しており、 既に用いられている実質的な標準である既存の内容折衝に対して IETF で標準化された HTTP/1.1 世代の新仕様として旧世代の手法を置き換えることを狙っていたことがうかがえます。
[16] RFC 2295 は、従来の内容折衝は鯖に沢山の情報を送信しなければならず、 転送量が多いこと、プライバシー上の問題があることから、 すべての情報を送信せずともクライアント側で最善の異体を選択できる透過内容折衝が有用であると主張しています。 ただし、異体リストからいずれかの異体資源を選択して要求を送信させることにより、 プライバシーに関わる情報を収集することを完全には回避できないとも指摘しています。
[301] Re: Status of RFC 2295: Transparent Content Negotiation in HTTP (Experimental) ( (Mark Nottingham 著, 版)) <http://lists.w3.org/Archives/Public/ietf-http-wg/2009JanMar/0016.html>
[20] 透過内容折衝あるいは RFC 2295 に対応している、対応する必要があるなどと述べている仕様書や文献も稀にありますが、そのほとんどは実態が伴っておらず、ただの HTTP 本体の内容折衝に過ぎなかったり、ただ言及しているに過ぎなかったりします。
[21] Apache が実装して鯖としては広く普及しているにも関わらず、 驚くほど使われておらず、存在すらあまり知られていない不思議な機能です。
vlist
、guess-small
、 RVSA の版、*
を指定することによっても暗示されます >>17。