[27] ISO/IEC 10744:1997 は conventional comment と称して注釈中に構文その他の注釈を入れる書式を規定しています。 これはこの仕様書内だけのもので、応用その他が特別な処理をすることを想定はしていません。
仕様書:
[28] [29] マーク宣言の体系的形式の名前 (参照具象構文名) の後には、 注釈を書きます。その中には、完全名、 説明、規格の条項番号を順に記述します。[30] 属性形式の属性定義並び宣言 (すなわち、複数の要素形式や記法形式で用いられ得る属性定義並び宣言) は、鍵語 ATTLIST の後に注釈として参照具象構文名を書きます。 (1組の要素形式か記法形式でしか用いられない属性定義並び宣言では (それは属性形式ではないので) こうしません。)[31] 属性定義それぞれに注釈として完全名と説明を書きます。[32] 属性やデータ内容の字句型は HyLex により注釈として記述します。その注釈の先頭の語は、 字句模型が正規化済みのものである場合は Lextype, 未正規化のものである場合は Ulextype とします。HyLex 字句模型中の ATTNAME と NOTATION の解釈についてはそれぞれの項を参照して下さい。[33] Constraints で始まる注釈は、 構文上、意味上の追加の制約を説明します。 体系的形式の名前の後にある場合はその体系的形式に関して、 マーク宣言の構成部品の後にある場合はその構成部品が定義するものに関しての制約を表します。[34] Note は追加情報で、制約ではありません。[35] 要素形式と記法形式の宣言では、 適用される属性形式を注釈として記述しています。 Attributes は常に適用される属性形式、 CommonAttributes は体系共通の属性形式、 OptionalAttributes は特定の機能が支援されている時有効な属性形式を表します。[36] Referrer にはその要素形式の要素を参照し得る要素形式の名前と、 その参照する属性 (内容により参照する場合を除きます。) を記述します。[37] どう宣言されているかは別として、意味的に参照である属性には、 Reference と注釈を付けます。[38] 参照先的属性の定義で Reftype の後に名前または or 名前群を書くと、その要素形式の要素を参照しなければならないことを表します。一般体系ではより強力な reftype という機能があります。[39] 暗示属性や内容参照属性では Default の後に既定値を書くことができます。[40] 属性定義に Constant を含めると定数属性であることを表します。[41] なお、 Constant, Lextype, Ulextype, Reference, Reftype は SGML 以上の検証を行うために認識、処理できます。
ATTLIST
Lextype
Ulextype
ATTNAME
NOTATION
Constraints
Note
Attributes
CommonAttributes
OptionalAttributes
Referrer
Reference
Reftype
or
reftype
Default
Constant
[1] 関連: コメントの中身が意味を持ってしまう