rdf:about
属性 (RSS 1.0)[8] RSS 1.0 の channel
要素の
rdf:about
属性は、チャンネルの URL
を表します。
[24] RSS 1.0 の image
要素の
rdf:about
属性は、画像の URL
を表します。
[26] RSS 1.0 の item
要素の
rdf:about
属性は、 item
要素によって表される項目の URL です。
[35] RSS 1.0 の textinput
要素の
rdf:about
属性は、 textinput
要素によって表されるフォームの提出先の URL です。
[15] rdf:about
属性の値は単に「URL」とされるのみで厳密なデータ型は明確に規定されていません。
当時の RDF 仕様の規定を踏襲していると考えれば、 RFC 2396 URI参照ということになります。
[21] 絶対URL参照を指定するのが一般的で、利用者エージェントの中には相対URLを正しく処理できないものもありそうです。
[33] item
要素や textinput
要素では、
同じ RSS 文書中のいずれの
rdf:about
属性とも異なっていなければならないとされています
>>27, >>34。
(要素の限定もありません。)
[17] RDF として三項組を取り出すときに使うという以上に、 この属性をどのように利用するべきかは明確ではありません。
channel
要素の場合[10] RSS 1.0 の channel
要素には、
rdf:about
属性と link
子要素の2箇所、チャンネルの URL を指定する箇所があります。どちらも必須です。
これらについて、仕様書はそれぞれ次のように説明しています。
The {resource} URL of the channel element's rdf:about attribute must be unique with respect to any other rdf:about attributes in the RSS document and is a URI which identifies the channel. Most commonly, this is either the URL of the homepage being described or a URL where the RSS file can be found.
channel
要素の rdf:about
属性の
{resource} (引用者中: 構文説明中の記号を指していて、属性値のこと。)
の URL は同じ RSS 文書中の他の rdf:about
属性について固有でなければならず、
チャンネルを識別する URI です。最も一般的にはこれは記述されるホームページの URL
か、RSS ファイルがある URL です。
[12] 文脈的には link
要素のことと推測されるものの、曖昧 >>9
... URL link to the described resource (the channel provider's home page, for instance)
記述された資源への URL リンク (例えば、チャンネル提供者のホームページ)
The URL to which an HTML rendering of the channel title will link, commonly the parent site's home or news page.
チャンネルの題名を HTML としてレンダリングしたときにリンク先となる URL で、普通は親サイトのホームページかニュースページ。
[14] 元々 RSS 0.9 では link
要素しか無かったところに、
RSS 1.0 で RDF 的に好ましい形にしようと rdf:about
属性を追加したものの、同じ値にするべきか追加分けるべきか明確にせずに両方共微妙に異なる曖昧な説明しかしなかったため、
rdf:about
属性には link
要素と同じ HTML
版のトップページなどの URL を指定するものと、それとは異なる RSS
自体の URL を指定するものが混在する状況になっています。
image
要素の場合[25] RSS 1.0 の image
要素にも、
rdf:about
属性と url
子要素の2箇所、画像の URL を指定する箇所があります。どちらも必須です。
こちらは rdf:about
属性についてはまったく説明がありません。
こうなってしまった状況はやはり同じで、 RDF
的な整合性のために必要だったからでしょう。
item
要素の場合[28] RSS 1.0 の item
要素にも、
rdf:about
属性と link
子要素の2箇所、項目の URL を指定する箇所があります。どちらも必須です。
[29] item
要素の場合、
両者は可能であれば一致するべきとされています。
rdf:about
属性は「項目を識別する」 URL、
link
は「項目の」 URL とされています。
>>27
[30] 「可能であれば」といわれても、そもそも両者の意味の違いが明確ではないので、 どういうときに可能でどういうときに不可能なのかよくわかりません。
[31] RSS 1.0 では両者が異なる場合にどちらが使われるか規定がないようですが、
一般的には link
要素の方が使われているみたいで、
それに依存した >>32 のようなフィードも実在します。
[32] @IT ( 版) http://rss.rssad.jp/rss/itmatmarkit/rss2dc.xml?rss
この RSS 1.0 フィードは、両者に違う URI を指定しています。
rdf:about
が記事本来の URI で、
link
要素はその URI にリダイレクトする URI
になっています。おそらくそのリダイレクトのときに記録を取っているのでしょう (cf. HTML
の ping
属性)。
textinput
要素の場合[36] RSS 1.0 の textinput
要素にも、
rdf:about
属性と link
子要素の2箇所、項目の URL を指定する箇所があります。どちらも必須です。
[29] textinput
要素の場合も、
両者は可能であれば一致するべきとされています。
rdf:about
属性は「textinput を識別する」 URL、
link
は「提出先」の URL とされています。
>>34
[37] こちらもやはり、「可能であれば」といわれても、そもそも両者の意味の違いが明確ではないので、 どういうときに可能でどういうときに不可能なのかよくわかりません。
[19] link
要素 (RSS 1.0) の項も参照してください。
[20] Atom では link
要素の rel
属性に self
を指定することでフィード自体の URL
を記述することができ、 rdf:about
属性や
link
要素 (RSS 1.0) の機能と似ています。
[4] channel
要素の rdf:about
属性は、
最近 (2008年11月) だと、 RSS の URL を使うことが多いかな、と思いながら色々フィードを除いていましたが、
Webサイトの URL のことも多くて、どちらが多いとも断定できない感じみたいです。
about
要素 (HTML)[47] Describing and Linking Web Resources, , https://www.w3.org/Architecture/NOTE-link.html
[49] Style sheets and the Web meta-data architecture, , https://www.w3.org/Style/NOTE-style-link-970128.html
[48] 関連: <resource>
,
Web Collection
about
属性 (HTML)[5] XHTML2 第6次案で大域属性として追加されました。
[6] IRC logs: freenode / #whatwg / 20090925 ( 版) http://krijnhoetmer.nl/irc-logs/whatwg/20090925#l-133
[7] IRC logs: freenode / #whatwg / 20101104 ( ( 版)) http://krijnhoetmer.nl/irc-logs/whatwg/20101104#l-399
[38] Google Chromeの特殊URL @ val it: α → α = fun ( ( 版)) http://www.jmuk.org/diary/index.php/2011/02/11/google-chrome-special-urls/
[39] url_constants.cc - chrome/common - Code Search ( ( 版)) http://www.google.co.jp/codesearch/p?hl=ja#hfE6470xZHk/chrome/common/url_constants.cc&q=package:chromium
[40] RDFa Core 1.1 - Second Edition ( ( 版)) http://www.w3.org/TR/rdfa-core/#A-about
[41] RDFa Core 1.1 - Second Edition ( ( 版)) http://www.w3.org/TR/rdfa-core/#h4_use-of-curies-in-specific-attributes
[42] XHTML+RDFa 1.1 - Second Edition ( ( 版)) http://www.w3.org/TR/2013/REC-xhtml-rdfa-20130822/#A_about
[43] HTML+RDFa 1.1 ( ( 版)) http://www.w3.org/TR/2013/REC-html-rdfa-20130822/#extensions-to-the-html5-syntax
[44] The Platform for Privacy Preferences 1.0 (P3P1.0) Specification ( ( 版)) http://www.w3.org/TR/P3P/#ref_file_policyref
[45] OASIS Open Document Format for Office Applications (OpenDocument) Version 1.2 - Part 1: OpenDocument Schema ( 版) http://docs.oasis-open.org/office/v1.2/os/OpenDocument-v1.2-os-part1.html#attribute-xhtml_about
link
要素は HTML としてレンダリングする時のリンク先として使われることになっています。