[1]
hpn
は、
かつて SGML応用で使われることがあった要素群です。
[28] HP は Hilighted Phrase の略。
[6] SGML の慣習的には 1 で太字、 2 で斜体でした。確か。
[35] >>4 で Dan は n は 1〜5 だと言っています。 ま、なんにせよ、結局誰も実装・使用せずに消えてゆきます。
[8]
hp0
というのもありました。もっとも話だけで、誰も実装していないしだれも使っていないことにはかわりありませんけど。
[11]
WorldWideWebではhp1
, hp2
,
hp3
が中途半端に実装されているようです
(全体としては、おそらく使えない状態)。
スタイル・シートによれば、hp1
が斜体、
hp2
が太字、
hp3
が太字の斜体でレンダリングされるようです。
[16] Hypertext HTML formatting example ( 版) http://www.w3.org/History/1991-WWW-NeXT/Implementation/Test/backup_of_test.html
[17] Inside the Code — WorldWideWeb NeXT Application, CERN, , https://worldwideweb.cern.ch/code/
[10] MIME, SGML, UDIs, HTML and W3, Tim Berners-Lee, Thu, 11 Jun 92 12:22:56 -0400, , https://lists.w3.org/Archives/Public/www-talk/1992MayJun/0038.html
(HP0 and HP1 were in the HTML spec but as unimplemented)
[5] この HPn
要素型は、 Hn
要素型同様、 SGML で慣習的に使われていたようです。
[40] >>39 を模範とした CERN SGMLguid にあります。
[36]
最初期の HTML文書で hpn
を使ったものがいくつかあります。
[37] WorldWideWeb では実装されていたものの、不完全でした。
[38]
最初期の HTMLの仕様書には
hpn
が掲載されていたものの、
未使用と説明され不完全でした。
[41] CERN SGMLguid から引き継いだものの、 そのまま使うのがいいか迷いがあって未使用のまま保留されていたものと思われます。
[42]
Dan Connolly
は
HTML
の SGML DTD
を作成していましたが、
その過程で当時の仕様書で未使用と書かれていた
hpn
の処遇に困りました。
[44]
それがきっかけで新要素群が追加されることになりました。
[2] 他の要素で代替すべしということで、 HTML 2.0 (RFC 1866) の Internet Draft で obsoleted として参考に挙げられていたものの、最終版では全く触れられてもいない。
[45]
xmp
や plaintext
など他の「廃止」要素がその後もずっと残り続けたのに
hpn
がこのように早いタイミングで消滅したのはずっと不思議だったのですが、
経緯を知ると納得です。
という理由だったのでしょうね。こう言われると至極当然のことのように思えてしまいますが、 もし DanC が暫定的に、とでも一応の要素宣言を DTD に追加していたら、そのままなんだかんだずるずると残り続けた可能性はわりとあったと思われます。
要素に直接値をつけて使用する形式で,以下のような用法が例示されている。
[19] >>9
意味不明。 HP 要素
という言葉も使われており、 hp
が要素
で
1
や 2
が値
(なんの?) だと思っているのでしょう。
まあ付番なのですからあながち間違いとも言い切れませんがね。
しかし実際に使用されていない要素型なのに使用例があるというのもひどい。
タグ辞典つったって何でも集めればいいというわけではないでしょうに。
文字列を「後に続く文章をハイライトした文章」(Highlighted Phrase)として定義
という説明など、何かの直訳でしょうが、
筆者が理解せずに書いているというのがよくわかります。
[7] DOS の頃のワープロソフトウェアで、書体選択が書体1〜書体5みたいなかんじでしたけど、そんなようなもんかな。 (画面上でその書体を持ってないので再現できなかったし、書体名も印刷機依存で分からなかったから。: SGML でも実際の表示は出力機依存で似たような状況にあるかも。)
plaintext
は最古の「廃止予定」要素で (hpn
は HTML でも稀な存在です。