[1] 古い書籍や古文書や公文書が
Web
で公開されるものがどんどん増えていて、
大変喜ばしいのだけど、
使いにくいのはどうにかならんか。
[2]
個別開発かパッケージ品か知らんけど、
データベースごとに UI
が違っていて、
全部揃いも揃って使いにくいのは、
いったいどうなっているんだ。
[53]
どうせ流用するなら使いやすいのを採用してほしいのだけど、
公的機関は調達とかいろいろあって難しいのだろうか。
[54]
ということで目についた不満点を挙げていく。
[78]
ここでいうデジタルアーカイブは、
書籍、
公文書、
古文書、
論文、
規格票、
新聞、
その他各種資料全般が対象です。
新聞や雑誌のバックナンバーや論文や規格票やいわゆる電子書籍の閲覧権を商業的に販売するサイトは対象外です。
- [10]
いつの間にかなくなったり移転したりしている。
プロジェクト終了とか仕方ないのかもしれないが、
永続的な受け皿に収容するところまでやらないとデータベース整備の意味がない。
- [28]
やむなく移転したなら、
前の URL
で新しいデータベースの該当項目にリダイレクトするくらいはしてほしいところ。
- [29]
どうしても終了せざるを得ないなら、
最後にデータを公開して有志が利用できる形にしてほしい。
- [30]
わざわざ独自データベースシステムを構築しなくても、
既存のアーカイブシステムに登録するデータだけ用意する形にすれば、
開発費用も抑えられるのでは。
- [55]
わかりやすいページ構成 & きれいな URL 構造で作ってあったのが、
システム移行の結果、
全部フラットな
WordPress
のページになって、
本体ファイルが全部
WordPress
の添付ファイルになって、
旧システム時代の
URL
が全部無効になって、
旧システム時代の文書が新システムで見つけられない、
みたいな惨劇を何度も見かけた。
- [31] 独自ビューアーを開発したいから独自 Webサイトにせざるを得ないにしても、
データは
GitHub
のような恒久的に運用されているサービスに置いてくれると、
データ消滅の不安がなくなるのだが。
- [16]
会員登録。なくしてほしい。登録制にする必要はどこにあるのか。
- [17]
謎のセッション管理。
検索も表示も、
複雑なセッション管理の必要性はないはず。
変なセッション管理のせいで、
謎のタイムアウトが起きたり、
「正規」の経路をたどらないと意味のわからないエラーが出たりするひどいサイトになる。
- [68] なぜか「このブラウザは、Cookie が無効になっています。Cookieを有効にして再度、お越しください。」
のようなエラーを出すサイトがあります。
- [3] 検索結果一覧に出てきた各項目のリンク先が、
なぜか普通の
HTTP(S) URL
でなく、
JavaScript
になっている。
(普通のリンクなら、
右クリックして新しい窓で開くなど操作できるのに、
JavaScript
になっているとできない。)
-
[48]
検索ページの URL
に検索条件が入っているにも関わらず、
セッション有効期限が切れると検索条件がリセットされるサービスがあります。
何を考えて作ったらそんな糞システムになるのでしょうか。
- [4]
画像公開されているものと、
されていないもの (書誌情報検索だけ)
が混じっている。
混じっていること自体は構わないが、
開くまでわからない、またはわかりにくいのは厳しい。
- [15]
日付指定ができる場合、
西暦、和暦のどちらも対応していてほしい。
検索結果表示も両方出してほしい。
グレゴリオ暦、ユリウス暦、旧暦も全部対応できていればなお良い。
- [57]
キーワード等を指定しなくても全文書の一覧表示ができてほしい。
-
[58]
何万件もあるところは仕方ないかもしれないが、数百件くらいまでの小規模なところは全部1頁で一覧出来た方が便利。
- [5]
個別の項目が独立した URL
を持っていない。
(検索を経由しないと行けない構造になっている。)
項目を後から直接開いたり、
リンクするのに使ったりできない。つらい。
-
[6]
複数の画像で構成されていて、
個別の画像が独立した URL
を持っていない。
(何百ページもある画像群の後ろの方の場所を指したいとき不便すぎる。)
- [12]
URL
が汚い。
個別の項目やそれに含まれる画像の
URL
は、
それだけを表すものであってほしい。
(そうすればそのままコピペして使える。)
検索クエリーとか変なパラメーターがついているのはいやらしい。
- [26]
共有用の
URL
がわざわざ書いてある。
その事自体は別にいいが (便利)、
大抵は実際のページの
URL
とその共有用の
URL
が違っている。
なぜわざわざ違う
URL
を使うのか。不便なだけ。
- [9]
PDF
になっている。
PDF モードもあるのはよい。
PDF だけはつらい。
(大量の画像群だと PDF
でダウンロードできる方が便利なこともある。
できれば PDF モードも是非用意してほしい。)
-
[49]
PDF
がダウンロードされてしまう。
Content-Type
と
Content-Disposition
を適切に設定すれば
Webブラウザー内で表示できるはずなのに、
それを怠っているのか敢えてしているのかしらないが、
なぜか強制ダウンロードさせるサービスがあって不便すぎる。 -
[50]
1頁ごとの
PDF
はやめてほしい。
何のための PDF なのか。
1ページだけなら画像データにしてもらったほうがありがたい。
PDF
なら全ページまとめてほしい。
- [52]
PDF を埋め込むだけの HTML を表示するやつもやめてほしい。
誰の何の利益があってやっているのかわからん。
それなら画像データでいいでしょう。
PDF 表示したいなら PDF ファイルを直接表示してくれるのが、
Webブラウザーの
UI
的にも一番使いやすい。
- [11]
ページの題名
(HTML の
title
)
に、
その項目の名前
(題名か、なければデータベース上の登録名とか ID とか)
が入っていてほしいのに、
入っていないことが多い。 - [8]
変なプラグイン (Flash や独自開発?の変なやつ)
をインストールさせられる。
-
[62]
Webブラウザーが Flash その他のプラグインを廃止してくれたお陰で全部滅びてくれた。たすかる。
- [76]
...助かりたかったのだけど、そのまま放置されて読み書き不能になってる事例も。
(そのまま提供終了されてる例もあるのかもしれない。)
- [77]
やはりこうしたものは標準的な技術で標準的な手法で開発したシステムを使って提供されるべきなのです。
- [7]
左右ページの方向問題。
複数の画像で構成されているとき、
左や右に矢印や三角が出ていて移動できることが多いが、
左右と写真内の文書の左右が一致しているときと、
一致していない時 (文書の方向に関わらず左右と戻る・進むが固定されているとき)
がある。
サイトによって違って辛い。
- [20]
ページ移動のたびにズーム状態がリセットされてしまう。
そういうサイトは往々にしてデフォルトが小さすぎたり大きすぎたりして、
だからズームしているのに、
ページを捲るたびに元に戻って使いづらいことこの上ない。
- [18]
肝心の画像表示領域が小さい。
ボタンやメタ情報の表示に領域を取られすぎていて、
中央の画像の領域が小さすぎて見えづらい事が多い。
大きな画面にすると、
開発者の想定外なのか、
画像の領域が一定以上大きくならないこともある。
- [19]
放置しているとボタン類が消える (マウスを動かしたりすると出てくる)。
画像表示領域を大きく取りたいからの措置なのかもしれないが、
いざ操作しようとするときに消えていて却って使いにくい。
- [63]
ボタンが表示されない。
- [59]
個別文書の表示頁のどこかに、
その文書の情報を書いておいてほしい。
- [60]
少なくても情報頁へのリンクはほしい。
- [13]
著者名、
出版日などの情報があれば、
どこかに表示しておいてほしい。
メタ情報表示ページと画像表示ページが別になっていて、
画像ページからメタ情報ページに動線がないみたいなひどい構造のサイトがある。
- [14]
前後や上位のセットのような他の項目との関係の情報があれば、
どこかに表示しておいてほしい。
これも検索結果に出ているのに個別ページに出ていないとかがある。
- [61]
個別ページに直接リンクされていると書誌情報がある頁にたどり着く方法がない、
というサイトが案外多い。困る。
- [44] 成立や異本に関する研究があれば参照を示してほしいが、大変かな。
- [45] 著者名から著者による検索にリンクしてほしい。
- [46] 日付は原文ママで示してほしい。
- [47] 元号から西暦に変換したり、干支を削ったりしないでほしい。
(原文表記と正規化した表記の両方があればなお良い。)
- [32] ダウンロード機能があってほしいが、ないところが多い。
- [33] Web のビューアーは参照用に提示するには便利だけど、
どうせ酷い UI のものしか提供されない。
資料として普段遣いするには、
画像か PDF で保存して、手元の好きな使いやすいビューアーで見れた方が良い。
- [34] アーカイブのWebサイトはどうせいつかサービス終了してしまうのだから、
利用した資料はコピーを手元に置いておかないと後で困る。
- [35] 個別ダウンロード機能はあっても、
一括ダウンロードができないところが多い。
- [36] 全データを GitHub にでも置いといてほしい。
- [37] アーカイブ Webサイトの検索機能はどうせ使いにくい。
手元に置いて grep でもしたほうがまだましな可能性が高い。
- [38] データセット全体を使った研究のために1つ1つ保存していくのは辛い。
- [39] 複数のアーカイブ Webサイトをまとめて検索したり、
他のデータベースに統合して表示したり、
と発展させていくためにはデータをまとめて取得できないと辛い。
- [40] どうせアーカイブの Webサーバーは貧弱なので、
1つ1つ順番に保存しようとするとサーバーの反応が悪くなったり落ちたりしかねない。
- [41] ダウンロード機能があってもページ数制限があったりする。つらい。
-
[81]
1冊の本が章ごとに細切れに登録されていて、一括してダウンロードできないことがよくある。つらい。
- [82] 論文誌のような本のまとまりが発行時期以外にないタイプならそれで困らないのだけど。
- [83] 特集号なのに特集の前後記事がばらばらになっているとか、
まえがきやあとがきが単体になってるとか、
おかしいだろ。
- [21]
Google検索で、
実際にデータを持っているサイトに混じって、
他のデータベースのデータをまとめているだけのサイトが出てくるのが邪魔。
(そういうサイトが本当に役に立つなら、最初から
Google検索でなくそのサイトで検索するんだけどな。
当たりがつくなら当該サイトで、
つかないなら Google検索で探した方が見つけやすいのが現実。)
- [22]
著作権が理由で一般公開されないもの。
翻刻者の権利が存続している可能性などの想定あっての措置なのであろうが。
古文書の近代の刊本を図書館の奥に眠らせることで、
一体誰の何の権益が保護されるというのか。
文化の発展に資することを謳う
著作権法
は自己矛盾しているのではないか。
- [23]
謎ライセンス。
所蔵者の疑似著作権なのかデジタル化した者の著作権なのか知らぬが、
よくわからない独自の利用制限をつけるものが多い。
利用条件を明示していないものも多い。
- [24]
個人所有のものはともかく、
公共機関所有のものや、公的資金でデジタル化されたものは、
共有財産として国民誰でも自由に利用できてしかるべきではないのか。
- [25]
逆に案外使いにくいのが、
自由に使っていいが悪用したら駄目、系の利用条件。
利用条件が曖昧過ぎるのが理由でオープンソースライセンスと整合しないため、
使えない。
CC や政府標準利用規約のような熟考されたライセンスを使ってほしい。
- [43] 最低でも利用条件を明示してほしい。