u

u 要素 (HTML)

[1] HTMLu 要素型の要素は、 内容下線 (underline) 付きで表示するべきものです。

[2] 仕様書:

[3]

開始タグ
必須
終了タグ
必須
内容模型
(%inline;)*
出現できる文脈
%inline な文脈
属性
属性名属性値既定値説明出典
class[HTML4] %coreattr
dir書字方向[HTML4] %i18n
id一意識別子[HTML4] %coreattr
lang自然言語[HTML4] %i18n
xml:lang自然言語[XHTML1]
onclick[HTML4] %events
ondblclick[HTML4] %events
onkeydown[HTML4] %events
onkeypress[HTML4] %events
onkeyup[HTML4] %events
onmousedown[HTML4] %events
onmousemove[HTML4] %events
onmouseout[HTML4] %events
onmouseover[HTML4] %events
onmouseup[HTML4] %events
styleスタイル情報[HTML4] %coreattr
title注釈的題[HTML4] %coreattr

意味

[24] 典型的に下線付きで表されるものを表します。 ただし、他により適切な要素があるときは、そちらを使うべきです。

下線を参照。

[25] ハイパーリンク下線付きで表されるのが慣例となっていますが、 a 要素が適切かつ十分であり、 u 要素を使うべきではありません。

代替

[8] この要素型は非推奨 (deprecated) です。 代わりに、スタイル・シートを利用できます。

[9] CSS なら text-decoration 特性を利用できます。 CSS3 では text-underline 特性で HTML よりもずっと詳細な指定ができます。

下線付きにしたい理由が強調なら、 HTML のマークも、em 要素型や strong 要素型を使うのが適当です。

[13] 下線付きにしたい理由が挿入部分を表すことなら、 ins 要素型を使うのが適当です。 (名無しさん [sage])

[14] 下線付きにしたい理由が accesskey の類の記述なら、 kbd 要素型を検討してください。 (名無しさん [sage])

[15] 下線付きにしたい理由が生物名など典型的には斜体にするものの代替表現であるのなら、 span 要素と適切な class 属性を使ってマークし、別途 CSS でレンダリング方法を指定するのが適切です。 (名無しさん [sage])

[16] メニューなどリンクが並んだ場所で、 探索可能なリンクとはしないまでも統一性のためにリンクと同じように下線を引きたい場合 (現在の頁の項目など) は、 a 要素 (href 属性なし) でマークした上で CSStext-decoration で指定するのが適切です。 (名無しさん [sage])

応用

[4] u 要素は、フォント・スタイル要素の一種です。 フォント・スタイル要素のレンダリングは UA 依存で、仕様書では規定されていませんが、参考 (informative) として、 下線付きでレンダリングするとされています。 他のフォント・スタイル要素も含めて入れ子の場合のレンダリングは UA 依存です。 HTML 4 15.2.1

[12] 他のフォント・スタイル要素型と同様、 内容に文字以外が含まれている場合の 典型レンダリングは不明です。 仕様上も一般的な理解の上でもどうなるかはわかりません。

関連

[5] 多くの視覚UA では、 a 要素 (始点アンカー) の中に u 要素があっても、表示上区別がつきません。 (逆の場合は、文字色が異なり区別が付くことが多いです。)

一般に、下線付き文字列はリンクを表すことが多いので、 ウェブ頁のリンク以外の箇所に下線を付けることは好ましくないと考えられています。

[11]

[<a title="W3C Copyright Notices and Licenses" accesskey="p" href="copyright-notice.html"><strong><u>p</u></strong>revious</a>]

出典: Document Object Model Load and Save http://www.w3.org/TR/2004/REC-DOM-Level-3-LS-20040407/load-save.html#navbar-top

歴史

[10] 1993年6月の Cello 0.1beta (初版) は u を実装しています。

[216] HTML要素概説
要素名
u
日付
説明
HTML DTD は、 uハイパーリンク下線と衝突するため広く対応されていないとして任意選択に格下げした。 HTML19940517

再誕

[17] IRC logs: freenode / #whatwg / 20110215 ( ( 版)) http://krijnhoetmer.nl/irc-logs/whatwg/20110215

[29] ISSUE-144: <u> should be conforming - HTML Weekly Tracker, , https://www.w3.org/html/wg/tracker/issues/144

[28] ChangeProposals/UShouldBeConforming - HTML WG Wiki, , https://www.w3.org/html/wg/wiki/ChangeProposals/UShouldBeConforming

[27] >>18 ここで HTML5 の新要素として再登場。 旧物理要素の換骨奪胎シリーズ。

[31] このときまでに ib は再利用追加されてるのですが (i に関しては時点で Ian Hickson はそうすることを求めてました)、 Ian Hicksonu についてはこの段階までずっと反対し続けてたのです。

[216] HTML要素概説
要素名
u
日付
説明
HTML Standardu が追加された。 新たな意味で再定義された。
出典

[19] IRC logs: freenode / #whatwg / 20110414 ( ( 版)) http://krijnhoetmer.nl/irc-logs/whatwg/20110414

[20] [whatwg] sic element ( 版) http://lists.whatwg.org/pipermail/whatwg-whatwg.org/2012-January/034478.html

[21] ncsa-mosaic/CHANGES at master · alandipert/ncsa-mosaic ( ( 版)) https://github.com/alandipert/ncsa-mosaic/blob/master/CHANGES#L65

[7] Explain better when to use <i> instead of <u> · whatwg/html@19a59f0 ( 版) https://github.com/whatwg/html/commit/19a59f050decea91310724061afe3f4621844909

[6] Fix description of u element in index (drastus著, ) https://github.com/whatwg/html/commit/d534c2527bfee4b1c6f35b53249142047340aa97

[22] Fix description of u element in index by drastus · Pull Request #4319 · whatwg/html () https://github.com/whatwg/html/pull/4319

[23] ウ科 - Wikipedia () https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E7%A7%91