Cello

Cello

[1] Legal Information Institute (米国の研究所) で作られた Win32 用の WWWブラウザ。 Release 1.01a 16 March 1994。無料。

[2] WWW をはじめ、 FTP とか Gopher とか Usenet とかに対応した当時としては一般的な機能を持った GUI ブラウザ。 見たところ mosaic ではない。

[3] HTML の解釈は HTML2.0 程度。 (ヘルプに簡単なリファレンスがある。)

mailto://foo@bar.example を解釈できる。 (Start page に思いっきり間違ったのがある。でもヘルプによれば mailto:foo@bar.example が正しいのは知ってるはず。)

ソース表示だと HTTP の応答から表示されるのが斬新。 ソース表示に並んで用意されている平文で表示を選ぶと、 ソース表示からタグを取り除いたものが表示される。

[3] 始点アンカーborder-style: dashed で表示される。 (Arena の場合は3次元的ボタン風だけど、それの破線版といったところ。)

[4] Tool bar には戻ると停止しかない。 戻るが←ではなく↑なのが斬新。

題は title bar ではなく表示域の真上に表示される。

[5] Cello: an Internet Browser <http://www.law.cornell.edu/cello/cellotop.html> (名無しさん)

[6] Cello web browser - Wikipedia, the free encyclopedia <http://en.wikipedia.org/wiki/Cello_web_browser> (名無しさん)

[7] 1993年6月の Cello 0.1beta は、 ISO Latin-9 から採ったとかいう文字実体参照に対応しています (ヘルプより)。

Latin 9 というのは ISO/IEC 8859-15:1999 を指すと思うのですが、 当時は違うものがあったのでしょうか?

文字実体の実際は ASCII の例の4文字分 + RFC 1866Latin-1 由来のものと変わらないようです。 (もっとも、 ISO Latin 9 と ISO Latin 1 と RFC 1866 Latin-1 集合の重なる部分は同じです。)

但し、次の3種類は独自拡張です。

&sect;Legal section symbol
&para;Paragraph mark
&copyr;Copyright symbol

さすが法学者製ブラウザだ。