[17] 非推奨とは、好ましくないことを表します。 それが具体的にどのような意味を持つかは、文脈によって異なります。
[18] 非推奨であることがどのような意味であるかは、しばしば曖昧にされています。 非推奨というからには、仕様書の編集者はその対象を好ましくないと考えているのですが、 その考えが常に正しく伝わるとは限りません。
[19] HTML4 は表現と構造の分離の大原則に反する機能の多くを非推奨とし、 Strict DTD からは排除しました。しかし Transitional DTD には含めていました。非推奨であるが使えないわけではない、 との位置付けは、使ってほしくないとの意志を希薄にしてしまいました。 厳しすぎる Strict DTD よりも緩い Transitional DTD を選んだ方が良いと捉える人や、 非推奨の機能を Strict DTD で使うのは好ましくないが Transitional DTD を正しく選びさえすれば使っても問題ないと捉える人もいました。
[20] HTML5 (現在の HTML Standard) は適合性との関係性が不透明な非推奨の概念は好ましくないとして、 そのような中間段階を設けていません。
[16] SHOULD、discouraged も参照。
[1] 新しい構造体によって古くなってしまった要素や属性を、 非推奨の (deprecated) 要素・属性といいます。 非推奨の要素は将来の版の HTML で廃止されるかもしれません。 IW:HTML4:conform.html#deprecated 参照。
非推奨の要素・属性は、依然としてその版の HTML の一部ではありますが、使用するべきではありません。 場合によっては使用することもできません。 例えば HTML 4 で Strict DTD を使うときには非推奨の要素・属性は使えません。
しかも、 HTML 4 仕様書 IW:HTML4:conform.html#deprecated によれば、利用者エージェントは後方互換性のために非推奨な要素に対応し続けるべきです。 これは逆に言うと、非推奨な要素には (対応したほうがいいけど) 別に対応しなくても良いということです。
[2]
フレーム系の要素型 frameset
,
frame
, iframe
は、厳密DTDに含まれないのでしばしば非推奨と言われますが、
Deprecated elements ... are clearly marked as deprecated
と HTML 4 は述べているので、非推奨と明記されていないこれらの要素型は非推奨ではないということになります。
(名無しさん)
[3]
applet
は非推奨ですが、
すべての属性と共に
と明記されています。
(特に除外もされていないので、共通属性も含めて)
applet
要素で定義された属性はすべて非推奨です。
このような要素型は HTML 4 では
applet
だけです。
(名無しさん)
によれば、厳密DTDは非推奨でなく、フレーム集合文書に現れない要素型と属性をすべて含み、 移行用DTDは厳密DTDに加えて非推奨の要素型と属性を含むとしています。
この説明は >>2 と矛盾しています。
(名無しさん)
[5]
blockquote
を字下げに使うのは非推奨です。ただしこの説明は参考です。
(名無しさん)
[6]
13.7 Visual presentation of images, objects, and applets
の直下に、 img
と
object
の
concern visual alignment and presentation
な属性はすべて非推奨、とあります。
この節に属する
13.7.2 White space around images and objects
内で定義された hspace
など、ほとんどの属性は非推奨と明記されています。
しかし、 13.7.1 Width and height
で定義されている width
と height
だけは、非推奨と明記されていません。
>>2 に従えば、明記されていない以上この2つは非推奨ではありません。
しかし、13.7節の冒頭で強調 (em
)
された説明と矛盾します。
(名無しさん)
[7]
table
要素の width
属性は、非推奨ではないが、スタイル・シートを使うのを勧める、とされています。ただし、参考です。
15.2 Fonts の節の直下の強調
(em
) された文には、
以下 (following
) の要素型はすべてが非推奨ではないが、
使わないことを勧める、とあります。以下
の範囲が明確ではありませんが、
普通に考えれば15.2節全体でしょう。15.2節で定義されている非推奨でない要素型は、tt
,
b
, i
,
big
, small
です。
(名無しさん)
[8] >>2 索引でもこれら3つの要素型には非推奨の印がついていません。
[9] 非推奨 / 廃止要素や属性の使用を防ぐ CSS | ヨモツネット ( 版) http://www.yomotsu.net/lab/css/misc_debug
deprecated
a feature marked as deprecated is in the process of being removed from this recommendation. Portable documents should not use features marked as deprecated.
[12] CSS 2.1 における非推奨は、推奨されていないことを表します。
[10] W3C XML Schema Definition Language (XSD) 1.1 Part 1: Structures ( ( 版)) http://www.w3.org/TR/2012/REC-xmlschema11-1-20120405/#key-deprecated
Deprecation for web features isn't really an interesting concept. Sometimes we deprecate features that are hamful to the platform, such as appcache or showModalDialog, as a prelude to removing them a few years down the line. But we don't deprecate things just because they're redundant; if we did that half of all web APIs would be deprecated. Instead we codify them into the standard to make it clear what is usable by developers and should be implemented by browsers.
[22] XSL Transformations (XSLT) Version 3.0 () https://www.w3.org/TR/2017/REC-xslt-30-20170608/#dt-deprecated
[23] Accessible Rich Internet Applications (WAI-ARIA) 1.1 () https://w3c.github.io/aria/aria/aria.html#deprecated
[24] UAX #44: Unicode Character Database (, ) https://www.unicode.org/reports/tr44/#Deprecation