本項は歴史的事項を説明しています。本項の内容の一部または全部は、現在の状況とは異なるかもしれません。
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[1] 厳密DTDは、 強い構文上の制約を持つ HTML の DTD でした。
[2] SGML 時代の HTML や XHTML1 の多くには厳密DTD とそうでないもの (HTML4 の用語で移行用DTD) が存在していました。 仕様書を尊重する人々の間では厳密DTDを採用する方が好ましいと考えられていましたが、 現実は移行用DTDに近い (あるいはより酷い) もので、多くの人の努力にも関わらず、 その傾向は変わることはありませんでした。
[3] HTML5 はそうした区別には実効性がないとし、廃止しました (DTD 自体も意味がないとして廃止しました)。 そのため現在の HTML には「厳密さ」のレベルは設定されていません。
[4] 日本の Web開発者コミュニティーでは、 厳密DTDを好んで用い、 Web標準技術を原理主義的に信奉する人達がおり、 ストリクターなどと呼ばれていました。