歴史修正主義

偽史

[2] 偽史関係関連記事

[1] オカルト歴史が「日本遺産」に!? 全国に広がる「偽史」町おこし | ハーバー・ビジネス・オンライン, 昼間たかし, https://hbol.jp/231966

[15] 工事中に現れた大きな岩 「おもしろいから」しめ縄で祀った地元民, withnews編集部, https://withnews.jp/article/f0150908003qq000000000000000G0010401qq000012481A

ツイッターの話題をさらったこの案内板。立てたのは「茅野駅前まちづくり協議会」です。協議会に聞いたところ「実は、御利益がありそうな物語がないか考えたんですけど…なかなかいい話が生まれなかったんです」と教えてくれました。

あまりにも見事な大石だったので、後付けで「伝説」を考える。大岩の形に匹敵するユニークな発想でしたが、さすがにそれは無理だったようです。

[16] 捏造して平然としてる地域もあるのに、 全部あけすけに話しちゃう地域もある。すばらしい。 (一歩誤れば偽史に手を染めてしまう発想があったわけで、あやういが。)

平成22年2月、

悠々の時を経た巨大岩石が、突然、地上に出現したことは単なる偶然とは思えない。

我々を守る神の磐座であると信じ、シンボルとして、駅前縄文公園隣接に永久保存することにした。

[17] こういうのでいいんだよ平成時代にだってこうして新しい信仰は生まれるんだ。 古代の誰々が云々なんて嘘くさい物語はなくてもやっていける。

[19] 有馬桓次郎さんはTwitterを使っています 「どんなに些細な事でも、それが偽史であると語り続けなければ正史に組み込まれてしまう一例。東郷シチュー説はアドマンによる捏造だと証明されているにも拘らず、ハウス食品のサイトでは明治34年の史実として紹介されている。 https://t.co/d1iVScZKTa https://t.co/iNyB1liPOX」 / Twitter (午前3:23 · 2021年7月21日 , ) https://twitter.com/aruma_kanjiro/status/1417550821533708288

[13] WEKO - 立教大学学術リポジトリ (NetCommons, ) https://rikkyo.repo.nii.ac.jp/index.php?action=repository_view_main_item_snippet&index_id=2299&pn=1&count=50&order=17&lang=japanese&page_id=13&block_id=49

[14] Web 3.0 支持者の語る Web 2.0

[12] 偽書が研究者に無視される構造的な要因とその弊害

[4] 戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌」 pp.327-331

元弘前大学助教授で法政大学教授の () (ぐち) (まさ) () (日本中世史) が「アキなし東日流外三郡誌』をどうあつかうべきか」と題する一文を『季 刊邪馬台国』五十二号に寄せていた。

しかし私たち研究者は、人の一生という、限られた 時間の中で研究生活を送っている。研究に取り組まなければいけないこと、明らかに しなければいけないことは非常に多い。

そのさい、研究して史料としての利用価値があると判断されるものならば、もちろ ん、時間を割いて研究し、おおいに学問の進展に寄与させる必要がある。しかしわざ わざそれを否定するために研究することは、およそ時間の無駄でしかない。この手の ものは黙殺するのが学会の常識であるし、自分たちの研究で一度もそれを史料として 利用しないことが、学者としての立場の表明になっているのである。

小口と同じよなニュアンスを、 (さい) (とう) (とし) () (弘前大学教授) からも 聞いていた。齊藤教授はにこやかに笑って答えた。

「触れるに値しないからです」

しかし、こうして学界から黙殺されたはずの外三郡誌は、アカデミズムと接触する機 会がほとんどなく、専門知識を身につけていない無防備な一般市民の間に静かに広がっ ていった。そして、東北各地でさまざまなトラブルを引き起こした。

原田実は言う。

「黙殺する側にも言い分があることはわかります。でも、あえて言いたいのです。学者 仲間だけで通じる〝常識〟に基づいて沈黙されたらたまらないと。大学の教員はほかの 一般の職業より、経済的にも時間的にも優遇を受けています。それは社会に対して、研 究成果を還元する義務を負わされているからではないでしょうか。トン デモ説の主唱者と支援者たちが学界の説得を受け入れることはないにしても、それほど 汚染の進んでいない人たちにその誤りを警告する役に立つはずです」

[5] 椿井文書⸺日本最大級の偽文書, pp.5-6

歴史学の長い積み重ねのなかで椿井文書の存在に気づいて いる研究者が少なからずいたことも事実である。それでも、その情報が共有されなかったのは、 歴史学の偽文書に対する姿勢が影響しているかと思われる。

古代史研究者の () (ぐち) (まさ) 史󠄃 () が「東日流外三郡誌」に対 する研究者側のスタンスを示した次の一文は、のちに事件の (てん) (まつ) をまとめた新聞記者の (さい) (とう) (みつ) (まさ) も引用していることからよく知られる。

私たち研究者は、立場の表明になっているのである。

おそらく、これまで椿井文書の存在に気づいた研究者の多くも、それを研究することは「お よそ時間の無駄でしかない」ため、同様に黙殺という対処をしてきたに違いない。しかし、黙 殺したという情報が時代ごとの棲み分けなどが要因となって研究者全体に共有されなければ、 椿井文書と知らずに使う研究者も出てきてしまうのである。

[3] 関連記事: 鬼室集斯墓碑

[6] 「道教と古代日本文化」ブームの聖徳太子論の誤り: 間違いを放置して良いか - 聖徳太子研究の最前線 () https://blog.goo.ne.jp/kosei-gooblog/e/dfe241b86d7d1ad80290f7d2d6edcd71

私の大山誠一説批判については、「問題が多いことは、研究者の世界では知られているのだから、わざわざ論じなくても良いのではないか」といった声があることは承知しています。しかし、明らかに誤っている説がマスコミでしばしば最近の学界の定説のようにとりあげられ、一般の人に影響を与えている以上、放置していれば、福永先生の冠位十二階説の場合と同様、あるいはそれ以上の弊害が生ずるのではないかと案じられました。そこで、聖徳太子については、『日本書紀』では「聖」として描かれており、史実としては信頼できない記述も多いことは事実であるものの、まだまだ研究を重ねる必要があり、大山氏の架空説のような形で断定的なことを言える段階ではないことを、このブログを通じて指摘していくことにした次第です。

[7] 大山誠一「聖徳太子架空説」の誤り - 聖徳太子研究の最前線 () https://blog.goo.ne.jp/kosei-gooblog/e/cd4a360efec5749db439a9126a9b7212

それにもかかわらず、先に触れた大山氏の『天孫降臨の夢』では、序にあたる「はじめに」において、「学問的な根拠をあげた反論は皆無であり、すでに<聖徳太子は実在しない>という理解は学界内外に定着したと言ってよいと思う」と述べ、「あとがき」でも、「何しろ、学問的反論は皆無なのである」と断言しています。大山氏は以前から同様の発言をしていますが、これは「聖徳太子非実在説」にならって「学問的反論非実在説」と呼びたいほど驚きの説です。また、反論しない第一線の研究者たちの中には、「大山説については取りあげるまでもない」と突き放している人も少なくありません。

[8] 古田武彦氏が『東日流外三郡誌』に騙された理由 『偽書が描いた日本の超古代史』 | BOOKウォッチ, BOOKウォッチ編集部, 2020/6/30, https://books.j-cast.com/2020/06/30012096.html

日本でも『古事記』については、かつて偽書の指摘を受けていたこともある。また、『日本書紀』も含めて、その内容がすべて史実と見る研究家は少ないだろう。日本の戦前の教育では、都合のよい歴史が教えられていた。「真書」とされているものでも、内容については恣意的な記述や改竄が行われていることもあり、油断ならない。

[9] 本論と関係ないこの余計な段落。この「どっちもどっち」論が偽書を肯定するトンデモ説支持者の理論武装に悪用されてきたことは、もっと注意しても良いのでは?

[10] 九州王朝の年号は11世紀の経典に基づき、聖徳太子が善光寺如来とやりとりした手紙は本物? - 聖徳太子研究の最前線 () https://blog.goo.ne.jp/kosei-gooblog/e/3d463d60c2daa60bff6018a6f0ac7b9b

こうした例ばかりであって誤りを指摘するときりがないため、学界が全く相手にしていないのは当然であり、放っておく方が楽であるものの、SATがらみのトンデモ説が広がるのを防がねばならないため、敢えてとりあげた次第です。

[11] Satoshi Ikeuchi 池内恵さんはTwitterを使っています: 「「その史料からなぜその解釈になるのか?論理的繋がりがない」という点が、日本の戦後文化史の捩れた心情にかなり詳しくないと理解できないし、理解しても学問的に得るものが少ないので放置されている。情けない。」 / Twitter, , https://twitter.com/chutoislam/status/1533266429524332544

[18] バズワード偽史の結びつきにも注意が必要。

[20] JSFさんはTwitterを使っています: 「あまりに内容が出鱈目過ぎると本物の専門家はいちいち相手をしないので(時間が惜しい)、批評というかツッコミは市井の暇な人がやるしか…」 / Twitter, , https://twitter.com/rockfish31/status/1580867105788170241

[21] 歴史でなくても事情はおなじか

[24] Mill=O=WispさんはTwitterを使っています: 「偽史自体は不適切なんだけど、偽史があったことすら抹消されると後々出所不明の幽霊みたいな形で噂が残ってしまうので、偽史があったという歴史自体は残さないとだめなんだよな」 / Twitter, , https://twitter.com/millowisp/status/1640133641685839872

[29] その点、 日本国語大辞典>>28 はいい仕事。 始めから嘘っぱちのデマだろうが後から間違っていると分かった学説だろうが、 意図はどうあれ一度広まったものは収集して次代に伝えていくしかない。

[28] https://soka.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=40867&item_no=1&attribute_id=15&file_no=1

a. 最初に語源説明がある場合=現代の日本語研究レベルで妥当とされる仮説 である。例:ねこ(猫):鳴き声に,親愛の気持を表わす「こ」の付いた ものという

・後の「語源説」の欄はほぼ間違いである(当時の人の語源意識を知るため に掲載している)

[30] こういうのが正しい「諸説あります

[32] 韓 - Uyopedia, , http://uyopedia.a.freewiki.in/index.php/%E9%9F%93

本項で述べたところの朝鮮半島の「韓」の語源についての所説は、若干の補足追加を除けば、学界の通説とほとんど同じである。しかるに書店にならぶ通俗書やネット上では、すでに捨てられたかなり古い学説や、トンデモ説の類が、あたかも常識であるかのように堂々と述べられている。まったく嘆かわしいが、知識のない者に免疫をもってもらうため、それらの珍説を以下に紹介しておくものである。

[25] Amazon.co.jp: 土偶を読むを読む : 望月 昭秀, 小久保拓也, 山田 康弘, 佐々木 由香, 山科 哲, 白鳥兄弟, 松井 実, 金子 昭彦, 吉田 泰幸, 菅 豊, 望月 昭秀: Japanese Books, https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/486766006X/wakaba1-22/

[26] 偽史、トンデモ「史学」も >>25 みたいなのちゃんとした学者がやってほしいが難しいのかなあ (土偶も広い意味での歴史学だからこれが先例になって広がってくれれば。。。)

[36] 関連: 土偶を読む

[33] 与力さんはTwitterを使っています: 「日ユ同祖論とか随分古い話題だと思ったけど、どんなに荒唐無稽な話でも間違いを指摘する人間がいなかったため、いつの間にか道徳の教材に採用された江戸しぐさという前例があるので、馬鹿らしい学説やレビューでも各々が気づいたときに出来る範囲で反論しておくのが正しい。 #ダークサイドミステリー」 / Twitter, , https://twitter.com/zeppekiman/status/1679522368312717314

[27] 田部連@『「不屈の両殿」島津義久・義弘』4刷!さんはTwitterを使っています: 「郷土史家には地域の有力者である人が多い。自説が受け入れられないと、議員を動かしてねじ込んで来る人もいる。経験済み。それをうまくあしらうのも公務員の能力なのだろうが。」 / Twitter, , https://twitter.com/tabenomuraji/status/1663484371591114753

[31] 明治期の皇室制度にも影響、テキストが史跡を生成:遠藤慶太「歴史叙述の中の『継体』」 - 聖徳太子研究の最前線, https://blog.goo.ne.jp/kosei-gooblog/e/e6c2fdf67da5c64b3a2a5bce4f20ce44

問題は、こうした議論によって継体天皇に対する関心が高まった結果、継体を扱った世阿弥の創作能によって生まれた継体関連の伝承が着目されるようになったことです。明治11年(1878)10月に北陸を行幸した明治天皇は、福井を訪れた際、継体天皇の事績調査を命じたそうですし、越前では継体天皇が暮らしたという伝承によって地名変更の願いが出され、記念碑も建てられるに至ります。

つまり、史実がテキストに残されるのではなく、テキストが史跡を生みだしたのです。これは古今東西で見られる現象ですが、捏造石器や捏造文書に基づく史跡づくりは、現代でも複数の地方自治体でおこなわれているのですから、注意が必要ですね。

[34] 青森県 「キリストの墓」残る村 渡来伝説、地域活性化にも貢献 | 毎日新聞, https://mainichi.jp/articles/20230804/k00/00m/040/086000c

この伝説は、昭和初期に茨城県で見つかった「竹内古文書」に基づいており、現在、十字架の建てられているふたつの土まんじゅうは35年に発見された。向かって右手がキリストの墓、左手がイスキリの墓になる。

[35] 偽史町おこしはともかくとして、偽書を何の注釈もなく、まるで貴重な古文書が発見されたかのように伝える毎日新聞は悪質。

[40] 生成AIを使った関東大震災「新証言」展示中止 | NHK | 東京都, 日本放送協会, , https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230825/k10014173341000.html

まず、絵に描かれた20人の被災者を写真のような肖像画にしました。

そして、被災者の体験談などの文献からあわせておよそ60万字をデータベースにしたうえで、肖像画の人物が語ったような「新証言」を作り、あすから支部などで展示を行う予定でした。

ところが、支部によりますと、AIが作り出した文章を「証言」と表現することにSNSなどで懸念の声が上がったということで、急きょ、展示の中止を決めたということです。

ネット上では、「歴史のねつ造だ」といった声も上がっていました。

[41] 「プログラマーも最初は女性の仕事だったのに、続々男性が進出して女性を追い出した」というポストに7500以上のいいねがついてしまう - Togetter () https://togetter.com/li/2211783

[42] >>41 のような偽史陰謀論を唱えてる人はプログラマーが好待遇、高給取りだと誤解している?

アイヌ利権問題

[46] こうしてみると偽史を放置するのは国防上も危険だし、 アイヌ人 = 縄文人 = 日本列島先住民説のようなかつてイデオロギーに弄ばされた過去の学説も、 防衛の観点ではいまだ過去の遺物とは言い切れない。

[47] いわゆる「歴史問題」は特定アジア諸国の領域における戦時中や領有中の出来事に注目が集まりがちだけど、 SNSが発達した情報戦の時代にはもっと広い範囲に目を向ける必要があろう。

[48] 和田家文書 (偽書) 問題では、過去の大津波の記述があったために研究リソースが浪費される羽目に。 地震研究、災害対策の限られた資源を浪費する、というのは誇張抜きに人命に関わる重大事案。 和田家文書の日時 偽書偽史も内容次第では呑気に歴史ロマンなどといって甘く見ているわけにはいかなくなる。

[49] なお和田家文書の信奉者はそのような偽書に翻弄された研究者を、 偽書にお墨付きを与えた先進的な研究者として未だに宣伝に使っているようで。

[50] 000321583.pdf, , https://www2.nra.go.jp/data/000321583.pdf#page=20

青森県西方沖 『東日流(つがる)外三郡誌』によれば,朝地震とともに三丈余(9m)の津波が津軽半島の十三湊を襲い26000人が溺死したとある。最 近発見された古文書であるが,疑問視する人もいる。

[51] >>50 令和2年に政府に提出された津波評価資料にまでこんなことが書かれている。

[52] そりゃあ嘘か本当かわからなくても、防災の立場だと無視するわけにはいかないからなあ。

[53] まあこの程度なら安全側に倒して過剰に対策するくらいで済むかもしれないが、 何か悪影響でもあったら誰がどうやって責任を取るのか。 災害の国で災害のデマを流すのがどれだけ重大なことか理解しているのか。

[55] >>54 自然科学的な結果と文献史学的な考察を独立に行い、 両者が一致したのなら確かにそれは重大な示唆を持つ。ところがこの論文では、 和田家文書の記述に自然科学的手法で得られた結果の評価が引きづられているように読める。 結果と文献の記載との齟齬を指摘していながら、十分検討することなく誇張と片付けてしまっている。 著者らは地質学者で、歴史学的検討は行っていない。 (検討した結果誇張だと評価するならいいのだが、そうではない。)

[58] >>54 は「可能性が大いに考えられる」 #page=15 レベルのものを和田家文書の記載と一致するから興国津波によるものと断定しているわけで、 本来なら「可能性が大いに考えられる」レベルにとどめておいて、 他の可能性も検討しなければならなかったところ。 あるいは他の自然科学的根拠を集めて「可能性」を高めていくべきところ。

[56] JAEE23_color.indd - kaishi23.pdf, , https://www.jaee.gr.jp/jp/wp-content/uploads/2012/02/kaishi23.pdf#page=11

これは偽書ではないかとの疑いをもたれた事もある が、この津波の存在を柱状試料の分析など地質学的調 査から確認したのが箕浦・中谷(1990)2) である。鉛同 位体法により、西暦1340年±20年、及び1748年±20年 に津波の影響があったとした。前者が興国津波、後 者が寛保元年(1741年)の津波に対応する。これ以降、 津波堆積物調査が過去の津波を知る上での有力な手段 となった。

[57] >>56 の 2) が >>54。このような形で引用することで、 あろうことか和田家文書偽書説まで否定してしまっている。 仮に興国元年の津波が事実だとしても、 それは和田家文書の一部に史実が含まれることまでしか言えないはずなのに。 津波が事実だとしても、その規模や被害の記述に虚偽や「誇張」が含まれるかどうかはわかっていないのに。

[60] これって和田家文書の信奉者が「真書だと科学的に証明された」って使いそうよね。 ソースロンダリングってやつ。歴史学者ははいはいワロスワロスで済ませるかもしれないけど、 何も知らない一般人は信じちゃう。 すると歴史学者は科学的に証明された真実の歴史を無視してる、っていういつもの陰謀論コース行きじゃん。

[59] 本職の歴史学者が偽書を放置している裏で、こんなことが起こっている。

[61] 古史古伝に基づくまちおこしの功罪|親魏倭王(学芸員:考古学), https://note.com/yamato_ouken/n/n767b833dcc83

こうした『古史古伝』の信奉者は意外と多く、これらをソースにしたトンデモ歴史本も多く出回っている。この状態を歴史学界は長らく見て見ぬふりを続けてきて、そのせいで(学術的に)正しい歴史より、『古史古伝』に基づくトンデモ説が広く流布する状態になっているとも言える(歴史に限らず、学者の多くが実績にならない一般向け教養書の執筆を忌避するのも、そうしたトンデモ説を抑えられない原因の一つのような気がする)。

[62] Xユーザーの殭屍の史林堂さん: 「室町時代が一応の舞台な「忍たま乱太郎」では、絶対にありえないサッカーボールは出しても、誤解されそうな寛永通宝(江戸時代)は出さないというルールがあるらしい。 ここは歴史創作の難しいところ。 なまじ雰囲気が近いからといって、時代錯誤なものを出してしまう怖さがある。」 / X, , https://twitter.com/Jiangshi2020/status/1728349965121130509

[63] Xユーザーのkasasu2004さん: 「「例えば日本史学では、専門家の仕事を下支えするように多くの在野の地方史研究者・歴史愛好者がいて、研究全体の質が保たれている。日本語研究にも本当はそうした体制があることが望ましい」 歴史界隈、外部からはこんな風に見えてるんだな…… 偽史と陰謀論と俗説の無法地帯だと思ってた。」 / X, , https://twitter.com/kasasu2004/status/1707402477698756796