[3] XML宣言の version
のように、要素の属性
(開始タグに記述されるもの。)
以外で属性指定のような構文で記述されるものを、
擬似属性と呼んでいます。
[2] 擬似属性型 XML 処理指令:
対象名 | 説明 | 擬似属性以外の内容 | 参照 | 属性の順序 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
access-control | DOM access 制御 | なし | 使用不可 | あり | XML より構文的制限が厳しい | |
AdobeSVGViewer | Adobe SVG Viewer 制御 | なし | 不明 | 不明 | ||
bml | BML 宣言 | 不明 | 不明 | 不明 | ||
bxml | B-XML | なし | ||||
cocoon-process | なし | 不明 | 不明 | |||
diffmk | diffmk | |||||
doc | あり | 不明 | 不明 | |||
http | meta http-equiv のようなもの | なし | 不明 | 1つだけ? | mod_xml_meta | |
IS10744 | ISO/IEC 10744 体系など | あり | あり (詳細不明) | なし | ||
job | Windows Script job | なし | 不明 | 不明 | ||
mde-toc | 目次 | なし | 不明 | 不明 | ||
microsummary | マイクロ要約 | なし | 不明 | 不明 | ||
MSSQLError | MS SQL 鯖誤り報告 | なし | 不明 | 不明 | ||
mso-application | Microsoft Office の情報 | なし | 不明 | 不明 | ||
mso-infoPathSolution | InfoPath の情報 | なし | 不明 | 不明 | ||
oasis-xml-catalog | 型録参照 | なし | 不明 | 1擬似属性のみ | 正確な規定なし | |
oxygen | なし | 不明 | 不明 | |||
rfc | RFC 2629 文書処理情報 | なし | 使用不可 | 1処理指令あたり1擬似属性 | 正式な規定なし | |
rfc-translation | RFC 2629 文書処理情報 | なし | 使用不可 | 1処理指令あたり1擬似属性 | 正式な規定なし | |
wsx | ||||||
XA_DOC_PREFS | 不明 | 不明 | ||||
adobe-xap-filters | ||||||
xbl | XBL 2.0束縛 | なし | あり | なし | W3C CR | XBL 2.0 |
xfa | なし | 不明 | 不明 | Adobe 仕様 | XFA | |
xml | XML宣言・文宣言 | なし | 使用不可 | あり | XML 的には処理指令ではない | |
xml-logicsheet | XML 論理シート参照 | なし | 不明 | 不明 | 正式な規定が不明 | |
xml-model | スキーマ関連付け | なし | 文字参照・定義済実体参照 | なし | ||
xml-stylesheet | スタイル・シート参照 | なし | 文字参照・定義済実体参照 | なし | ||
xml2-stylesheet | スタイル・シート参照? | なし? | 文字参照・定義済実体参照? | なし? | ||
xpacket | ||||||
xslt-param | ||||||
xslt-param-namespace | ||||||
xul-overlay | XUL 重合せ | なし | 不明 | 1擬似属性のみ? | ||
xv | XHTML+Voice | なし | 不明 | 1擬似属性のみ |
[4] 擬似属性の解釈の方法は xml-stylesheet
処理指令の仕様書で規定されています。
仕様上これは文字列から擬似属性を構文解析する規則と呼ばれています。
その構文解析結果は、「擬似属性の集合」または「誤り」です。
PseudoAtts
生成規則に一致しなければ、構文解析結果は誤りです。PseudoAtts
に一致した文字列の中で PseudoAtt
生成規則に一致する部分が擬似属性を表します。擬似属性には名前と値があります。PseudoAtt
に一致した文字列の中で Name
生成規則 (XML 1.0) に一致した文字列は擬似属性の名前を表します。PseudoAtt
に一致した文字列の中で PseudoAttValue
に一致した文字列は擬似属性の値を表します。PseudoAtts
生成規則に一致する文字列によって表される擬似属性の集合が構文解析結果です。[1a] PseudoAtts ::= PseudoAtt? (S PseudoAtt)* S? [2] PseudoAtt ::= Name S? "=" S? PseudoAttValue [3] PseudoAttValue ::= ('"' ([^"<&] | CharRef | PredefEntityRef)* '"' | "'" ([^'<&] | CharRef | PredefEntityRef)* "'") [4] PredefEntityRef ::= "&" | "<" | ">" | """ | "'"
[1] そろそろ擬似属性型処理指令の共通規格を作ってもらえませんかね? ものによって構文ばらばらで面倒臭い。 (文字参照が使えるかどうかとか。)