PseudoAtt

PseudoAtt

[3] XML宣言version のように、要素属性 (開始タグに記述されるもの。) 以外で属性指定のような構文で記述されるものを、 擬似属性 (疑似属性) (pseudo attribute) と呼んでいます。

代替

[17] XML の衰退により、 XML処理指令で使われる疑似属性もほとんど使われなくなりました。

文脈

[2] 擬似属性型 XML 処理指令:

対象名説明擬似属性以外の内容参照属性の順序備考
access-controlDOM access 制御なし使用不可ありXML より構文的制限が厳しい
AdobeSVGViewerAdobe SVG Viewer 制御なし不明不明
bmlBML 宣言不明不明不明
bxmlB-XMLなし
cocoon-processなし不明不明
diffmkdiffmk
docあり不明不明
httpmeta http-equiv のようなものなし不明1つだけ?mod_xml_meta
IS10744ISO/IEC 10744 体系などありあり (詳細不明)なし
jobWindows Script jobなし不明不明
mde-toc目次なし不明不明
microsummaryマイクロ要約なし不明不明
MSSQLErrorMS SQL 鯖誤り報告なし不明不明
mso-applicationMicrosoft Office の情報なし不明不明
mso-infoPathSolutionInfoPath の情報なし不明不明
oasis-xml-catalog型録参照なし不明1擬似属性のみ正確な規定なし
oxygen なし不明不明
rfcRFC 2629 文書処理情報なし使用不可1処理指令あたり1擬似属性正式な規定なし
rfc-translationRFC 2629 文書処理情報なし使用不可1処理指令あたり1擬似属性正式な規定なし
wsx
XA_DOC_PREFS不明不明
adobe-xap-filters
xblXBL 2.0束縛なしありなしW3C CRXBL 2.0
xfaなし不明不明Adobe 仕様XFA
xmlXML宣言文宣言なし使用不可ありXML 的には処理指令ではない
xml-logicsheetXML 論理シート参照なし不明不明正式な規定が不明
xml-modelスキーマ関連付けなし文字参照定義済実体参照なし
xml-stylesheetスタイル・シート参照なし文字参照定義済実体参照なし
xml2-stylesheetスタイル・シート参照?なし?文字参照定義済実体参照?なし?
xpacket
xslt-param
xslt-param-namespace
xul-overlayXUL 重合せなし不明1擬似属性のみ?
xvXHTML+Voiceなし不明1擬似属性のみ

構文解析

[4] 擬似属性の解釈の方法は xml-stylesheet 処理指令の仕様書で規定されています。 仕様上これは文字列から擬似属性を構文解析する規則 (rules for parsing pseudo-attributes from a string) と呼ばれています。 その構文解析結果 (parsing result) は、「擬似属性集合」または「誤り (error) 」です。

仕様書

定義

[16]

 [1a]   PseudoAtts	   ::=   	PseudoAtt? (S PseudoAtt)* S?
 [2]   	PseudoAtt	   ::=   	Name S? "=" S? PseudoAttValue
 [3]   	PseudoAttValue	   ::=   	('"' ([^"<&] | CharRef | PredefEntityRef)* '"' | "'" ([^'<&] | CharRef | PredefEntityRef)* "'")
 [4]   	PredefEntityRef	   ::=   	"&amp;" | "&lt;" | "&gt;" | "&quot;" | "&apos;"

メモ

[1] そろそろ擬似属性型処理指令の共通規格を作ってもらえませんかね? ものによって構文ばらばらで面倒臭い。 (文字参照が使えるかどうかとか。)