デルタ秒

デルタ秒 (HTTP)

[1] HTTP ではデルタ秒 (delta-seconds) として現在時刻からの数によって時刻を指定することができます。 デルタ秒整数です。

仕様書

構文

[2] 1文字以上の DIGIT の列によって十進数 >>3>>3, >>5 を表します。

  1. +
    1. ASCII数字

[6] 先導0も認められています。

[4] RFC 7231 ではこれを delay-seconds と呼んでいます >>3

[7] RFC 7234 ではこれを delta-seconds と呼んでいます >>5

処理

[8] delta-seconds を構文解析して二進数に変換する受信者は、 少なくても31ビットの非負整数を扱える算術型を使うべき (ought to) です。 >>5

[9] キャッシュが扱える値よりも大きな delta-seconds受信した時や、以後の計算が桁溢れしてしまう時は、 2147483648 (= 231) または正整数の最大値とみなさなければなりません >>5

[19] サーバークライアントでは普通閏秒のないUTCが使われるので、 デルタ秒の計算にも閏秒は考慮されないこととなります。

文脈

[11] デルタ秒は次の場面で使われています。

[16] 時計も参照。

[21] RTSP でも使われます。

関連

[10] Set-Cookie: ヘッダーMax-Age の値も意味的には同じですが、構文的には微妙に違っています。

[13] Timeout: ヘッダーの値も数ですが、 構文が異なります。

[12] Meter: timeout 指令数を表しています。

[14] expires_in 引数の値も同じものを定義しています。

[20] TTL: ヘッダー値もほとんど同じものを定義しています。

[15] HOBAmax-age 引数の値も同じとみられるものを定義しています。

[17] 秒以外の単位のものはWebの日時形式

[18] Web 以外で使われるものは相対時刻

メモ