[9] 地方時という語はいくつかの異なる意味で用いられています。
[8] ある地方の時刻のことを、 地方時、 現地時間、常用時 >>4、地方標準時、LST などといいます。
[5] 厳密には地方平時 (= 平均太陽時) と地方真時 (= 真太陽時) などがあります。近現代の文献における多くの場合、地方時とは平均太陽時を指しています。
[11] 近代的標準時制度確立以前は、 ある地点の時刻とはほぼその地点の太陽時のことでした。 しかし近代的標準時制度では、国レベルの広い地域で1つの共通の時刻が用いられるため、 両者が異なる場合が多くなっています。
[21] 夏時刻が実施される場合や中華人民共和国の標準時のように広大な地域で1つの標準時が用いられる場合のように、 両者に1時間以上の大きな差があることも、少なくありません。
[7] 計算機システムでは、時間帯のない日時を地方時、
浮動時などと呼ぶことがあります。
[15] これは当該計算機の動作している地域で使われる時刻 (>>17 の「地方時」) を表していることが多いですが、 文脈により決まるその他の地域の時刻を表していたり、 どこの時刻であるか不明であることを表していたりする場合もあります。
[16] 世界時で記述された時刻に対して、そうでないものを一括して地方時と呼ぶことがあります。
[17] 特に計算機システムでは、
システム時間のうち UTC
ではないものを「地方時」と呼ぶのが一般的です。
この地方時は、 UTC と特定の時差で表される時刻である場合もあれば、
UTC との時差が明確に設定されていない時刻である場合もあります。
[1] 地方時は、 日の標準時や UTC に基づかない日の時刻など局所的に適用される時刻です >>2。
[24] [tz] What data should TZDB offer? (, ) https://mm.icann.org/pipermail/tz/2021-June/030246.html
[25] [tz] What data should TZDB offer? (, ) https://mm.icann.org/pipermail/tz/2021-June/030253.html