[22] Web におけるクライアントは、鯖に対してサービスの提供を要求するソフトウェア部品です。
[3] クライアントは、 一つ以上のHTTP要求を送信するために鯖に接続を確立するプログラムです >>2。
[4] 「利用者エージェント」も同じような定義になっていますが、 利用者エージェントだけでなく串や関門も、 上流に対してはクライアントとみなされるようです。
[43] HTTP/2 のクライアントは、 HTTP/2接続を開始するエンドポイントです >>42。 クライアントは、HTTP要求を送信し、HTTP応答を受信します >>42。 クライアントは、 TCP接続の initiator です >>44。
[45] HTTP の仕様では、 クライアントの挙動が (各プロトコル要素をどう送受信するべきかなど) 断片的に規定されています。
[46] Fetch Standard では、利用者エージェントがどのように要求を生成し、 応答を処理するべきかが規定されています。
[47] その他の HTTP を使ったアプリケーション (WebDAV や OAuth など) では、それぞれの技術を実装するクライアントの挙動が規定されています。
[48] 実用的な汎用HTTPクライアントライブラリーは、次の機能を備える必要がありそうです。
[23] WebDAV クライアントは、 HTTP 本体に加えて WebDAV を実装するクライアントです。
[12] WebDAV クライアントは、 HTTP/1.1 に適合しなければなりません >>11。
[8] WebDAV クライアントは、 XML 1.0 と XML名前空間 1.0 を実装しなければなりません >>7。
[9] WebDAV クライアントは、応答が整形式でなければ、 要求メソッドが実行されたかどうかを仮定してはならず、 鯖の動作がおかしいと考えるべきです >>7。
[60] WebDAV クライアントは、 WebDAV の XML文書 (死特性以外) の未知の要素や属性、既知ながら想定されていない場所で使われている要素や属性について、 無視して処理しなければなりません >>59。 生特性の値でも原則として無視するべきです >>59。
[15] OAuth 1.0 におけるクライアントは、 OAuth の認証された要求を使うことができる HTTPクライアントです >>13。
[16] Webアプリケーションが他の Webアプリケーションの Web API を OAuth により使う場合だと、最初の Webアプリケーションがクライアントに当たります。 両 Webアプリケーションを使う利用者は資源所有者に当たり、 OAuth におけるクライアントで無いので注意が必要です。
[19] クライアントは、資源所有者にかわって、その認可に基づき被保護資源要求を行う応用です >>18。
[25] OAuth 2.0 の利用に先立ちクライアントは認可鯖に登録することになっています >>21。
[26] クライアントは、次のエンドポイントを持つことができます。
[28] クライアントは、クライアント型により分類されます。
[30] クライアントの開発者は、フィッシング防止のため、 利用者エージェントを埋め込むか外部のものを利用するかの判断や認可鯖が正しいサーバーか検証する手段の提供など配慮するべきです >>29。
[32] OpenID Connect を実装する OAuth 2.0 クライアントを Relying Party (RP) といいます >>31。 すなわち、 OpenID Provider による末端利用者の認証と claim が必要な応用をいいます >>33。
[41] WebSocket handshake を開始してWebSocketサーバーと通信するものを、 WebSocketクライアントといいます。
[35] 特定の通信事業者の携帯電話上のブラウザーなど、 管理された環境下で動作するクライアントは、ネットワーク上の他者に WebSocket接続の管理を委託しても構いません。その場合、 携帯電話上のソフトウェアと委託先を含めた全体をクライアントといいます >>34。
[36] 元々 WebSocket は Webブラウザーとサーバーとの通信のためのプロトコルですが、 Webブラウザー以外のクライアントが使うこともできます。
[39] HTML Standard は Webブラウザー向けの WebSocketクライアントとして
WebSocket
インターフェイスを規定しています。
[40] Webブラウザー以外のクライアントはこの規定に従う必要はありませんが、 実用上、同様のものを (各プログラミング言語やフレームワークなどに合わせた形にして) 実装するのが好ましいと思われます。